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最近MTG楽しすぎる
タイトル通り。最近MTG楽しすぎるなぁという日記。
ダスクモーンから復帰したのだがファウンデーションが出てますます熱量が増してる。
アリーナ専門で、これまでのプレイ歴は以下の通り
・リリース初期〜灯争大戦まで
・ストリクスヘイヴン〜ネオ神河手前
・指輪コラボ(スタンは機械兵団)で一瞬復帰
・ダスクモーン〜現在
一時期やってはしばらくやめてを繰り返しており、現在4度目の再燃といった感じ。一回一回はそんなに長いこと続いてない。
現在の個人的な盛り上がりの一因として、どういうプレイスタイルが自分に適しているのか、MTGとの距離感がようやくわかってきた。
そして同時に、なぜ今まで継続して出来なかったのかもじんわり理解してきたので、自分のこれまでの遊び方について客観的に書き出してみようと思う。
さて、今も昔もカードゲームをやる上での拠り所は変わらない。一番楽しいのはデッキ構築だ。
メジャーではないカードを使い、変なコンボを考え、独創的な動きを披露する。その一連の過程を楽しんでいる。
また新デッキを作るだけでなく、今まで自分の作ってきたデッキをブラッシュアップし、新たなシナジーを見つけて動きを洗練させる過程も面白い。
これまで、どこでそういった遊び方をしていたのかというと、スタンダードBO1のプレイおよびフレンド戦だ。
なぜなら自分の周りのアクティブユーザーはほぼスタンダードしかやっていなかったし、自分もカジュアルユーザーはスタンダードをするものだと思っていたから。
しかしこれは結論から言うと非常に困難な道で、実際過去何度もやめてるのはこのフォーマットの絞り込みのせい。間違いない。
MTGAにおいてはスタンダードが標準的フォーマットであるという面をしているが、別にスタンダードのデッキだからといって下環境より安いわけではない。
カードプールが狭くて強いカードが少ないからこそ、上澄みを掬ってデッキにする必要があり、レアも神話レアも普通に使いまくる。
しかし例えば、自分の相棒のデッキを1つ作り、それでランクマを勝ち抜くことに楽しさを見出すプレイヤーなら全く問題はないだろう。
遊んでいれば毎日パックを剥かせてくれるから、最新弾に関してはそこそこ集まり、長期的な目で見れば順当に資産が溜まっていく。
新段が来たらまた1つ2つデッキを作るか、相棒のデッキを強化し、次段まで遊ぶ。理想的な付き合い方だ。
だが、狂気的なデッキビルダーはデッキの1個や2個では全く満足できない。新段が来るたびに10も20もアイデアを形にしたくなるため、毎日ひたすら謎のデッキを組み、ランクマではおろかプレイでもボコボコにされゲラゲラ笑う異常な日々が始まる。
しかしそんなことをしているとすぐに来てしまう。絶望的なワイルドカードの枯渇が。
MTGAに限らず大体のDCGはクソデッキビルダーに厳しい。
一時期1万円をゆうに越え、未だに安くとも5000円以上は固い黙示録シェオルドレッドでも、MTGAであれば神話ワイルド1枚支払えば使える。
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しかし美品でも300円、どう考えても偏った人間しか使ってなさそうなヴェズーヴァの複製術を使うにも同じ神話レアワイルド1枚を支払わなければならない。
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こういった汎用性が低く、大会レシピに1回も乗ったことなさそうなカードにこそ価値を見出してしまう病気を罹患していると、湯水のように貴重なワイルドカードを失っていく。
本当にこれ4枚刷らないといけないんですか?
レアの枯渇は入り口、神話レアの枯渇で焦り始めるが時既に遅く、遠くないうちにアンコモンすら枯渇し、完全に停滞してしまう。
しかもそんなにデッキを作ってるのにまともなデッキはほぼなく、ランクマに殴り込んで無償報酬をもぎ取ることも難しい。
そうなると新しいデッキは生み出せず、モチベーションは下がり、プレイヤーとしての熱量を失い、長い冬眠に入ることになる。
だが、そんなモチベーションの低下を防ぐ方法がある。友人とのデュエルだ。
友達とやったらなんでもおもろい。定期的に対戦会を開いておけば、少なくともその日はアリーナを立ち上げることになるのでプレイ欲求を再燃させることができる。
しかしここにも問題がある。プレイヤー間の温度差だ。
端的に言うと、ここまで振り切ったデッキビルドプレイをする人間が流石にいないのだ。
大量のオリジナルコンボデッキを持ち込むプレイヤーと、ランクマ用のデッキ2個でやりくりしているプレイヤーだと、やりたいプレイに差がありすぎて良い対戦会になりにくい。
また、普通は1シーズンにそんな大量のデッキを作らない(作れない)ので、週1でやっても回ごとに持ち込むデッキが変わらない。すると新しい体験ができないので参加の必要性が薄くなっていき、そして徐々に人が居なくなり、DEAD END……。
こうやって短期的にメチャクチャやり込んでは長いこと死ぬ、コンニャクの花みたいなサイクルのMTGプレイヤーが生まれてしまった。
さて、2000字も無駄に使ってしまったが、本題はここからどう改善し、熱を取り戻したか?だ。
要素は3つあった。
①リミテッドが楽しい。
割とMTGやってるのに今更かよと思われる方もいると思われるが、紙を経由してこなかった適当アリーナプレイヤーのリミテの認識は「新段の先行購入特典で何枚かもらったメダルでドラフトやってレア拾いに行くとこ。」程度だ。
プレリの購入形式が変わってからは本当に縁がなくなった人もいるんじゃないか。
ドラフトは「紙のイベントでやるやつ」か「大会の種目になってるやつ」程度で自分には縁がないものだと認識してたし、なぜ5000Gも払って運ゲーしにいくのかわからん。パック剥いたほうがゴールドパックの蓄積あるし建設的では?とか思ってた。
しかしちゃんと向き合ってみると、メチャクチャおもろい!
