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サイエンスとアートはどうしてここまで違う物とされてきたのか?

こんにちは…‼︎
デアです!

今日はもう…
私が日頃考えているサイエンスとアートの
関係性について現時点での私の考えを
まとめてみたいと思います!
なので…あらかじめ言っておきます。

ムズイっすよ…

まあまあ…何が難しいと言いますと、
私の文章が具体的な物じゃないからですね(笑)
(つまり、まだまだわかっていないことが多いので、誰もがわかるくらい具体的に話せないってことです!)

〜サイエンスとアートって違う物?〜

ちょっと下の図を見てください↓↓

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サイエンスとアートに加えて、
エンジニアリング(工学)とデザインについても図示されていますよね。
これらの物がうまく関係することで、
人間の世界は成り立っているんですよ😮
今まで、全く違う物だと思っていた方には
目から鱗の情報だったのではないでしょうか?
(逆に混同していた方もこの図で整理していただきたいです…)

上の図は、
サイエンスとアートとエンジニアリングと
デザインが関係性を持っていることを
まずはわかっていただきたくて、
お見せしました。

今からお話しするのは
"サイエンスとアートがどうしてここまで違う物になってしまったのか?"
についてです。

サイエンスとアートはやはり別の物です。
それでも共通しているような所があるんです!
私はそこに、この問題を解くための"鍵"があると思ったので、
サイエンスとアートの"違い"、"共通点"について述べた上で、
その結論をお話したいと思います( ̄▽ ̄)ゞ

1.サイエンスとアートはどう違うのか?

まずは、それぞれの明確な違いについて考えてみましょう!

・サイエンスの世界

サイエンスには論理的な分析なしには
成立しない世界で成り立っています。
なぜなら、
サイエンスは世界について
"誰が見てもわかるように説明しないといけない"からです。

具体例を出しましょう。

リンゴが木から落ちて、
ニュートンはそこから"万有引力の法則"を
見つけた話は有名ですよね。
それでは…
リンゴが落ちた瞬間、
ニュートンは何を思ったのでしょうか?

おそらく、
「これは何らかの法則が働いているのではないか?これって他の物にも共通するかも!」
ってことで、研究を始めたと思うんです。
(ニュートンではないので、詳細はわからないですけどね(^_^;))

その気づいたことを"数式"という
誰が見てもわかるような形で説明しないといけないわけです。
言葉ではダメなんです。
なぜなら、人によって定義があやふやだから。
だから、誰が見てもわかるような数式を用いることで、この法則を説明する必要性があったんですよ。
そこに、論理という名の堅苦しい言葉があるわけです(^_^;)

この論理がしっかりしていないと、
全ての人には理解してもらえませんし、
後々につながるエンジニアリングの世界でも
困ったことが起こります。

だって、論理がしっかりとしていない法則では
飛行機は飛ばないじゃないですか(笑)
エンジニアリングの世界では、
人の生活を快適な物にするという、
サイエンスとは違う目的があります。

だから、サイエンスの世界の人が解明した
正確な論理でできた数式などを理解して、
その目的を果たす必要があるんです。

そこで、論理が狂っていたら…
飛行機も飛ばないし、機械が作れない(泣)
エンジニアリングの世界の人にとっての
目的がしっかり果たせないんです。

これらの理由から、
サイエンスの世界は論理的な分析なしには成立しないんですね〜

・アートの世界

次にアートの世界を見てみましょう。

「アートの世界には論理的なことが全くない
ということがサイエンスとの大きな違いだ!」
というのは、
間違っていないようで、間違っています😔
岡本太郎も、ゴッホも、ピカソも…
レオナルド・ダ・ヴィンチまで…
論理的な手法を用いて絵を書いています。
(詳しくは一番下の参考文献をみてくださいね)

だから、アートの世界を
しっかりと理解する必要性があるんです。

アートの世界には確かに、サイエンスほどの
ガチガチな論理を使う必要性はありません。
それは、
他の人に必ずしも理解してもらう必要性がないからです。

アーティストが作品を作る時は、
「なんかこの気持ちを解明したい…」
「この気持ちを共感してもらえたらいいな〜」
「人間世界でやっていいことなの?それ?」
といった直観から始まることはサイエンスと
似ているのですが、
誰が見てもそれがわかるような形に落とし込む
必要性はありません…

