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CfX(Call for X)制度を採択した理由
まいど〜
JAWS DAYS 2024 実行委員(?)の吉江です。
アドバイザーとして、オンサイト開催で実行委員長として動いたJAWS DAYS 2019の知見を今回の実行委員メンバーに伝承しながら、いろんな企画などを担当しています。
過去のJAWS DAYSでも長らく、Call for Proposal(回によってはCall for Paper、Call for Speaker)として、登壇者に喋っていただくということを呼びかけていましたが、私なりに考えて、CfXというアイデアを実行委員メンバーに持ちかけ、今回、CfX採択という形式に踏み切らせていただきましたので、このCfXについて今回は触れたいとおもいます。
CfXとは
JAWS DAYS 2024の公式から引用しますが、今回我々のイベントにおけるCfXは次のようにしました。
CfXとは、従来のCall for Proposalsにおけるセッション登壇の募集だけでなく、希望者自ら、ワークショップを実施してみたい、パネルディスカッションを行ってみたい、コンテストを行ってみたい、そういった方々のアイデアを実現するため、Call for Xとしました。
セッション登壇
例年同様にAWSに関するテクニカルなセッションはもちろん、デベロッパー向けに限らない内容でも構いません。
パネルディスカッション
ファシリテーターとパネラーがステージにて、応募タイトルの内容でディスカッションいただきます。
ワークショップ
短時間ながらもワークショップの狙いの説明、ワークショップ実施のためのAWSアカウント提供(事前テンプレート配布、サンドボックスアカウント準備など)、あるいはグループディスカッションのためのテキストなどご準備いただき、ワークショップを提供いただくこととなります。
コンテスト
AWSを用いて、何かのテーマで競ってもらうコンテンツを提供ください。
その他
上記以外のAWSに関連するコンテンツにてご応募ください。
応募にあたっては、コンテンツ例もあったほうがいいと思って、私が適当に考えましたw(これ通りのエントリーはありませんでしたが。)
パネルティスカッション
CCoEお悩みパネルディスカッション
人間vs生成AIの一人漫談パネルディスカッション
ユーザーグループコミュニティ対談
ワークショップ
インシデントレスポンス ワークショップ
マイグレーションワークショップ
re:Invent2024参加のための上司への申請・承認のためのグループディスカッション
コンテスト
AWSアイコン早押しクイズ
GarticPhoneを用いたAWSサービス伝言ゲーム
PartyRock天下一武闘会
CfX制度を採択した理由
CfXというものを実際にすでに行っている勉強会は実はあまりなく?あくまで私が見渡し、参加した勉強会の中では、国内ではAVTokyoくらいでした。ややアングラなセキュリティカンファレンスですが、集めるのは登壇者だけでなく、ハンズオンなど、企画も含め持ち寄ってもらうという形式は参加してみると結構おもしろくて。
また、ここ最近のJAWS-UGの勉強会の中でワークショップを自前で繰り広げているところもいる中で、昨年、8月に行ったSecurity-JAWS Days Day2はAWSを使ったCTFをやりたいという持ち込み企画でもあったので、こういう思いで、運営ではないけど、実はワークショップやってみたい、パネルディスカッションしてみたい、コンテストしてみたい、という声は間違いなく、自分の目の届かないところからでもアイデアを持ってくるだろう方々はいると思った次第です。
せっかくのオンサイトでのイベントですし、冬休み前に告知すれば、正月中にもりもりとアイデアを考える人達もいるだろう、そうなれば間違いなく盛り上がると考え、CfXを募集しました。
CfXのStats
すべてを開示することはできませんが、いくつかのデータを紹介したいとおもいます。
CfX総エントリー数
全体としても85件のエントリーがあり、倍率は5.3倍となりました。
登壇時間
思った以上に20分セッションのエントリーが多かったなと思いました。
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応募する内容
登壇が多いのはその通りと考えていましたが、3人に1人は登壇じゃないものにエントリーしてくれたことは、狙い通りでもあり、嬉しいという感想でした。
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登壇言語/Language
英語登壇エントリーはなく、どちらでも可能という1人の方がいて、すごいなと感じました。拍手👏
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関連するカテゴリ
図のData Analyticsより下が自由記入で記載されたものになります。
Serverless、Infrastructureが多いですね。その他のカテゴリにIaCでエントリーしてる方々もいるので、Infrastructureは人気だなと。次いでApplication、Security、CloudOps、AI/ML、CI/CDとこのあたりが比較的団子状態でした。用意したカテゴリ以外ではAWS認定関連が多いなというところでしたね。
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関連する主要なAWSサービス
グラフにしているわけではないので、ぱっとみですが、Bedrockや、Lambda、S3をはじめとしたServerless関連のAWSサービス名が多く見受けられましたね。
レベル
Lv200: 初級セッションです。参加者がトピックの入門知識を持っていることを前提に、ベストプラクティス、サービス機能の詳細、およびデモを提供することに焦点を当てています。
LV300: 中級セッションです。対象のトピックの詳細を提供するセッションです。参加者はそのトピックにある程度精通している方が対象です。ただし、同様のソリューションの実装経験がない場合もあります。
Lv400: 上級セッションです。参加者は、トピックに精通しており、既に独自ソリューションを実装している方が対象です。複数のサービス、アーキテクチャによる実装でテクノロジーがどのように機能するかを解説します。
といった設定をしている中で、400は2件、そして、200のエントリー内容が多くありましたね。
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アブストラクト、登壇に向けた熱い思い
これは、実行委員メンバーだけの特権ということにしておきましょうかね。
CfXの今回の採択について
今年のJAWS DAYSは以下の内容にならって選定がなされています。
JAWS DAYSのテーマ「LEAP BEYOND」に沿っているもの
JAWS DAYS ならではの気づき・学びを得られるもの
詳細については明かすことはできませんが、今回採択されなかった方も別のイベントではそのネタが採択される可能性だってあります。次の登壇場所に向けて、歩きだしてみることを私としてはオススメします。
なお、実行委員メンバーはCfXを出せなかったのもあるので、私が個人として次に狙う登壇先は■■■■■■です。
最後に
今回、CfXに採択された皆様は改めて、おめでとうございます。
3/2(土) 池袋サンシャインにて、参加者の皆様を大いに盛り上げていただきたいと思います。残り3週間ですね!
参加者の皆様は今回、5年ぶりにオンサイトリアル開催となるJAWS DAYS 2024にて、たくさんの学びを得られるかと思います。ぜひ、技術の反芻して後に、またこういった場にてアウトプットいただきたいなと思います。まだ、参加登録してないという方はぜひ!ワークショップもいくつか埋まっていますが、改めてご確認ください!
私からは以上です。
次のブログ予定は北原さんです。お楽しみにぃ