【MTGA】フレンドリーブロールのデッキ作りすぎた
前回、フレンドリーブロールを布教する記事を書いた。
その後二度ほど友達とフレンドリーブロール会を開いたのだが、めっちゃくちゃ楽しい。
再現性とランダム性のバランスが絶妙で、デッキ40枚ライフ25点もサクサク回せるサイズ感でちょうどいい。
何よりデッキの土地を除いた22枠をハイランダーにすればいいだけなのでワイルドカードの消費が少なくてデッキをぽこじゃか作れる。これがほんとに重要。
作りまくった結果一週間で15個ぐらいになった。やりすぎ。
今は完成度の低いものをつぶしていった結果10個になっている。
減価償却に定例会を開いていくのは当然として、作るだけ作って満足するのも勿体ないから吐き出しておこう、とこの記事を書いている。
MTGアリーナ限定かつ野良試合だと選べないフォーマットということで、仮にMTGを嗜んでいたとしても99%の人間の役に立たない記事だが、完全に自己満足なので問題ない。
見るならキッズ用の統率者戦デッキみたいな感じで見てほしい。
全部紹介すると記事の長さがバカになるので、とりあえず4つずつの紹介で2個記事を作る。
今回の4つはゼンディカー~イニストラード再訪あたりのスタンで擦ってたカードの懐古デッキ。リリースしてから灯争対戦ぐらいまでやった後一旦やらない時期があり、その後フォーゴトンレルムで復帰したのでこの辺のカードが馴染み深いのだ。
①プリズマリ最高!
ストリクスヘイヴン出身の創始ドラゴンの一体、ガラゼス・プリズマリを統率者にしたデッキ。当時マグマオパスを唱えることに異常な熱を燃やしていたのでよく使っていた。
出たとき能力で宝物の生成が行え、常在能力でアーティファクトを全部インスタント・ソーサリー用のマナファクトにできる。
見ての通り、アーティファクトトークンをしこたま増やした後バカ火力ぶん投げて勝つ。というわかりやすいデッキ。
宝物だけでなく、ストリクスヘイヴンにはいなかった偶像破壊者やサメの力も借りてしこたま貯め込んでいく。兄弟仲の終焉が来たら泣く。
結構たまったところで地獄の反動を撃つとめちゃくちゃに宝物が増えておもろい。
エクスプローラーで使えない表現の反復が使えるのうれしいねんな。これが見えてれば土地2枚キープも怖くない。
エンドカードはおなじみ苦悩火や発破、変わったところで青黄昏など
もちろん感電の反復で倍プッシュだ!
友達との対戦中に破壊不能に泣かされたのでコントロール奪取も入れてみた。使用感は悪くない。トークンや土地なら2マナで取れるのがいいね。
もちろんプリズマリ最高の魔法であるマグマオパスも搭載。やはり素打ちするマグマオパスにこそプリズマリの魂が宿る。
やること簡単で派手なのでめっちゃ楽しい。マナ伸びてくれば対応力も高い。
前までXドロー呪文も入れていたのだが、この40枚ルールだとすぐ引きすぎて自爆するので戒めのために入れないでいる。
②ファイラスコンボ
ゼンディカーのマスコット、ファイラスを統率者にしたデッキ。
戦場に出たとき、基本土地の数まで植物クリーチャーを生やす能力と
上陸した時植物1体に4つカウンターを置く能力を持っている。
当時は大量にトークンが出ることに着目し、神秘の反射の当て先として利用することに躍起になっていたのだが、いざ統率者にしてみると青が使えない。困った。
ここでファイラスのテキストをよく見ると、植物をパンプすることができるらしい。だいたい反射で植物トークンは植物ではない何かになっていたので真面目に運用したことなかった。
そういえばサンダージャンクションで変な植物がいっぱい出てたし、ちゃんと植物強化するファイラスのデッキも組むか。というのが発端。
さて、こいつを使うにあたってのネックが、植物トークンは基本土地がないと生み出せないというところ。
とりあえず土地伸ばさないと話にならないので、マナ加速カードは多めに採用。
めちゃ強マナ加速の北方行を使いたいがための氷雪土地。どうせ多量の基本土地採用しないといけないから関係ないわな。
装飾庭園を踏み歩くものは耕作亜種でありながらなんとこいつ自身が植物というメチャクチャファイラスに忖度した性能。偉すぎる。
マナ加速した後次のターン使えるカードを抽出してくれる野に降る。3ターン目に唱えると超強くて好き。
無法者次元産の植物は三種採用。
ビルはそもそも上陸で勝手に育ってくれるし、起動能力もやたらカウンターばらまくファイラスとかみ合っていて素晴らしい。カクタスフォークはファイラス、ファイラスがカウンターを置いた植物トークン両方にちょうどキーワード能力を付与してくれる。バカ火力でパンチだ!
衝撃の震えでファイラスから出た植物トークン分のダメージを飛ばしたり、永劫の勇気で生成したトークン全体に速攻をつけたりとファイラスの基礎コンボも入っている。
永劫の勇気、破壊に強いけど追放されたらいつもより損した気持ちになるから悲しいね。
コンボ要員の中でも悪魔的な客室係はファイラスが5体以上植物を生やすと概ねゲームが終わる。64点パンチだ!
