〜機械が感動を起こす瞬間〜
2010年6月13日、
小惑星探査機「はやぶさ」帰還。
だった一つのこのニュースが、
デアの人生を大きく変える"転機"となった。
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こんばんは…‼︎
デアです(o|o)q
今日はエッセイみたいな文章になるので、
どうか最後までお付き合いください😭
突然ですが、質問です！
あなたは、身の回りで動く機械と聞いて
何を思い浮かべますか？
チッ…
チッ…
チッ…
チーン！(トースト焼けた)
おそらく、大半の方が、
「ウィーン」という無機質な音を立てたり、
いつも決まった動きをする無味乾燥とした
人間らしくない物を思い浮かべるのではないでしょうか？
自分もそうでした。あの日までは…
あなたは、
小惑星探査機「はやぶさ」が帰還した日のことを覚えていますでしょうか？
あの時は、
色々なメディアで取り上げられたと思います。
その中でも特に共感を呼んだのが、
この機械がいかにも"人間らしく振る舞っていた"という点ではないでしょうか？
目的地に到着したと思ったら倒れ、
それでも立ち上がり、
帰還しようとしたら、燃料が漏れ出したり、
迷子になったり、電池切れを起こし、
それでも頑張る姿は、
まるでひたむきに頑張る子供のように映っていたと思います。
そして、最後まであきらめず…
燃え尽きるギリギリまで、
地球の写真を撮って、ちゃんと戻ってきた。
サンプルをしっかりと届け、
全ての任務を終えた後、
はやぶさは夜空の星と共に消えていったんです。
自分は思いました。
人間の作った、ただの機械が、こんなドラマチックな感動を与えることがあるのかと…
ちょっと機械に対して失礼な言葉ですが…
それ以来、人間ではない機械がドラマチックな感動を与えるという出来事が衝撃的すぎて、
後々、自分の夢を作る基盤となっていきました。
しかし…
現実はそんなロマン溢れる物ではなかった。
機械はどんなことがあろうと、
人間によって細部まで計画的に作られた物。
これらは全て計算された上で作られた物であり、本来の機械とは"予想外の動き"や"感動を与えるため"に作られるものではありません。
そう。あなたが想像した通り、
安全で便利で、人間の役に立つ物こそが、
"真の機械の姿です"
自分は大学で機械工学を学んで、
ようやく現実を知りました。
そして、この事実は、
「はやぶさ」の後継機の「はやぶさ2」に関しても同じことでした。
はやぶさとは違い、はやぶさ2はミッションを次々と達成していく。
なんだか、成功続きなのが逆に寂しくなってしまいました。
でも、これが本来の機械という物です
機械は安全に機能して、人の役に立てばそれで良い物なんです。
感動は付属品です。
だから、
知れば知るほど、
無機質に変わっていく機械が嫌いになってしまったこの頃です…
しかし、今日！
この現実的な機械に対する見方が、
ある映画をきっかけに、
少しだけ昔のロマンチックな見方に変わりました。
〜イヴの時間〜
そう。
「イヴの時間」というアニメ映画です。
簡単に言えば、アンドロイドと人間の関係を
テラスハウスのような感じで描いたアニメです。
舞台は、人の代わりにアンドロイドがお世話をするようになった近未来。
人間ではないアンドロイドは頭の上のリングで
ロボットかどうかの区別がつきます。
しかし、
『イヴの時間』という名前の"喫茶店"だけでは、リングがなくなって、人とアンドロイドの区別が完全になくなります。
人間の主人公を中心に、
どこまで機械が人間の心に寄り添うことができるのか？というテーマで、喫茶店のあちこちで話題が展開されるストーリーです。
一見、機械と人間の馴れ合いの話と思いきや、
矛盾しているようですが、
全体的な話の流れとしては、「イヴの時間」の喫茶店を含め、人間の心を持とうとするアンドロイドは批判され、無機質な機械としての役割に戻す方向に向かっています。
しかし…
『イヴの時間』で繰り広げられるアンドロイドと人間の対話風景を見て、
この喫茶店での会話のシーンはなんだか、
心がジーンと来るんです。
そこで、自分は再び、
機械やロボットが、
「はやぶさ」のようなドラマチックな感動を起こす日が普通に来ても良いのではないかと思った次第です。
以前の記事で紹介した、
石黒の先生の作ったロボット「オルタ」のアンドロイドオペラはそれを具現化した良い例です。
それに、自分だってそういう作品を作りました！
機械だって、
人に感動を起こせるんだよ！
そのことを再び思い出し、
デア氏はまたサイエンスアートに向き合います
o(o|o)/
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました🙇🏻♂️
またこの事は、次回の記事のネタとして取っておきますね！
締めくくりに今日、自分の家に届いた
愛らしく尻尾を振るロボット「Qoobo」を
紹介しましょう…‼︎
はい！こちらです！
めっちゃブンブン尻尾を振ってます(笑)
もう、これだけで愛らしく感じてしまうので、
機械が当たり前のように人を感動させる未来はそう遠くないと思いますよ！
それでは、またお会いしましょう！
デアッ( o|o)／～
【出典画像】
小惑星探査機「はやぶさ」の写真
https://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/2548.html
「はやぶさ」の撮った地球の写真
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/0618_3.shtml
映画「イヴの時間」
https://mylifeismine.net/archives/9650
サムネイルの画像
https://bibi-star.jp/posts/3260
セラピーロボット「Qoobo」のリンク
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