真夜中の狩りを振り返るなど
今回はMTGAの話
明日新段である真紅の契りが実装され、スタンダードの環境が新しくなる。
この真夜中の狩り環境ともお別れというわけだ。
本当に嬉しい……!なぜなら今のBO1スタンメチャクチャクソだから……!
白単、緑単、赤青コントロールの3種しか存在を許されず、ネタデッキどころか2軍デッキというものがほぼほぼ淘汰された環境の終着点。
ここで生きていくためには3強の靴を舐めるか、エスパー(黒白青)コンのようにさらに陰険さを研ぎ澄ませるしかない。
さて私は最終的にどういうデッキを使っていたのかというと
靴を舐めました
白黒のふりをしているがほぼ白単。
小賢しくも定番から外れたカードを入れて独自性を出した体を装っている。
黒を入れた理由は唯一つ、現環境最強の除去である消失の詩句を使うことである。
単色のパーマネントしか対象に取れないが問題ない。この環境で多色生物メインのデッキは絶滅危惧種だからな!
トップである緑と白はもちろん、クリーチャーが入ってるタイプの赤青ですら卵と黄金架、両方赤単色である。
このカードで除去できないカードはイマースタームの捕食者とトヴォラーとテフェリーだけといっても過言ではない。どれも見る確率2%ぐらいだが。
パーマネント除去のためクリーチャー以外もパラディンクラス、飛ぶハンマー、ネコ戦車、レン、成長となんでもござれ。
ただしマスコット展示会から出てくるトークンは多色なのでそこだけ注意。
これからどんどん多色の強力クリーチャーが増えていくだろうし、今が一番強いハズ!ということでどうしても使いたかった。4枚も交換したし。
詩句で厳しい対象は遺跡の碑文で破壊!
3マナ以下のクリーチャーという条件も環境に追い風で、白と緑のアグロ相手だと実質何でも除去である。
こいつのいいところはコントロール相手にハンデスのモードを使えること。
イマスタ君のためだけに魂の粉砕をいれるよりは絶対にこっちのほうがいい。
最後の黒いカードは敵対者
白が弱いのは先行とった白。というわけで後出しから牽制できるカードを探した結果こいつに行き着いた。
このデッキで重要な2マナ以下クリーチャーでありながら2/3のガッチリスタッツ、そして威圧的な接死が安直な野心家パンチを許さない。
このデッキは多色のアグロのため「3ターン目に白白黒がないと死!」というリスクを背負っており、その安定のために土地が24枚もある上にクリーチャー化土地が一枚も入っていない。
そのためマナが余りやすいのだが、敵対者シリーズは過剰なマナの受け皿となってくれるので安心感がある。
さらにゾンビを複数湧かせることでエーデリンが突然スゲェデカくなるというオモシロポイントもあり、結構気に入っている。
他は大体「チーム:白単でよく見るやつら」なので説明はいらないと思うが、一体だけ私以外が使ってるところ見たことないカードの紹介だけしておこう
5マナ3/3飛行のちょっと心もとないスタッツから2体リアニメイトという豪快な効果
一見すると強いのか弱いのかわからないが、除去が強すぎる現環境においては安全装置としてかなり有用である。
四方八方から全体除去が飛んできて、わざわざ切削せずとも墓地にクリーチャーが貯まりやすいため、対象には困らない。
野心家を2体戻せばそのままグッドゲームだし、教授を釣ってきて殲滅学あたりを構えるのもかなり強い動き。
敵対者は4マナ、5マナの動きとして使った後釣れるという点が便利。
1マナを案内者にしているのは蘇生させたあと単独でマナを使って動けるため。
最初はタカだったが野心家と一緒に釣ってこないと圧力がないため、エーデリンとの相性も考えてこちらにしている。
戦場に出たときに誘発する効果と相性が良いため、ライフゲイン型のデッキに入れなかなか悪質な動きができそう。
こんなところだろうか、なんか結局緑の制圧力には負けてたような気もしなくもないが、消失の詩句は間違いなく強かった。
真紅の契りではサリアが帰ってきてますます白単が勢いを増しそうなのだが、一体吸血鬼は大丈夫なのか?血トークンがぜんぜん強そうに思えずポテンシャルがさっぱり測れない。
真っ白の契りにならないことを祈る。