競技的な奥深さや、やり込み甲斐については他の人が100ほど語ってるのでそちらを見てもらえばいいが、自分に刺さった要素は「即興デッキビルド欲求」を満たしてくれる点だ。
流てくるカードはランダムとはいえ、デッキのベクトルは自分で操作することができるので、最初の1巡が終わったあたりで最終形をなんとなく想定し、そこに着地できるようピックを制御する行為が楽しい。
時には2巡目の途中で降って湧いたボムを取れるかもしれず、その時色をそちらへ寄せるのか、最初のプランを維持するのか、一手ごとに多くの思考を重ねる感覚が心地よく、構築の醍醐味を感じる事ができる。
デッキ構築をプレイの中に差し込む感覚はドミニオンなどのデッキビルドボードゲームに近い。じゃあおもろいか。
ドラフトだけでなくシールドもやっており、もらった6パックで作れる最良のデッキを模索するのはパズルゲーム的な面白さがあり、うまくハマったデッキを発見できたときはかなり気持ちが良い。
リミテという選択肢が生まれたことで「凪のときはドラフトしてればいいか。」という思考になり、モチベーションの維持が比較的用意になった。
②フレンドリーブロールがかなり良い。
フレンドリーブロールとはMTGAの誰も知らんフォーマットの一つで、2人用統率者戦であるブロールのさらに縮小版だ。
以前書いた記事に詳しいが、簡潔に説明すると、統率者1+40枚のハイランダー(基本土地以外1枚ずつの構成)でデッキを組む構築戦だ。
詳しいルールなど↓
40枚であれば100枚カードが必要なブロールより組みやすいのは言うまでもないが、ハイランダーフォーマットの重要なところは「デッキの組み方が自動的にカジュアルデッキビルダーのそれに寄る」ところにある。
統率者以外1枚ずつということは統率者をメインにしたシナジーやコンボを集めたデッキを組むのが一番素直。
仮に「上陸」と書いてある統率者を据えることに決めれば、デッキを組む時間の大半は「土地」と書いてあるカードを探すことになるだろう。
またデッキ枚数が少ないので、シナジーを重視すると除去や打ち消しの枚数が2.3枚とかになりがちで、割とお互いがお互いのやりたいことを通しやすい。
ちなみに40枚デッキで除去3枚ということは60枚なら喉首狙い4枚で除去終わりです。という感じ。
もちろん飛び抜けて強力な統率者やぶっ壊れカード、早すぎたりコントロールしすぎるデッキもあるにはあるが、概ねどのデッキも同じような思想のもと作られているので、パワーを寄せるのがスタン会などよりは簡単で、楽しいデュエルになりやすい。
また数回戦っただけでは一度も引かないカードも出てくるため「アレが活躍する所を見るまでもうちょっと回してみるか」と複数回のデュエルを許容する動機になる。
カジュアルなゲームを遊ぶために、それ専用のフォーマットが定義されている。というのは本当に重要で、人への勧めやすさが全く違う。
実際フレンドリーブロール会は結構続いており、そこそこ継続して来てくれる人がいるのでしばらくはこれでやっていけそう。
現在自分の構築欲求のほぼ全てをこの会に充てることができており、非常に助かっております。
いつも来てくれる人たちありがとう。
野良で試合できない以上身内戦無くなったら終わるからね、このフォーマット。
③転じてブロールにも手を付け始めた。
ブロールの怖いところはいきなり100枚カードを用意しないとスタート地点に立てないところで、貴重なワイルドカードを消費した上で弱かったときのリカバリーがかなり難しい。
しかしフレンドリーブロール会で何度も回し、手応えのある統率者であれば「この軸を拡張すれば100枚に出来る」という指針が見えるためデッキが組みやすく、ハズレにくい。
ということで2つほど100枚に昇格したデッキを作り、普段はこれでデイリーをこなすことにしている。
ランクが上がらず、ランク報酬ももらえないが、別にテッペンとるためにMTGやってるわけではなく、俺の考えたさいきょうのシナジーを見せつけるためにやってるのでこれで良いのだ。
ブロールは「統率者強さランキングのどこに載っているか」である程度対戦相手選別されるらしく、一部の上位統率者を使わなければ比較的牧歌的な対戦が楽しめるのもカジュアルプレイヤー的に嬉しいところ。
これらにより、
・普段のデイリーはブロールでこなす
・ゴールドが溜まったらドラフトをする
・それとは別に隔週でフレンドリーブロールの対戦会をする
というマイローテーションが確立し、モチベーションが安定するようになった。
自分が何を楽しみたいと思っているのか?というところを見つめ直し、たまには別の遊び方に目を向けるのも継続のヒントになるかもしれない。といったところで今回は以上。
次はブロールの記事でも書こうかな。