インドネシアの映画賞を総なめにしたPenyarin Cahaya(邦題 フォトコピー)がネフリで公開されました。
やっとPenyalin Cahayaを見ることができました。年末、インドネシアのFestival Film Indonesia 2021で Film Cerita Panjang Terbaik(長編映画最優秀賞)をはじめとする多くの賞を受賞したこの映画。ちょうど生中継をYoutubeで見ていたのですが、「Penyalin Cahaya」しか映画がないのかというくらい受賞していました。どんだけすごい映画なんだろう?日本でいつ見られるのだ!と期待も高まっていた中、今週とうとうネフリで公開〜!
正直インドネシアの映画、もちろん面白いものもあります。ただ映画が終わりに近づくと結構な力技で終わらせちゃう残念な映画もかなり多いです。でもこの映画、久々に見て良かった!と思わせる作品でした。最後までどうなるのか目が離せないストーリー展開はもちろん、暗闇に光るコピー機の音や緑の光がなんとなく不安をかきたて、いい意味で見ていて落ち着かなかったです。
個人的に、アミン役で主演男優賞を獲得したチッコ・クルニアワンの、何考えてるか読めそうで読めない演技が好きでした。クラブミュージック風のDangdut(lagu dugem dangdut)で踊る姿がなんとも愛おしい。ダメな人なんだけどいい人。
ジェローム・クルニアも最近よく見る俳優さん。神経質な役が似合いそうといつも思います。そのほか、「レンタル彼女2(下)」のアディパティ・ドルケンがちょい役で出てたり。「あ!」と思わず声を出してしまいました。ほんと、ちょい役。そしてちょっと嫌なヤツ。そういえば、お父さんとか学校の関係者とか、出てくる大人の男が残念な人が多かったな。あと、みんなタバコ吸い過ぎ😅。
最近インドネシアのニュースを聞いていると、キャンパスでのセクハラや性暴力についてよく取り上げられています。映画の公開の後かな?リアウ大学のセクハラ問題がかなり大きく取り上げられたのは偶然かもしれませんが、映画の最後に性暴力の支援情報をのせるなど、最近大きな社会問題になっているのを想像させるおわり方でした。久々に良いインドネシア映画に出会いました。
近いうちにインドネシア語字幕でもう一度見る予定です。何かインドネシア映画のおすすめがあればみなさん、教えてください!
では、なんだかとっちらかってきたので、このへんで。