なぜなら、
目的がサイエンスとは違うからです。

サイエンスは世界を誰が見てもわかるような
形に落とし込むことが目的でしたが、
アートの世界は、
生きている世界を"作品"という形に落とし込むことが目的です。

だから、
制作者の"気持ち"に比重が傾いているように見えるんですよ。

世界に対する自分なりの見方を誰が見ても
わかるように頑張るのではなく、
作品という形に自分なりの見方を統合して、
伝えようとする。
または自分が納得しようとする。

もうおわかりですね。

結論: サイエンスとアートの違い

要するに、
分析しまくるか、統合しまくるかの違いです。

サイエンスでは、
対象(川や水など)について分析し続けて、
誰にでも伝わる形で残す。
アートでは、
対象(川や水など)について分析し続けるのではなく、他の物(自分の見て感じた物や経験)などを統合して、とにかく形として残す。

それが違いだと思います。

2.サイエンスとアートの共通点

それでは、いよいよ共通点について考えてみましょう!
(疲れた方はお茶でもどうぞ🍵)

もう、1個目の方で言ってしまったことを
繰り返し述べることになってしまいますが、

ズバリ…

自分の世界観から得た直観を使ったり、
世界について考えようとする姿勢は
変わらないんです。

普通に過ごしていて、
アーティストもサイエンティストも
物の見方を疑ったり、何か色々なことを気付くなど…
この世界で生きていて、何か思いつくんです。
皆さんが、Twitterで思いついたことをつぶやくように…

その世界に対して気付いた直観を
統合しまくるか、分析しまくるかの
違いだと思います。
誰もがわかるように説明するか?
自分の納得のいく形まで統合するか?

それは大きな違いなのかもしれませんが、
同じ直観を使うことには変わりありません。

生きていて、気づいたことをどう形にするのか
の違いだと思います。

大結論: サイエンスとアートはどうしてここまで違ってしまったのか?

これはもう歴史のせいですね(笑)
時代が変わるにつれて、学問は発展しますし人々が求めている物も常に変わり続けます。

アートとサイエンスは世界に対しての見方を
変える力を持っていたり、直観を使うことは
共通していますが、
"使う手段が違う"ので、時代が経つうちにどんどん分化していったのだと思います。

具体的に言うと、"手法"に対する
誰にとってもわかりやすいか、わかりにくいかの違いが、分化を進めていったのだと考えます。

その背景には、
産業革命が大きく関わっていると思うんですね。
産業革命の時代から人々がすぐに使える物や、
快適さを求めたせいで、
一番最初の図のエンジニアリングは発達してきました。
エンジニアリングを発達させるためには
サイエンスが必要なわけですから、
サイエンスも同時に発達していきますよね?

役に立つ物は私達にとって、すごくわかりやすいです。
人間の生活を快適な物にしてくれるので。

そうしていくうちに、
"役に立たない物は淘汰する"
という価値観が出来上がったのではないでしょうか?

確かに、サイエンスもすぐに役に立つ物では
ないのですが…
役に立つエンジニアリングを発達させようとすると、サイエンスは当然、必要となるので、
次第に発達していったのだと思います。
(そうでない物もありますが…)

そうしていくうちに…
アートの必要性を多くの人々は忘れていって、
残った人達が孤独に進化を進めていったのだと
考えます。

産業革命より以前は、
レオナルド・ダ・ヴィンチが
サイエンスもアートもやっていたように、
全く違う物だと考えられていなかったと思うん
です。
先ほども言いましたが、
世界を考えようとする姿勢と、
自分で感じた直観を使うことは
サイエンスもアートも同じだからです。