何戦かやっていくうちに「ゲームが長引くと土地が枯れてファイラスが途端にでくの坊になる」という欠陥が発覚したので上陸を再利用するために行ける竜巻もいれてみた。
久しぶりにファイラスが使えてよかった。スタン落ちして路頭に迷っているヤツを拾ってくれるブロール(統率者戦)の懐の広さよ。
③マグダ式竜操術
クソデッキの奴隷、マグダのデッキ。
以前はヤスペラの歩哨と組んで馬車馬のように宝物を出させていたが、バネ葉の太鼓があるので赤単でも問題ない。
軽い機体の搭乗や、召集も利用してひたすらにドワーフを寝かせる。
実はこれ使えるんだけど、このレギュレーションどこまで行っても身内環境しかないので、許されるのか怪しく見送ってる
格納庫のたかり屋はマグダと同条件でルーティングができるので地味に便利。
指輪産のドワーフの爺さんは、ほかの伝説ドワーフや機体、寓話などを使ったとき追加で宝物を生んでくれるので結構加速できる。
十分宝物が貯まったらマグダの起動能力でドラゴンをバンバン呼び出して殴っていく。代表選手はスタンダード時代からの盟友、黄金架のドラゴン。
またバカコンボ枠としてエインシャントカッパードラゴンを採用。相手の終了ステップに出し、殴ることで尋常でない量の宝物を出せる可能性がある。
溢れた宝物でドラゴンを出してもいいが、仮面林の結節点を置くとデッキ内の全クリーチャーがドワーフ兼ドラゴンになるのですべてにアクセスできるし、すべてがタップした時宝物が出るようになる。最高!
結節点から出る多相トークンももちろんドワーフなので、先置きしても便利。
駿足光線の大隊は機械兵団の推しカードなのだが、身代わりアーティファクトデッキぐらいしか職場がなくて暇してたのでほりこんでみた。ほぼ他のドラゴンでいいが、場にトーブランいれば話終わらせ度はこっちのが高いかも。
スタンにいたころは仮面林を置いた状態で世界樹を起動し、デッキ内のすべてを出すコンボばかりやろうとしていたが、赤単でも結構色々できるのは発見だった。ドラゴンだけでなくアーティファクトすべてにも触れるのは結構まだ研究のし甲斐ありそう。パンハモニコンとか。
アーティファクト何でも置けるので、ファイ門置いたら普通に終わるのだが、こんな牧歌フォーマットでやるには芸術性に欠けるので入れてない。
④オグロルナクパワー
相当ニッチなカエル、グロルナクを使ったデッキ。
自分のカエルが殴ると三枚切削する効果と、ライブラリからパーマネントカードが墓地へ置かれたとき追放し、グロルナクが場にいる限り好きに使って良いという効果を持つ。
ややわかりにくいが、切削でパーマネントが落ちればドロー、カエルが殴れば3枚見れると書いてあることはなかなか強力。
変則的なカエルロードということか、おもしろそう!と当時真紅の契りを剥いてこのカードを引いた俺は思った。
そしてデッキを組むため「カエル」と調べるわけだが
少なすぎだろ!
というわけでろくなデッキにならなかった。バカがよ。
しかしその後アルケミーという謎のフォーマットができ、アルケミーイニストラードにおいて更なる異常カードが追加された。
ルーデヴィックの助手であるオグロール。場にいるときにクリーチャーが落ちると謎の効果を与え、そのクリーチャーが墓地から離れるとタップ状態でゾンビを発生させる。初期アルケミーほんとにヤバいカードしかないな。
こいつが弱すぎたから陰惨な根が生まれたのかもしれない。そう思うと貴重なカードに思えてきた。
蘇生や墓地回収、墓地追放をするようなデッキでオマケのゾンビを発生させる、良く言えば縫い師の助手にふさわしい効果なのだが、こいつを見たときに思いついた。「グロルナクと組み合わせると変なことにならない?」
カエルが殴ると三枚切削され、クリーチャーが落ちるとそれをオグロールが加工する。そしてそれが即座に追放される。と同時にゾンビが出る。ゾンビ生産工場!
だがまあ結局カエルいなさすぎで成立せず、しこりが残っていたので今回リベンジに組んでみた次第。
と前置きが長くなったが冒頭のデッキに戻る。
ブルームバロウのカエル達や多相カードはグロルナクの誘発のため入れているのがほとんど。なのでその他多数入っている謎のカードを紹介していく。
イニストラードの微妙レア友達、柳の霊。オグロールのゾンビ生成と同タイミングでパンプする。生皮収集家と比べて条件が厳しすぎるだろ。
こいつもグロルナクが動き出すと突如急速に成長するのでおもしろい。
オグロールの互換も増えてた。こっちは重い代わりに手がかりも増やす。エンチャントなので割られにくい。
陰惨な根との差別化は緑だけで使えるというところでやっていく。
さて、このデッキにはひとつ重要な欠点がある。フレンドリーブロールはデッキが40枚なので、オグロール下でカエルが10回ぐらい殴ると自分が死ぬのだ。ひどい。
というわけでライブラリを回復するカードを入れた。
異常カードの介護にさらなる異常カードを入れるループに陥っている。頭目の神官は出たときにパワー9をライブラリに創出する。パワー9とはもちろん各モックスとブラックロータス、アンリコ、タイムウォーク、タイムツイスターのこと。
これでライブラリが9枚増えたから、あと三回カエルで殴れるな!
そして頭目の神官を蓮葉跳びの導師や水飛沫の門でブリンクしてデッキ内のパワー9濃度を上げていく。
神官が鳥だから水飛沫の門でボーナスドローできるのウケる。
オグロールが生きてれば毎ターンドロー前に諜報2をするので、割とタイムウォークにアクセスできたりする。
最終的にトークンの物量か増えまくった実質手札でリソース勝ちすることをめざす。
大振りだし全除去に弱いけどクソコンボってだいたいそうだしな。一応グロルナク貯金がそれなり貯まってれば出しなおすことでリカバーできる。
脳の中の謎アイデアを形にできて良かった。
というわけでとりあえず4つ。デッキ作るの楽しすぎてこれ書いてる間にも増え続けてる。困るなぁ。
まあこの調子で引き続き何の役にも立たない記事を量産していきたい。