見出し画像

【MTG】統率者戦もどきで遊ぶ

 最近ひょんなことからよくボードゲームのために集まっている友人らと3人でMTGをやることになった。
 私以外の2人はmtg未経験で、私もアリーナ専だったのでデッキを持っておらず、晴れる屋で500円の初心者デッキを適当に買ってプレイすることにした。

購入したのは
・赤緑パワー
・青黒墓地(スレッショルド)
・白青飛行
・白黒リアニメイト
の4つ

 パワーはリミテッドレベルだったがそこそこ遊べ、また3人で統率者戦っぽく遊んでみるとこのレベル帯でもしっかり政治が発生したのが面白かった。

 ただもちろんパワーカードに欠けるのでいささか地味な戦いにはなり、今度はもっと派手に殴り合えたらおもろいねと言いながらその日は解散した。

 この4つのデッキは私が買ってそのまま持ち帰ったのだが、正直デッキビルダーの血が疼いてしゃあない。
 というわけでルールを整備し、デッキを強化した。変えすぎて元のカードが2割ぐらいしか残ってないが、コンセプトは残ってるのでヨシ!

 


  

○デッキ制作のルール

・統率者1+59の60枚で組む。100枚は多すぎのため。
・カードはすべて1枚ずつ(ハイランダー)
・土地は25枚で内約が固定(後述)
・基本的に50円以下で入手したカードだけでデッキを強化するが、コンセプト上必須なら100円までOK。あとデッキ1で絶対欲しいカードであれば300円くらいまで許容。この辺は適当。
・汎用のマナ加速を入れない
・5マナの全除去を1枚だけ入れ、それ以外に全除去は入れない
・露骨な対策は入れない(墓地全追放など)
・打ち消しは2枚以上入れない
・プレインズウォーカーを1枚だけ入れる
・タッサみたいなカンタン2枚コンボwinカードは入れない。シミックの成長室みたいな大変なやつはまあ良さそう。
・処理が煩雑なカードはできるだけ入れないようにがんばる(がんばるだけ)

なんとなくこういうイメージで組んだ。
カジュアルにボードゲームとして遊ぶなら多分こんな感じだろう。

またライフは30点、統率者ダメージはなしでやっていく。

 

○土地について

土地の内約は完全に固定で
基本土地AとB×各8
ゲインランド×4
バウンスランド×1
占術ランド×1
進化する未開地×1
オパールの宮殿×1
統率者の塔×1
☆水晶の岩屋×1

 2色土地がタップインばかりなのはアンタップインの土地が高すぎて買えないから。土地に2000円も出せるかよ。
 ただそれだとさすがに動きがもっさりしすぎてダルいので、ゲインランドは全部アンタップインの土地ということにした。俺ルールだ!
 つまり20円の急流の崖を12万のボルカニックアイランドとして扱うということ。基本土地タイプは流石にないけど。

 また土地が詰まって負けるのが一番萎えるので、水晶の岩屋を統率者領域に置いていつでもプレイできるようにする。
 最初ヒュージリーダーズを参考に荒地置こうとしたんだけど、なんか80円くらいするの意味わからなかったので20円の水晶の岩屋にした。だいぶ強いけどまあええやろ。

 

各デッキの紹介

 無いルールのデッキを詳細に紹介しても意味がないので一枚一枚採用理由を語ったりはしない。大半が「強さの割に安かったから」になるし。
 そのデッキはどう使うものなのか、というポイントだけピックアップする。そしてこの記事をそのままプレイヤーに見せて説明書にする。

 

◯赤緑パワー

赤緑でやりたいことといえば
①マナ加速する
②カウンター乗せたりして強化しまくる
③デカブツでぶん殴って粉砕する
だろう。ということでそれができるデッキにしました。暴力最高!

 元のデッキにはそこそこパワーの中間層クリーチャーはいっぱい居たのだが、①と②が無く、ヤバそうなデカブツも旧エターリくらいだったので根幹全部入れ替えた。

選んだ統率者はハラナとアレイナ

 初めて見た人でも「周りのクリーチャーにメチャクチャぶん殴らせます」と書いてあることはわかると思うので、非常に良い統率者。

 

①マナ加速して

②強化して

③デカブツで殴る

わかりやすい!

