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ロストバレットの教科書~最高難易度のデッキを紐解く~

割引あり

〇努力の結晶のnote

みなさん、こんにちは!

今回は、新レギュレーションのシティリーグS3がスタートして、早速調整メンバーの3人(Kaede、マサムネ、じゃすみん)がロストバレットをシティリーグに持ち込んだのですが、

Kaede:xeman/Shuya.K (X→@tikuwaV3)
シティリーグ 優勝
マサムネ@つるぎのまい (X→
@Pokemon_volt
シティリーグ 優勝
じゃすみん (X→
@jasmine_SW_)
シティリーグ ベスト4

全員が結果を出すというかなり高水準の成績を収めました。
これにて、マサムネはCSP220、KaedeはCSP230とWCSの出場権へリーチをかけることとなりました。

※3/30現在も更新を続けており、クリムゾンヘイズの環境にも触れていますのでぜひ読んでいただけると嬉しいです。

この結果に至るまでの過程で、メンバー間でお互いに意見を出し合いながら磨き上げた、「デッキ構築」、「プレイング」、「今後の環境への対応」までの努力の結晶を一つのnoteにしました。
頑張って書きあげましたので、どうか最後まで読んでいただけますと嬉しく思います。
またnoteの♥️も押していただけますと非常に嬉しいですので、もしよければお願い致します!

このnoteの制作中に調整メンバーのはなおがロストバレットのロの字も知らないようなところから数日でシティリーグトナメ進出を決めました。
それぐらい、ロストバレットの初心者から上級者までちゃんと落とし込める内容にしております。
テンポ間を持たせながらも、対面解説や回し方などはしっかりと丁寧に書かせていただきました。

メンバーとしてもロストに対する知見はかなり広い上に、過去noteを書いている経験も多数あります。今回のnoteもまずは無料部分だけでも読んでいただければなと思います!

今回のnote制作に携わる3名の簡単な紹介と過去のnoteです。
ロストに関してもそうですが、デッキを握る上での考え方やアプローチについて参考になればうれしいです

じゃすみん (X→@jasmine_SW_)
・言語化能力の鬼
・シティリーグはS1,S2の連続オポ落ちに泣くことにはなったが、自主大会での入賞が目立ち、2024年シーズン通算勝率はかなり高め。

マサムネ (X→@Pokemon_volt
・S2もロスギラで準優勝しており、S3は優勝の合計CSP220でホノルルリーチの男
・ロストの経験が豊富な使い手で非公認、公認関係なくアベレージが高い

Kaede (X→@tikuwaV3)
・2024CL横浜Top8、S2優勝、S3優勝とJCS権利3つ所持(1個分けてほしい)、合計CSPは230。
・環境で一番強いデッキを躊躇せず握り続ける男で、サーナイトだけでなくロストも擦っていた経験から知見が深い。


〇なぜロストバレットが最強なのか

◆現在の環境(2024/3/30現在)

ロストバレットの立ち位置を見る前に、まずは現在の環境を軽く掘り下げていきましょう
※本日よりS4スタートのことで集計が出ましたら、すぐにこちらの情報はアップデート致します!

ポケカ飯さんから引用させていただきました、こちらのTier表をみていきましょう。
リザードンが頭一つ抜けている中で色んなデッキが混在するような環境となっています。

ロストバレットはこのなかでもTier2以上のデッキ(ミラーを除く)、上から「リザードン」、「ロストギラティナ」、「ルギア」、「パオジアン」などに対して有利をとることができるデッキタイプです。
その他、Tier3やTier4のデッキにも有利ととれるデッキが多く、かなり幅広く有利をとれるデッキだと思っております。

以下はシティリーグS3初期のころのTier表になります。
たった1か月の間に、ロストバレットが目に見えて活躍し始めてることとが分かるかと思います。

「本当リザに勝てるんですか?」、
「ルギアのミストエネルギーきついんじゃないの?」、
「パオジアンのごっつぁんプリファイどーするの?」、
「古代バレットの140HPとかカミとかきつくない?」
といった疑問点をお持ちの方!この先のデッキの説明や各対面のプランでしっかりと解説していきます!


