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保健師の公務員試験を振り返って

ジャスミンです。ずっと書くつもりでいたnoteでやっと1記事作成しました!
私の簡単な経歴を申し上げますと、2014年から2017年まで行政保健師難病担当として新卒採用にて就労しておりました。現在は台湾で外資系治験会社にてバックオフィス業務を請け負っております。
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今回、Noteを書くために奮い立ったきっかけですが、「保健師の公務員試験対策をどうしているのか?」という質問をよく見ましたので、現役ではないにしろ誰かの役に立ちますように…と、自分の体験をまとめてみました。

ちなみに、この記事は まふぃんさん(@muffin_study01 )に許可を頂いて、
構成をテンプレとして活用させていただいてます。ありがとうございます。

まふぃんさんの記事わかりやすいので、みんな読んでくださいね!(私の記事を読んだ後でねw)

0.公務員試験の概要

まず、公務員試験ってなんぞや?保健師も公務員試験が必要なの?という方。
LEC東京リーガルマインドさんのHPに概要が大変分かりやすく載っておりますので、ご参照ください。行政保健師という職種も基本的には公務員試験に合格しなければなれませんので、一般事務職と同じ道を通過します。

看護学生も公務員予備校に行く必要があるか?
この質問が挙げられましたら私は、「不要」と答えます。何故なら、行政保健師は一般事務職よりも教養試験の必要な正答率が確実に低いからです。
では、どのように準備をすればよいのか?私が勉強した経験談を以下へ記載します。

1.自分の受験状況

【時期】2013年(7年前)⁈
【場所】関西の某市区町村
【受けた数と結果】
・検討自治体→6ヵ所
・説明会→2ヵ所参加
・エントリー→3ヶ所
・試験を受けた→3ヶ所 
・内定→1ヶ所(1ヶ所は2次の面接試験辞退、1ヵ所は3次の面接で不合格)
※結局就職したところは、実は練習のつもりで受けたところでした。本命は2ヵ所別にあったのですが、1ヵ所は秋に募集が始まり、自分の息が続かなかったこと、1ヵ所は募集されるか怪しく、結局「就職なんてご縁だし合格したところで良いじゃないか?」ということでそこへ行きました。
※ 試験の辞退理由は…詳細は伏せますが、家庭の事情で受けたので自分の事情で辞退しました💦

対策開始時期について
情報収集:3回生の冬~4回生の春(3回の秋~冬に行われた地域実習が決め手となり、動き始めました)
教養試験対策:3回生の春休み~4回生の春(アルバイトとボランティアと実習と保育士国家試験で大変だった…)
専門試験対策:4回生…?3回生では記憶にある限り手を付けていない。
履歴書:地域研究室の先生に添削依頼
※別にゼミ生でもなければ、接点0なのに、突然研究室のドアを叩きましたw←衝動的w
面接対策:4回生で友達と練習

2.試験対策を始める前に

私の場合は、まず公務員試験日程一覧を調査しました。


地元に帰るつもりはなかったし(一応帰省のついでに受けたけど…2次試験辞退しました)大阪か兵庫で決めるつもりでした。
そのため、上のウェブサイトでひたすらスケジュールをチェックし、

・田舎過ぎないところ(受かっても行ってもいいと思えるところ)
・試験が早く行われるところ(練習が出来ると思ったので)
・本命自治体試験の日時


この3点を条件に自治体を調べ、気になった自治体があれば、その自治体のホームページで昨年行われた試験内容を確認しました。
そこで、受験前に説明会があれば出来るだけ参加し、保健師やその自治体がどのような状況か情報収集を行いました。
個人的には、保健師の専門試験だけだと落ちる可能性があったので、教養試験がある自治体を絞っておりました(笑)

-教養試験対策

保健師は正直ここではあまり差が付きません。一般事務職は9割正答を求められますが、保健師は忙しい中受験する人が大半なので、条件は一緒。
そのため、数的処理と判断推理を制する者は教養試験を制します。
私は、ワニ本(と少しだけ教養試験の過去問…)しか使いませんでした。
ワニ本は初心者でも理解しやすいうえ、パズルみたいで楽しいので
私は解くの好きでしたね。

で、私は資料解釈もやりました。

(しかし、このNote書くにあたり、色々調べれば最近はカンガルー本たるものもでていたw)

あとは、公務員試験鉄板の地方上級専門試験過去問を誰だかに譲ってもらいました。私は全部解き終わる前に就活終わっちゃいまして、また友達にあげましたが…

そういえば、上級中級…と種類がありますが、中級初級をやりこむなら上級をやりこむ方が潰しが効くと思います。

あ、あと経済がさっぱりわからなかった私は、これ「センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本 」を読みました。
人並み以下に経済の知識がなかったんですよね…(*ノωノ)恥

これ読みながら、「センターの時政経選択して勉強しとけばよかった」と激しく後悔したのは懐かしいお話w

-専門試験対策

私は保健師QBを使いました。看護師だとQBとレビューブックは必須ですが、(私の周りはほぼほぼレビューブック買ってなかったので、正直なくても全く問題ないけど)保健師のレビューブックは、法規などはしょっちゅう変わるので少し使いづらかったです。

