●コーヒーよもやま話〜温度なんて関係ないぜ。その②
こんにちは。青碧(あおみどり)です。前回の続き。
結局、目指すコーヒーの抽出濃度・抽出率があって、それを達成できさえすれば淹れる時のお湯の温度はたいした問題では無い、だってプロのテイスターが味みたところで違いがわからないんだもの、という話でした。
コーヒーを美味しい、美味しくないと感じるのはとても主観的で人それぞれ美味しいと感じるコーヒーは違うわけです。だから自分が美味しいと思うコーヒーを飲んでいればたとえそれがインスタントだっていいんです!ですが、、、
コーヒーの世界では人が美味しいと思うコーヒーの抽出濃度がTDS/PEと呼ばれる数値で科学的に表され、大体この範囲にその数値が入れば美味しいコーヒーだよ!と言う指標があるんですね。そしてまた、過去の先駆者の教えから、その数値を達成させるために使用するコーヒー豆とお湯の割合と言うのも、大体1:16〜1:18という形でわかっています。あとは味の面でバリスタがどのドリッパーを使って、何グラムの豆を使って、何グラムのお湯で、何度のお湯でコーヒーを淹れるかってことを考えていきます。奥が深い世界ですねぇ。。。
特にお家で美味しいコーヒーを淹れるだけであれば、温度はさほど気にせず(でも沸騰した直後のお湯ではなく、沸騰したお湯を火からおろして1分待ってから)、豆とお湯の量の割合をだいたい守って、蒸らしを30〜45秒しっかり行って、それからゆっくりドリップしていけば大丈夫。濃いめが好きであれば1:15でもいいし、薄いのが好きであれば濃くはいったコーヒーにお湯を足しても大丈夫。自由です。
わたしはエアロプレスで淹れるときは低い温度で淹れるのが好きです。ドリップとは違うので豆とお湯の量は1:13くらいで淹れます。この話はまた別に。