異文化交流
年始早々の年賀状の断捨離の顛末から気持ちが落ち着いた頃我が家にテキサスから留学生がやってきた。
1/11〜1/20までとほんの短い10日間だけど。
このアメリカ人の大学生向けホームステイつきの日本観光ツアー15日間のプログラムは1年おきに開催されているようで今回で10回目とのこと。
日本の学生向けにも観光付きのホームステイプログラムってあるよね。私もその昔大学生だった頃参加してホームステイの経験があるからいつか逆の立場の受け入れる側になってみたいって思っていたのが受け入れをしたきっかけの1つです。
20年前初めて留学生の受け入れした時もこのプログラムの学生さんで息子はまだ1歳(娘は3歳)だったのだけれどそれがこのプログラムの初回だったみたいです。
引率の先生は初回からずっと続けていらっしゃるとのことでしたので勇気を絞って
「20年前◯◯さんを受け入れました。覚えてますか?」と聞いたら
「あ〜❣ ◯◯さんね、覚えていますよ」
とのことだったので◯◯さんによろしくお伝え下さいとお願いしました。
私もその当時の学生さんとその奥様とFacebookで繋がっているので、近況の殆どは奥様の投稿から入手しています。私が知る限りでは彼は歯医者さんになり、4人の男の子のパパになっています。御年40歳。
あの時二十歳だった男の子が40歳って、私も齢(歳?)をとるわけだ。
まったくもって時の流れを感じずにはいられません。
さて、今回ホームステイ始まって2日目にして学生さんがルンピアというフィリピン料理?を作ってくれました。
ひとり暮らしで自炊していて料理は大好きなんだって。お母さんはフィリピン系の人みたいで、フィリピン料理を披露してくれました。
ご両親は離婚して再婚してと家族関係聞いたけど住んているところもバラバラで複雑過ぎて理解できませんでした。こんな環境下で育っているからこそ優しくてオープンな性格になったんだなと感心しました。
さて、料理を作るために食材を買いに近所のスーパーへ一緒に行って買い物もしました。
材料はひき肉とかネギとかいろいろ。あれがないならこれで代用するとか巷のスーパーにあるもので作ってくれました。
春巻きみたいで中身は餃子?
スィートチリソースつけていただきました。
スパイスが絶妙に効いていてめちゃくちゃ美味しかったです。
それにしても!私が作ったのは味噌汁とポテトサラダだけ(笑)
しかしこんなに頑張って本格的にポテトサラダ作ったのめちゃくちゃ久しぶり。
最近はじゃがりこをお湯で溶かして潰しただけのマッシュポテトもどきばかり作っているから(作るとすら言えないかも(^^;)
夕食後は同い年の息子とスマホの翻訳機能使って若者同士のコミュニケーションをしていました。音楽とかファッションとか?!知らんけど。
どんな会話してたのか?
もうね、これ、私がずっとずっと夢見てた光景だよとひとり感動してました。
実は子どもたちが小学校低学年でまだ子ども部屋が必要なかった頃まで4ヶ月弱の長期の受け入れも数年やってました。
その時は子どもたちと留学生の交流をものすごく期待していたのだけれどそんなものはほとんどなかったからこんなふうに会話をしている風景を見れるなんて想像すらできなかったのです。
昨年の春から娘がひとり暮らしを始めて部屋が1つ空いたからまたやってみようって思ったんだけど息子がこんなにも頼りになる大人に成長してくれたことに感動すら覚えました。
言葉の壁を感じながらも一生懸命相手のこと分かろうと努力している息子の姿に惚れ惚れしてしまいました。はい、私は親バカです(笑)
久しぶりの受け入れで異文化交流の楽しさ思い出すとともに時の流れを感じてしみじみしている私。この機会に
ありがとうです。
写真は江戸川放水路の土手
石投げしようって息子が誘って平らな石を探している光景もまた画になるなぁと。
しかし異文化コミュニケーションはむずいって。何度も息子がボヤいておりました。
通じ合いたい❣
って気持ちが大事でそれが通じた時感動するし、それがおもしろいって思うんだけどね。
私的には思いがけない光景を見せてもらえて感動しかないんだけど息子にとっては言葉の壁は意外と高かったみたい。
「もう受け入れやめたほうがいいんじゃない?言葉が通じないって苦痛しかない」
だとさ。
そんなしょっちゅうできないし長期も無理だけど機会あればまた短期のやりたいって思ったのに息子よ、なんて淋しいことを言うんだよ。
と言いながら今夜カラオケ一緒に行くとか言ってる。
楽しい時間を過ごして欲しいと思う母なのでした。