あとは、「なぜ?どうして?」シリーズを読んでいたんですけど、
今廃盤なんでしょうか…?えらい古い本しか出てこなくて、残念。
私このシリーズ好きだったんですが… このシリーズで統計を改めて復習しました。

-面接対策

面接の種類は、グループ討論と個人面接・集団面接があります。
※3次で落ちてしまった自治体は個人面接が2回ありました。

面接は1人で練習するのではなく色々な視点を貰い、フィードバックを得ながら改善することをお勧めします。
私の場合は、ゼミの友達2人に何度か付き合ってもらいました。

練習の前に準備しておくこと
・自治体の地域の状況を把握する。(人口、産業、力を入れている事業等 HPでも十分出てきます)
・自分の思う地域の健康課題
・何故保健師になりたいのか
・何故ここの自治体を受けたのか
・強みと弱み
・どんな事業に興味があり、どう貢献したいか
・卒業研究のテーマ
上記は全て聞かれたことがあります。

実際の試験内容
私の受験した自治体の試験内容を参考に紹介します。
A市の場合
1次試験:適性検査+グループ討論
2次試験:個人面接

B市の場合
1次試験:教養試験+専門試験(記述問題)
2次試験:小論文、面接

C市の場合
1次試験:教養試験+専門試験(マーク)
2次試験:小論文、面接
3次試験:最終面接

教養試験を受けたのは2回。教養試験の思い出は、2回とも途中で退室したと思います。でも、出来た覚えはないので、あきらめた…?←え
この教養試験は、高校まで勉強して累積した知識が少なからず活かせていたので、過去の自分に感謝です><

ここでやはり不思議な\適性検査/
説明会で「どのように対策すればいいですか?SPIのようなものですか?」と質問をしたところ「そうですね」と返事をいただいたので、「なら対策せんでいいか」とぶっつけ本番しました(笑)

実際ですが、確かに簡単な問題ですが制限時間で凄い量を解きました。よーいどんでひとまず悩む時間はなく、息が切れたら終了です。本当にぶっつけ本番な問題でしたw本気で受けられる方は事前にSPIを解いてみても良いと思います。

面接は、私1人に対して7-8人試験官がいました…2市とも。
それだけで圧迫面接な感じでした。


番外編*実際聞かれたことで印象が強かった質問
※保健師が面接官にいる場合は、かなり事業について突っ込まれました。
・何故留年したのか(私が留年した理由はまた別記事でw)
・保育士の資格があるそうだが、保育所勤務でも問題ないか(母子保健業務関連で⁈) 

また、集団面接やグループ討論が行われる場合もあるので、過去の議題を読んで「自分なら~と答える」といった練習をしておいてもいいと思います。

3.その他

ゆかりのない場所の受験について
私が、ゆかりのない自治体に就職した身ですので、断言します。
「その自治体への志望動機が確立しており、それが伝われば問題ない」です。
その志望する自治体には恐らく特徴があります。そこで自分が活かせる何かがあるなら、問題ないと思います。
例えば、私は保健所併設の自治体であれば
「保健所・保健センター双方どちらも経験できるので選んだ。」
と+αで色を付けて言うでしょうし
説明会に参加して印象が良かった自治体であれば
「説明会に参加した際、~の点に惹かれた・~という事業が独特で自分の~という強みが活かせると思った」
など自分のやりたい事業や強みを絡めて言うでしょう。

新卒で保健師について
私が就職した自治体は半分が新卒、半分が既卒でした。しかし、私が最終で落ちた自治体の合格者は新卒の子(合格者1名)でした。
同年代ばかり取ってしまうのも出産育児が全員重なるリスクもありますし、年齢をばらして採用したいという狙いも自治体によってはあります。

準備をした時期について
私の同級生は3回生から準備するなど、公務員試験に命を懸けている人もいる中、3回生の春休みに準備を始めました。同級生の中で私が恐らく受験を決めたのが一番遅かったと思います。でも、私が一番先に就活終わりました。(勉強開始から就活終了まで約5か月)
勿論、早ければ早いほどいいかもしれませんが、看護師も看護学生も忙しい。そのなかで、時間を確保して勉強さえすれば遅い早いは関係ないです。もし、4回生で受験を決めたならば、是非試し受験でも感覚をつかみに行くことをお勧めします。早くは4,5月から遅くは翌年3月まで試験開催されております。
沢山の自治体を知ることで、志望自治体の特色を知ることができますし、何回か受験することは絶好の練習機会です。

4.おわりに

振り返れば、私の就活は短期決戦だった上元々志望だった自治体に就職したわけではないのですが、行政保健師就職は確実にご縁です。
行きたい自治体がその年募集しない可能性もありますし、試験内容が変更される可能性もあります。募集人数を非常に絞る自治体もあれば、募集人数を非常に増やす自治体もあります。
私はたまたま合格した自治体に行くかどうか最後まで悩みましたが、結果行ったことで特別な経験をしました。(これは今後また別記事で…)
一方で、入職後思い悩み、再度転職する方もたくさん見てきておりますので、1市に拘りすぎないことをお勧めします。
私の助言としては、「ひとまず行動してみること
是非、このNoteが役に立ちますようにお祈り申し上げます。

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