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甘い記憶を再現した日のこと


なんだかなぁ
なにやってるんだろーなぁ
過去ばかり振り返ってるなぁ

しかも今回はそれを再現というのか、実際にその甘い記憶を蘇らせたくて元カレと思い出の地を辿ってきました。一緒に付き合ってくれたこと、感謝しかないです。

元カレと書いたけどボタンの掛け違いで元カレにすらなれなかったヤマのこと。↓この記事に書いた人です


根底はもう後悔したくないと言う気持ちからなんだけど、そう思ったきっかけとなる出来事があって。

その出来事を記憶から消したくてスマホを整理してたらヤマの連絡先がスマホに残っていたのを偶然見つけたのでやり直したい気持ちというよりあの時のヤマの本当の気持ちを知りたくなって思わず連絡しちゃったのかも。

確かそんな遠くないところ(もしかしたら同じ市内?)に住んでいたはずだからダメもとでね。

会いたいと思ってヤマに連絡して返信が来て、夏に再会したのでした。

その時のことを綴ったのがこちら


↑この再会で善き時間を過ごせたので次の約束ができたんだと思います。

ヤマが、ふたりが出逢った会社があった場所と当時私が住んでいたまちを訪れてみようと提案してくれたのです。

それで甘い記憶を辿る旅をしたというわけ。


還暦過ぎたふたりがまず訪れたのは、昔会社の事務所があった芝浦周辺。

JR田町駅で降りて芝浦方面へ徒歩15分くらいだったか


JR田町駅東口

とにかくこの日は朝から雨が降っていて、全然お散歩日和ではなかったのですが、お互いに会いたい気持ちが強かったみたいで予定を変更することはありませんでした。

芝浦方面へ歩いて
会社が入っていたビルを見つけました!

もちろん事務所なんぞとっくのとうになく。現在はキッズ向けのスクールになってました


外資系の会社だったから吸収合併を繰り返していて社員も定着することなく辞める人入ってくる人の出入りがとても激しくて、私も3年4ヶ月で辞めました。

今会社が誰(どの会社)と組んでどんな社名になっているのか、何処にあるのかもわからないし、たぶんあの頃から残っている人なんてほとんどいないと思うとなんだか切ないけど、なかみ変わってもそとみの建物はまだこうして残っていることにちょっと感動しました。

田町の駅も様変わりしていて昔の名残はほとんどありませんでした。

このあと、京浜東北線で蒲田へ移動しました。ちょうどお昼ごろだったので蒲田の駅ビルの中でランチしました。

蒲田駅もオシャレになっていてびっくり。

洋風料理のお店のランチプレート
ランチビールもいただきました
9月が私の誕生月だったからとケーキもご馳走してくれました

美味しいランチをいただいたあと、その昔私が住んでいたまちへ

あの頃は目蒲線だったけど今は多摩川線になっちゃって蒲田から目黒じゃなくて二子玉川方面へ行くらしい(終点が何処なのか?イマイチよくわかりませんが)その多摩川線でひとつ目の矢口渡まで行きました。

矢切の渡しならぬ矢口渡駅


当時住んでいたアパートは住所は池上だったけど矢口渡が最寄り駅でした。

ここからどっちへ行こうか

先に多摩川まで歩いてみました。30年以上も経っているんだからまちは変わっていて当然で、こんな商店街があったのかと新たな発見ばかりでした。

そして花火をした多摩川べりに到着

多摩川の向こうは川崎だよね

今はもう花火はできないみたい
甲板に花火は禁止と書いてあった

お互い20代の大昔、ここで夜中突然花火をしたくなってコンビニで花火買ってふたりで手を繋いで走ってやって来たんだ。

ヤマも覚えていてくれたのがすごく嬉しかったのにまさかまた一緒にここに来れるなんてね。(あの頃は走れたけど今はもう無理。手を繋いで歩いてきました)

本当はふたりで写真撮りたいとか思ったけど、形に残ることはやめよう。私の記憶の中だけにとどめておこう。

このあと、私が住んでいたアパートをみにいきました。
 

築35年以上も経つけどまだありました
ここの2階の奥の方の部屋に4年間ほど住んでました

この部屋でいろいろあったなぁ。
私が忘れていたことでヤマが覚えていたこともあってびっくり。

「え〜?!私そんなことしたの?!」

「なんか、恥ずかしかった」
 
って、女誑しだと思っていたのは私の勘違い?で、とてもシャイな人だったって事に気づきました。

本当は、私が偶然見かけたヤマにしなだれかかっていた女が
「カノジョじゃないってことを釈明してあげるよ」

とも言われていたみたい。

「でもさヤマにはいずれにせよできちゃった婚したカノジョがいたんだよね?」

って聞いたら

「その時はまだ付き合ってなかった」

ってことは

当時私に言った

「俺のカノジョになって?」

というのは本気だったのか。

今更過去には戻れないけど、本当の事が分かってよかった。

そんな話をしながらまた多摩川線に乗って蒲田駅へ戻りました。

多摩川線、4両編成だった。私の記憶では昔の目蒲線は2両しかなかったような


蒲田駅降りて商店街をぶらぶらして少し休憩しました。

ふたりだけの時間を堪能しました。

だけど確実に歳を重ねた年月は長くなんとも言えない昔へタイムトリップしているようで現実を突きつけられて。

でもとても幸せな時間でした。

ありがとう

何度も何度もありがとうって心のなかで呟きました。

ヤマとはなんとなく気が合う
これは本能?
直感?

ボタンの掛け違いでお互い別々の道を歩んでるけど再会できたことに感謝して、時々こうしてまた会いたくなったら楽しい時間を共有したいと思いました。

まるで老いらくの恋かよ 

って自分で突っ込んでみたけど

違います。








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