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【Admissionsの裏側】 試される親の英語力
こんにちは、インター元アドミッションのジャスミンです。
【Admissions】の裏側シリーズを始めます!受験マニュアルに書くにはちょっとズレている、でも受験に全くの無関係ではない小話を少しずつ公開していきます。
初回は気になる「親の英語力」の実態です。
受験相談に来る多くの方に共通する「親側の英語力の自信のなさ」があります。
気持ちはすごくわかります。そもそも願書でさえ、「ネイティブに通じるのか?言いたいことが書けているか?」となるのに、保護者面接ではザ・外国人の校長たちとネイティブ英語の質疑応答。緊張しますよね。
新興・老舗それぞれの親の英語力実態について、
またアドミッションとして保護者面接をした経験から、理想の英語力について書き出していきます。
多すぎる自己紹介チャンス
インターナショナルスクール、特に老舗はコミュニティ命です。入学したらまずCoffee Morningが数回あり、Back to School Night*では各家庭の自己紹介があるところも。
*Back to School Night…先生の紹介のちに、その学年が1年間で学ぶ内容、どんなことにフォーカスしていくか、クラスのルール、年間行事などのプレゼン。親の交流機会でもある。
そんなイベント多数の中、一人一人が全体に向けて軽い自己紹介をしていきいくチャンスが必ず複数回あります。
老舗インターの場合、ここで簡単に自身と子供の自己紹介が即できるレベルの親が多いです。文法が間違っていても、言いたいことが伝わるレベルの英語力です。
新興の場合、ここで少々手こずってしまう親がちらほらいます。
自分から英語で発信する機会はこのくらいです。あと英語を使う場面はPTC (Parents Teacher Conference)と呼ばれる3者面談やスクールからのメールくらいですので、入学後そこまで気負う必要はないかと思います。
インター親の英語力、実際どれくらい?
気になる老舗インターでも英語がそこまで得意でない日本人親は実はたくさんいます。
老舗、新興双方よくある日本人夫婦パターンだと、夫が仕事で英語を使えるから日常会話はOK、妻側が「相手の言っていることは大体理解できるけど、自分からはスラスラ話せない」系統。ですがこういうパターンの場合、メインでスクールに顔をだす人は大体妻になりますよね。そして日本人界隈に落ち着く感じです。
合格する親全員が帰国子女並みに話せる、というわけではありません。
Admisisons的には?理想の英語力目安
新興の場合、英語力がほぼゼロでも合格できることがぶっちゃけ多いです。(※もちろんスクールによります。)
ネイティブ親は願書の段階で丸わかりなので、老舗に合格をもらってそちらを選ぶルートが大多数。
老舗ではやはり厳しめですね。英語力ゼロ、カンペを見ながら志望動機をいうレベルだと完全アウトです。体感的には英検2級くらいが最低ラインだと思います。
文法が間違っていてもいいのです。会話力、発信力のほうが大事だと、幾多もの保護者面接では思わされました。
インター受験ではお子様のスクリーニング対策ばかりに注目してしまいがちですが、親の英語もがんばりましょう!