推しのセクシー女優 乃々瀬あいちゃんが専属契約を卒業する。
ウエストランドがM-1を優勝したその時、三四郎の小宮さんが号泣していた。
井口さんと小宮さん、旧知の2人の仲を知る人ならその涙の訳も理解できる。
アイドル、芸人、AV女優…人気商売はいつ誰が売れるかなんて予測できない。
そんな暗闇の中、ただひたすらに己の芸を磨き、それを発信し続け、止める事は許されない。
あの涙の中にはそんな過酷な世界を共にしてきた仲間にしか知りえない苦労や思い出があったのだろう。
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M-1と時を同じくAV業界においても「AVドラフト会議」なるイベントが開催されていた。
さもあり監督、太田みぎわ監督、あおいれな監督…現在のAV界をリードする新進気鋭の製作陣が、AVライターの東風さんの声の元に集まりその年に活躍した女優達をドラフト形式で発表する会だ。
監督たちは各々、如何にその女優達が素晴らしいかを順々に挙げていった。
「根性がある」
「カメラが止まっていても気がよく回り、現場の雰囲気が良い」
「台本の意図をくみ、表現するのが上手い」
ユーザー目線だけではなく実際に仕事仲間として接した相手だからこそ、そのストーリーひとつひとつに血が通っていた。
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M-1、R-1、キングオブコント…お笑いの世界に競争があるのと同様に
スカパーアダルト大賞、女優ランキング、お気に入り数… AV界にも競争がある。
数字や結果はいつも紙一重で運にも左右される気紛れモノ。それを掴み取れるのは最後の最後まで諦めなかったほんの一握り。厳しい世界だがそれゆえその勝敗に我々の心は大きく揺り動かされる。
ただエンターテイメントの世界においては、ドラマチックな勝敗よりも競い合う演者達のその日までに勝ち取った信頼と愛情にこそ大きな価値があるように思う。
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ウエストランドの芸はこの2,3年でさらに磨きがかかり、千鳥、佐久間P、東野幸治といった面々からも信頼を勝ち得るようになった。仮にM-1を獲れなくても彼らの活躍が日の目を見ることはそう時間はかからなかっただろう。その裏には、どんなに苦しくても腐らず努力し続けてきた姿とそれを見守り続けた仲間やファンがあったからだ。
AV女優とて同じ事だと思う。時には金粉を被ったり、千手観音になったり、おじさんに憑依されたり、フルマラソンを走ったり…どんなにニッチでへんてこなオファーにも、製作陣と力を合わせ一生懸命に作品を作りあげる。
そうした難しい仕事を乗り越えて、メイクさん、マネージャーさん、監督さん、男優さん、ライターさん…関わる人みんなから愛され信頼されるような女優さんとなり、自らも成長させながら眩い光を放って大活躍できるのだろう。
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乃々瀬あいはデビュー4作目にして専属契約が終わり、いよいよこれからキカタン、単体女優としての歩みを始める。本人もツイキャスで話していたが、専属が終わってからのいわゆる「キカタンブースト」で仕事はしばらくは続くだろう。だが、それもずっと続くものではない。
時には思ったような仕事がなかなかもらえず、苦しいと感じる期間もあるだろう。
華やかな売れっ子専属女優の活躍を目にして、心を痛めることもあるだろう。
だが、そんなときでも「自分には何ができるのだろうか」と腐る事なく仕事に真摯に向き合い、誰かの心を明るく照らしてくれるような女優さんになってくれたらと願っている。(もちろん、どうしてもだめだと思ったらその時はすっぱりと辞めちゃえばいい)
頑張り屋さんのあいちゃんなら、きっと沢山の人から愛され信頼されるような女優さんになれる!
JAVおじはそう信じている!
もぎたて卒業おめでとう!
駆け抜けろ!!! 乃々瀬あい!!
あいちゃんの新しい船出に
乾杯!!!
おわりー--っ!!!! JAVおじ
BGM: The SALOVERS 「SAD GIRL」