◆レギュ落ちや新カードの影響について

まずはこのカードは紹介させてください!

バトルVIPパスに代わって、今の環境の根底にあるカードとも言っていいでしょう!
但し、バトルVIPパスと違って2ターン目でも使用できることから、1ターン目に動けなかったから押し切られたみたいなことは以前よりも減って、以前の運ゲー環境よりも実力環境へと導いてくれたカードになっています。

ロストバレットもキュワワーやマナフィを出すために重宝します。


ロストバレットにとって強化が入ったカードを紹介していきます!

キュワワーの逃げエネが0になる、まさにロストのためのカードと言っても過言じゃないレベルです。
このカードの登場により、手張り権をアタッカーに割くことができミラージュゲートの節約につながる他、手札のエネルギーをかくしふだに割くことができる余裕が生まれました。

そしてこのカード、

最強のACE SPECと名高い、プライムキャッチャーです。

プライムキャッチャーが入る全てのデッキの強化ではあるんですが、実際にはロストだけ大幅に強化されています。
いれかえを多用し、隙をつく立ち回り。
正直なところ、このカードの効力を最大現に発揮するデッキはロストです。

いれかえと呼び出しが条件なしでできるのは、本当にバケモンカードすぎます!


レギュ落ちに関してゲコ型のロストバレットとして痛手だったものは、VIPパスを除き、「あなぬけのひも」、「キバナ」ぐらいです。
あなぬけのひもに関しては、相手の前のポケモンを簡単には下げられなくなったという点がありますが、話題の奴が働きます。(後程解説します)
キバナのような再現性を高めるサポートは失ったものの、そもそもこのカードはデッキの核ではなかったことからデッキパワーの減少としては最小限で落ち着いています。

レギュ変の影響を相対的に、かつ環境を総合的にみるとデッキパワーは上がっている。
これがロストバレットが今も強い理由とされています。


◆今のロストバレットは最強の実力兵器

まずは1つ、ロスバレに限らずもうポケモンカードは以前のような運ゲーではありません。

以前は、環境で広く使われていた「バトルVIPパス」が1ターン目限定効果だった関係上、2ターン目以降の展開が難しく序盤のアドバンテージが埋め切れないといったことが多々ありました。
しかし、現在はいつでも打てる「なかよしポフィン」の登場により2ターン目からでもゲームを作ることができるようになりました。

実力でしかない!とは言いません!あくまで「運が勝負を左右する割合が前よりも減ったよね」というお話ですが、それが事実なのは間違いありません。


ここでロストバレットに焦点を当てます。

ロストバレットは基本的にはサイドを1枚しかとられないというデッキですので、他のデッキと比べて序盤の遅れは取り戻しやすいです。
1ターン目に「はなえらび」すらできなかったという試合でも勝てることは少なくはありません。

また、ヤミラミの「ロストマイン」、テツノカイナexの「ごっつぁんプリファイ」により、かなり特殊なサイドの進め方も可能です。
最後に3枚取りをすることも、相手のポケモンを縛りながら手札干渉をして形勢逆転をすることもあります。

そもそもアタッカーの種類が多いので、サイドプラン1つをとってもめちゃめちゃルートがあります。
カイナを通すプラン、ツキで耐えるプラン、手裏剣を通すプラン、マインで複数枚取りを狙うプラン…etc

プランに一貫性を持たせながらも、毎ターン要求される動きは違います。ときには、違うプランに舵を切ることもあります。
さらに、そのためのはなえらびや効果処理の順番。ルートは無限通りです。その中で一番勝ちへの期待値が高いプランを導き出していくデッキです。

よってロストバレットはかなりの実力デッキであり、玄人向けだと言われています。
さらにはそのプランの多さから、現在ロスバレ史上過去最高レベルに難しい感覚があります。

よくいえば、実力次第で高いアベレージを出すことができますが、悪く言えばデッキのポテンシャルをうまく引き出せないということにも成りかねません。
負けた試合は大体どこかで分岐を間違えていることが多いです。