明らかにサイエンスとアートを遠ざけたのは
時代のせいです。

だから、サイエンスとアートが
それぞれ違う進化を遂げてしまった今、
もう一度、仲直りするべきだと思うんですね。

同じ世界について考えているんだからさ😭

他のメディアアーティストの方々が
それをやっているように、
私もその一員として頑張りたいんです。

難しいことはわかっています。
それぞれ違う進化を遂げた物なので…
衝突は免れないでしょう。
それでも、自分がこれに気づいた以上、
やらざるおえないです🔥

まあ…とにかく、

この世界自体があやふやなので、
それを追求するためのサイエンスとアートが
やってきたことをわざわざサイエンスとアートに分けて、皆さんに説明すること自体が無駄なことなのかもしれませんが…
それでも皆さんに
サイエンスとアートが全く違う物だ!
という認識を払拭したくて話しました。

ちなみに、アートにはちゃんと役割があるんですよ。
主題とズレるので、多くは話しませんが…

「人間が普通にやっていることが、
世界にとって悪いことになっているかもしれない....?」
という疑問を"普通の人の無意識"に
永遠に問いかけているんです。
そこから、説明のしなかったデザインに加えて、サイエンス、エンジニアリングの考え方に影響を与えたのだと思いますし、
社会すらも変えています。

アートは見えないところで活躍しているんですよ‼︎

お疲れ様でした…
最後まで記事を読んでいただき、
ありがとうございます。

この問題はまだまだ考えがいのあることなので、私も色々な経験を積んでまたお話ししますね😌

それでは、これからもサイエンスアートに
関する記事を投稿していきますので、
これからもよろしくお願いします🙇🏻‍♂️

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広大で深い"サイエンスアートの世界"を
一緒に、考えてみませんか?

《参考文献》

・「アートは感性と論理の両輪で成り立っている」
https://medium.com/@sunaomunakata/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%E6%84%9F%E6%80%A7%E3%81%A8%E8%AB%96%E7%90%86%E3%81%AE%E4%B8%A1%E8%BC%AA%E3%81%A7%E6%88%90%E3%82%8A%E7%AB%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-37797a9bd2a7

URLが長すぎるっ(゚Д゚)
文章で書いたアートが感性だけでなく、
論理も必要としていることがわかります。

・「クリエイティブ・シンキングとは何か?」
https://www.diamond.co.jp/_itempdf/0201_biz/76078-0.pdf

私が文章で話した"統合"と"分析"について
わからない人はこの記事を見れば、わかります!
"統合"はお薬で言う漢方。
"分析"はお薬で言うロキソニンや、アレグラです。

・ヨビノリ「中学数学からはじめる相対性理論」
https://m.youtube.com/watch?v=voFHToRM4xI&t=6216s

私も全部は見ていないのですが、
直観で始まったことが論理によって証明されて
いくサイエンスの世界を体感できます(笑)
理系の人でなくても、わかりやすく解説してくれています。

・美術手帖 「バイオ・アート」
www.amazon.co.jp/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E6%89%8B%E5%B8%962018%E5%B9%B41%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E7%BE%8E%E8%A1%93%E6%89%8B%E5%B8%96%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/B0775Z8DBM

初投稿の時から、またまたお世話になりました😌
サイエンスアート作品の魅力が一冊の雑誌に
ギュッと詰め込まれています。
比喩的な表現が多くてわかりにくいと思いますが、理解できなくても、頭の片隅に置いておくことが大事だと思います。

・森美術館「未来と芸術 Future and the Arts」
https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%A8%E8%8A%B8%E8%A1%93-Future-Arts-%E6%A3%AE%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8/dp/4568105234/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&keywords=%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%A8%E8%8A%B8%E8%A1%93&qid=1586760266&sr=8-1

最後に紹介するのがこちら!
コロナウイルスのせいで、3回しか行けなかった😩
もう…ヤバイです。
企画展が終わってもこの本に全部、
サイエンスアート作品が載っているので、
読んでみてください。
皆さんの予想を遥かに超えた作品が待っていますよ〜
ちなみに、お金がないという方…
良かったら、私のYouTubeチャンネルで
紹介していますので、覗いてみてください(笑)

未来と芸術展【フルコンボ】
https://m.youtube.com/playlist?list=PLorMV3fX6VsbN10eEOyeVjOq2BsW0LBrv

まだまだ紹介したい参考文献はありますが、
ここでやめておきます(汗)

参考文献まで読んでいただき、
本当にありがとうございました🙇🏻‍♂️💦💦

画像3

またお会いしましょう〜
デアッ!

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