ちょっと待って!開業起業その前に

お立ち寄りくださり
ありがとうございます!
美容鍼Jasmineのオーナー鍼灸師のJasco先生です。


私は今から17年前、35歳の時に鍼灸師の国家資格を取得しました。

それまでの人生は本当に自分がやりたいことを見つけるためにさまざまな世界を渡り歩きました。
その頃の想定外な経験談はまた折りに触れて紹介したいと思いますが、このnoteでは鍼灸師として17年間働いてきた経験談、経営マーケティングを中心に私の世界観を伝えたいと思います。

◎鍼灸を学んでいる学生さん
◎これから鍼灸師の資格を取ろうと思っている方
◎鍼灸師のたまごさん
◎これから開業しようと思っている方
◎美容鍼灸に興味のある方
◎私の会社で働く鍼灸師さん

上記に当てはまらない読者さんでも、読んでくださる方にとって、人生の何かしらのヒントや足掛かりになれば嬉しく思います。私の世界観に共感してくださる方、応援どうぞよろしくお願いします。


さて、今日のnoteのテーマは

「開業起業その前に」


です。


鍼灸を学ぶあなたの夢はなんですか?
あなたは鍼灸の資格をとってから
誰のために、何のために、何を手に入れて、どんな思いで仕事をしていきたいですか?  


学生さんや就活中の鍼灸師さんに
よく質問するのですが

カリスマになって
ハリウッドのセレブ宅でLIVEしながら
施術がしたい

日本中を旅しながら
身体の痛みで悩んでいる人を
治してあげたい

薬膳のカフェをしながら
お灸のサロンを開きたい

鍼灸によるターミナルケアをもっと深く研究して
新しい治療法を見つけて世界に伝えたい

などなど


わぉ!素敵な夢ですね!
と言ってしまう答えを
すぐに話してくれる人は


実は意外と少ないですよね。


みんな

いつか開業したいなぁ

自分の技術を誰かに届けたいなぁ

自由に仕事ができるようになりたいなぁって

思いながら毎日を過ごしているようです。


で、何ヵ所かで働いてみて、
経験積んだら開業しよっかな?



みたいな…



が実に多いのです。

結構、簡単な動機。


かく言う私自身はどうだったのかと言うと


実は

開業や起業が夢ではありませんでした。


遠い昔、国家資格を持っておらず、
毎日治療院でアシスタントをしながら修行の日々でした。

職場には
柔道整復師や、鍼灸師の資格を持った人たちが
働いていました。

色々な勉強会に参加してスキルやレベルを上げる努力をしていましたが、
いわゆる無資格で施術するより、
国が認めた専門学校に通って国家資格を取り、
もっと自信を持って多くの患者様を治療したい。

それが
私の夢でした。


わたしは
開業や起業という夢ではなくて
誰かのために鍼灸で役に立ちたい 
という想いをカタチにするために国家資格が欲しかったのです。

今考えると
それが鍼灸師として長く働き、経営者になれた理由かもしれません。


社会人から鍼灸専門学校に入る、
その決心はなかなか大変です。

この記事を読んでくれている人の中で、
社会人をしていて、
何か手に職を付けたいと思っている人もいるでしょう。

でも、
目的が手に職とか、一生モノの技術が欲しい
と思うだけで鍼灸専門学校に入るのは危険です。


わたしは、
鍼を受けたことすらないのに
鍼灸学校に入った社会人を何人も見てきました。

鍼灸専門学校に入学して卒業するまでの
3年間300〜400万円が必要です。
3年という年月が要るのです。


そんな貴重な時間と労力を費やし
一生懸命に国家資格をとって少し働いたら
辞めていく人が多い。

その理由は経済的なものから、
適性の問題など様々です。


開業する前に、または鍼灸学校に入る前に
自分は鍼灸師として何のために働きたいのか?
自分をよく見つめて欲しい。

強い想いや夢がなければ継続は難しい

と思うのです。

なぜなら
人生に起こる様々な問題
例えば
家族の問題、
職場の事情、
社会情勢、
自分の健康問題などで

せっかく取得した国家資格とその時間は
どこかへ流れて行ってしまう。 
それも人生の経験になるのかも知れません。
失敗しないと分からない事もあるからね。

でも大切なお金と時間




どうか、なぜ鍼灸師の資格が欲しいのか、
国家資格が取れたら、なんのために、どんなふうに生きていきたいのか、出来るだけ深く考えて下さい。

もし、あなたの家族が鍼灸学校に進学を考えているなら
是非アドバイスしてあげて下さい。

そのほうが、かなりリアルな楽しい未来が自分のものになります。


でも、どんな風に生きたいのか、
なんのために鍼灸師になりたいのか
迷っているならどうぞ相談お待ちしてます。

今日はこの辺りで

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