トップレベルに上手い人でも分岐を間違えていることがかなり多いですし、おそらくこのデッキを完璧回せる人はそういないんじゃないかなと思っています。
デッキパワーが高いことから、ある程度勝ててはいるけど「回せているような気になっている」だけということもあります。
相当練度が高くないと、そもそもミスに気づくことさえできないレベルで今のロストバレットは難しい印象があります。

しかしながら実力ゲーの環境に、練度のいるデッキということは。。。
実力環境 × 実力デッキ = 高いアベレージを出すことが可能
なんですよね!
この難しいデッキをうまく使いこなせた時にはものすごい快感と感動があります。

このデッキをマスターすることさえできれば、高いアベレージは担保される他、ロスバレはずっと環境にいるデッキではあるので扱えるようにして損することはありません。

よく色々なnoteをみていると、回し方の部分においては「各対面との戦い方」のみで完結されているnoteが見られますが、そもそもデッキを回すための基礎力が必要なデッキな上、考え方ひとつでデッキの回し方が大きく異なってしまうデッキでもあります。

これからじゃロスバレを扱おうにも難しいよ!という方、基礎力をあげれるように新レギュのロスバレを回す上で意識することや気を付けることまで記載していますので、ぜひこの先も読んでください!



〇デッキ構築とシティリーグのマッチング

◆2/12【月】 バトロコ優勝(マサムネ)

予選
1回戦 ロストギラティナ 〇
2回戦 ルギア      〇
3回戦 パオジアン    〇
4回戦 ロストバレット  〇
5回戦 ビーダルリザ   ✕

決勝トーナメント
1回戦 古代バレット   〇
準決勝 未来バレット   〇
決勝  ロストバレット  〇


◆2/12【月】 トレカショップKCC ベスト4(じゃすみん)

予選
1回戦 サーフゴー       〇
2回戦 ビーダルリザ      〇
3回戦 ビーダルリザ      〇
4回戦 アルセウスギラティナ  ✕
5回戦 ルギア         〇

決勝トーナメント
1回戦 アルセウスギラティナ  〇
準決勝 イダイナキバLO    ✕


◆2/15【木】 矢向 優勝(Kaede)

予選
1回戦 ロストバレット    〇
2回戦 サーフゴー      〇
3回戦 パオジアン      〇
4回戦 古代バレット     〇
5回戦 アルセウスギラティナ ✕

決勝トーナメント
1回戦 ロストバレット   〇
準決勝 ピジョリザ     〇
決勝  ビーダルリザ    〇

今のご時世、結果を残したデッキ構築なんて調べたら正直いくらでも出てきます!
ただ、
「なぜ3人の構築に違いがあるのか」、
「結局現在の最強のデッキ構築ってなんなのか」、
「これからの環境変化に伴ったデッキ構築はどうなるのか」

という疑問点が出てきます。

「なぜ3人の構築に違いがあるのか」
よく見るとデッキ構築が違っている部分が見受けられます。同じ調整メンバーであるにも関わらずです。
それは各カードに役割があって、見たい対面があって、したい動きがあってのことですが、とても重要な話になるのでその点は各採用カードの解説にてしっかりと記載していきます。

「結局現在の最強のデッキ構築ってなんなのか」
結局どんなレシピが今一番強いのか、今現在の構築に至るまでの経緯から後々記載していきます。

「これからの環境変化に伴ったデッキ構築はどうなるのか」
表になっていないところで研究が進んでいたり、環境の変化に伴って日々デッキ構築は進化しています。今後の環境変化に合わせてどう変わっていくのか具体的な採用カードまでお話ししていけたらと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここからは有料部分になります。

ここからは目次にある通りですが、
「採用カード、不採用カードの解説」
「このデッキの回し方や意識する点」から「上級者向けのプレイ」まで、このデッキを扱う上で絶対に知っておくべきである動きの解説。
そして「各対面の戦い方」とがっつり約25,000文字(新弾による追記にて約31000文字とグレードアップ)と惜しみなく記載していきます。
環境変化に合わせて記事も更新していきますので、ぜひこの先もご覧ください!

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