 

 特にハラナとアレイナ+灰音の精霊信者or新緑の機械巨人の2枚コンボは突然打点壊れるから良いね。ハラナとアレイナ自体をパンプしたりカウンター乗せるとなんかおかしくなるの、「あ、これバグがあるタイプのゲームなんだ」と気づいてもらう一助になる。

 

◯青黒墓地

 元のデッキが墓地肥やし(スレッショルド)+果敢などのインスタントソーサリーギミック+ちょっと生贄シナジー。みたいな感じで方向性が結構散ってたのでどうまとめるか悩んだのだが、ここは墓地利用部分に焦点を当てることにした。

妨害等を除くとデッキのカードが基本的に

①墓地を肥やすカード
②墓地が肥えると強化されるカード
③墓地から使えるカード

の3つで構成されるようにし、プレイの筋ができるだけわかりやすいようにした。
あとこれは4番目のデッキとの兼ね合いなのだが、単純なリアニメイト(蘇生)札は入れないようにした。

選んだ統率者はダスクモーンのナシ

 2ターン目にすぐさま出てこれ、ブロックしづらく、殴ると墓地肥やししてデカくなっていく。という優良クリーチャー。
 こいつで殴るだけで有利になっていく。という方針がわかりやすくて初心者でも扱いやすそう。

 あと墓地利用デッキを使ってもらう際の良い点として、公開情報なので相手してて「そのカード墓地から使えるよ」みたいなことを教えられるのが良いね。

 

ナシ以外にも墓地を肥やすカードがたくさん入っており

②墓地が肥えると強化されるカード

③墓地から使えるカード

を活用して戦っていく形になる。
 ナシに悪魔の抱擁がついて強ぇ!みたいな試合、やりたいよな。骨ドラゴンがエースになる試合、やりたいよな。
 古のものはコンセプト変えずに統率者になれるポテンシャルあるのでナシと変えてもいいかも。

 
 
 他にちょっとずれてるよくわからんカードが入ってたりするのだが、ナシで拾う用の伝説やらエンチャント。

 一応ランクルは手札のカード捨てたりできるし、神河ドラゴンは命運の核心で死なないのでゲーム決めることもあるかも。

 

◯白青飛行

 飛行を並べて殴る、古典的なビートダウンデッキ。
元のデッキは飛行シナジーが薄かったので、そこを強化する過程で鳥に寄せることにした。というのもこいつを使ってみたかったから。

 鳥がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、鳥のリアニメイトor踏み倒し、もしくは全体パンプ、もしくはドローと強力なアドバンテージを稼いでくれる。しかも殴った対戦相手の数だけ選べる。
 5マナと重いが緑以外はマナ加速入ってないから適度に足を引っ張りあえばまあ現実的に着地できるでしょう。出たターンから仕事するのも偉い。

 

 ケストラルを活躍させるためにとにかく鳥を大量に入れ、その過程で元のカードはほぼ消えた。

 純粋な飛行シナジーも増量。横並べしてパンプして殴る。清々しい戦略。

 イーヴォ島の管理人と順風が真面目に入るデッキ、一番良いからね。

 

 また、航空戦力は攻撃が通りやすいという不文律に則って、殴った時アドが発生するカードを多く採用。

 銀の高座は強いのか怪しいけど政治に使えそうだから入れてみた。

 打ち消しの数こそ控えてるが除去は結構あり、エラントとジアーダによってデッキトップから瞬速持ちが出てきたりとテクい要素もあるので、アゾリウスっぽい殴りデッキになってるんじゃなかろうか。

 

◯白黒リアニメイト

 これが一番難しかった。元がダスクモーンのカードで構成されており、ただのリアニではなくエンチャント要素も入ったリアニメイト(蘇生)デッキだった。
 そんなんもう実家がダスクモーンのやつしか統率者にならんやろ。

 ヴィクターはエンチャント出すor部屋開け1回目で諜報2、2回目でハンデス、3回目でリアニメイトする。まさにエンチャリアニデッキのための統率者ではあるのだが……誘発むずくねぇ?1ターンに3枚もエンチャント出ねぇよ。
 アリーナだとオリカの無限回廊があるので割と毎ターンリアニメイトも夢ではない“暴”が行えるのだが、今回のレギュだとちょっとムズい。

 というわけでエンチャントシナジーはそこそこに、普通に墓地に落として普通にリアニメイトする、基本的な動きができるよう組んだ。

 

まず墓地へ送るカード

 手札から落とす、デッキトップから数枚落とす、に加えてデッキから指定して落とせるカードも。

 

次に蘇生(リアニメイト)用のカード

 リアニメイトは4ターン目以降にしかできないようにしている。頑強とかカード選べば結構安いけど、2ターン目に蘇生できたら多分ゲーム終わるので。

 

そして肝心の蘇生先

 ほんとはヴァルガヴォス入れたかったけど、高すぎなのであきらめてベルゼンロックにした。

 

 それとリアニメイト戦略とは関係あったりなかったりするエンチャント群

 駆け抜け候の祝福とか完全にヴィクターの違和感用カード。

 何度かテストした感じ、ヴィクターの誘発はともかく蘇生戦略は結構しっかりできたので、まあまあちゃんとまとまったんじゃないか。

 

 そんな感じ。今週日曜に回してくるのでどんな感じになるか楽しみです。

 ちなみにデッキ作りたすぎてガラゼス・プリズマリのデッキも作りました。初心者用デッキとか何も関係なく60枚買った。

いいなと思ったら応援しよう!