外の世界がこんなに楽しいなんて知らなかった、、、#013 再入院最終週
再入院で僕の心は大きく荒んでいました。
よくわからん食事療法、毎日同じようなことしかしない生活。
時間も全くかからないのに毛だけ抜ける放射線治療。地獄のような便秘を引き起こし、うんこが出なくなる抗がん剤。
唯一の楽しみといえば、アイスシトラスティーとこっそりと飲むコカ・コーラゼロ。
なんだこれはと。
再入院をするときには「こんなの余裕だわ」とか思っていた自分をボコボコにしてやりたいと思ってしまいましたが、ついに僕の入院生活も終わるわけです。
思い返せばウルトラ辛かった。
毎日同じような日常が続き、体調も悪いわけではないけど優れないみたいな。。。
しかし、入院生活も終わるというのにおばがとんでもないことをしました。
「入院中なら通り安い」などと意味不明なことを言って病院のソーシャルワーカーに鬼電。
勝手に僕の生活保護を申請しようとしようとしていたのです。
大迷惑も大迷惑。
ソーシャルワーカーさんと二人で苦笑いして、「あれは無視していいです。。。」などと会話するという入院生活で一番意味のない時間を過ごす羽目になりました。
そんないざこざもありながらもテモダール&放射線治療の終了も近づきますが、同室にいた同じ治療をやっている方は週末に退院とのこと。
僕も同じ日なのではなどとワクワクしていると、僕は週明けと。
なぜ?同じ日に入院して同じような治療をしているのになぜ?
と内心問い詰めたくて仕方なくなっていましたが、そこは我慢。
最後の病院での土日を楽しんでやるかとかも思いましたけど、何もやることはないし、キツイ。
食事も相変わらず、意味不明な食事療法なので信じられないくらい辛いんですよね。
こんなに食事って人間の楽しみだったんだなと感じるようになったのも6週間の修行の成果でございます。
何はともあれ、週明け。
入院生活で最後のMRIを撮ることに。
何故かルートは取られずにそのままMRI室へ。最後の発表を家族で聞き、退院という流れに。
結果としては、腫瘍はあまり縮小はしていないとのこと。
しかし、これは抗がん剤や放射線治療の治療の影響として小さくなる前に大きくなっているように見えているだけかもしれないと言われました。
そう言われても、患者としては無論大ショック。
なんのための6週間だったのかみたいな気持ちになってしまい、ネガティブな気持ちを抱いて退院することとなったのでした。
〜続く〜