【面接対策で言える!】CAに必要なスキルを具体的に教えます
客室乗務員は一見華やかな仕事に見えますが、実は意外と体力仕事なのです。航空業界の先輩は「CAは空飛ぶガテン系よ。」と言っていました。笑
そんな客室乗務員の主な業務は、保安と接客です。
え、2つだけ?シンプルじゃん!と思うかもしれませんが、
世界を股にかけて仕事をする中で、接客と保安の質を高く保つには、沢山のスキルが必要となります。
1.Responsibility(責任感)
飛行機は、空飛ぶ鉄の塊です。
空の上には、レールも命綱もありません。
普通に考えて安全なわけがないですよね。
お客様を乗せて飛行機を、安全に目的地まで運航するために、責任感を持って保安業務に臨まなくてはいけません。
2.Observation skills(観察力)
日本人は結構得意なのではないでしょうか。
お客様の顔色の変化、機内の状態の変化、乗務員の変化、、
体調不良や事故につながる小さな異変を早期発見するために必要なスキルです。
接客においても、重要なスキルですよね!
3.Excellent interpersonal skills(コミュニケーション力)
客室乗務員の仕事は、一緒に飛ぶ同僚も、お客様も毎回変わります。
だからこそ、短い時間でお互いに話しやすい関係性を作れるような力が必要になります。
接客にももちろん重要なスキルですし、保安においても何か異変に気づいた時にお客様から客室乗務員に声をかけやすい空気感を作れるように必要になります。
4.Diplomacy and tact(対応力)
コミュニケーション能力はいい空気を作り出すために必要です。
対応力は機転を聞かせて、ネガティブな状態をポジティブな状態に変える力です。状況に応じて動ける柔軟性とも言えます。
例えば、
お客様から胃がムカムカすると声をかけられる
→少しでもリフレッシュできるようにハーブティーを提供する
お客様のテーブルに食事がなかなか運ばれてこずクレームになる
→状況を把握した上で心からの謝罪をして、すぐに温かい食事を提供する。
5.Adaptability(適応能力)
国際線を運航しているエアラインや、外資系エアラインで客室乗務員をするのであれば非常に重要なスキルです。
世界中から集まった同僚と仕事をし、多国籍のお客様を迎えるには文化や違いを受け入れ理解する力が必要となります。
違いを楽しい、面白い!と感じることができる人はこのスキルがあると言えます。
また、長時間のフライトによる疲れや、ステイ先との時差で体力的なストレスを感じることもある仕事なので、この側面においても適応能力は必要と言えます。
6.Health management skills(健康管理能力)
長距離、長時間のフライトを日常的にこなせる体力が必要です。
イレギュラーが起これば、通常時より勤務時間が延びる可能性があります。客室乗務員にとって15時間労働は当たり前です。
また、上空は地上よりも疲れやすく体力を要しますし、体調も変化しやすいため体調不良になる可能性も大いにあります。
尚且つ、仕事は立ち仕事!気圧もあって足がパンパンに浮腫みます。
この不快感からステイ先のホテルについても、眠れないという人もいます。このような環境下でも、いいパフォーマンスを保てるよう体力と健康管理能力が必要となります!
その他に必要となる条件
7.英語力
→基本的に、日系だとTOEIC600点以上または同等の英語力、外資系だとFluent in written and spoken English(流暢に読み書き、会話ができるレベル)です。
これについては、以前詳しく投稿していますのでこちらをご覧ください。
8.視力と色覚
→裸眼もしくはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも 1.0 以上であること。という条件をよく目にします。中には乗務時に眼鏡をかけることが許可されているエアラインもあります。
そして、色覚についてですが、これは全くダメという訳ではなく程度にもよると思います。
エアライン採用時のヘルスチェックで、色覚の確認もしたので恐らく見られているポイントだと思いますが、重度の色弱でない限り諦めずチャレンジしてみることをお勧めします!
9.着衣泳で25m〜50m
→ディッチングの場合に必要となる能力です。
ディッチングとは飛行機が海や河に着水した場合のことで、機外(水中)に逃げた後に生き残るため、制服を着たまま泳げる力が必要となります。
10.身長
→これは会社によって規定が異なるので一概に何cm身長があれば大丈夫です!とは言えませんが、なぜ身長制限があるかというと、お客様の荷物をしまう時に使う上の棚に手が届く必要があるので身長制限があります。
日系だと身長の規定がある企業が多く、外資系だとアームリーチ(手を真上に伸ばして規定の高さに届くか)の規定がある企業が多いです。
11.学歴
→専門学校・短期大学・高等専門学校・大学または大学院(修士課程)を卒業・修了されている方というのが日系でよく見かける規定です。
外資系だと、高等学校卒業以上の会社が多いので、大学に行っていない方も対象になります。
まずは、求人に書いてある求人条件を確認してみてください。
12.年齢
→ミニマムの年齢規定が21歳の外資系企業はありますが、マキシマムの年齢を規定している企業は見たことがありません。
日系ではミニマムの年齢規定すらあまり見かけませんし、私も実際航空大学在学中の19歳の頃に内定をいただいて働き始めたので、まずは求人で条件を確認することをお勧めします。
13.犯罪歴
→適正という面でもそうですし、パスポートやビザの発行にも関わる問題です。犯罪を犯した年齢、国、種類や重さなどの情報を企業に明かす必要があります。
14.タトゥー・キズ・ほくろなど
→基本的に制服からはみ出るほどのタトゥーがある方は、内定をもらうのは難しいと思っておいた方がいいでしょう。
外資系でタトゥーに厳しい企業は、制服の中にあるタトゥーでも、あると気づいた瞬間に解雇・強制帰国させるという企業もあります。怖
その他キズ、バースマーク(生まれ持った傷やアザ)、火傷の跡、大きくイボ状となっているホクロ、アトピー、ニキビ、ニキビ跡など、程度や存在する体の場所よっては内定をもらうのが難しい場合もあります。
ただ、私も腕に10〜15cmほどの大きな傷があるのですが、赤ちゃんの頃にアクシデントでできた傷なので、どうしようもありません。
自分の意思や選択ではないものについては、それを理由に夢を諦める必要はないので、まずは面接に行くことを強くお勧めします!
また、面接官との相性や縁、タイミングもあるので、一度ダメでも諦めずに挑んでみてください。
おわりに
必要なスキルをたくさんあげていきましたが、実際どれも必要ではありますが、完璧な人間なんでこの世にはいません。
自分に当てはまらないものがあれば、どうしたらそのスキルを身につけられるか考えてみてください。
あとは、入社後の訓練などでたくさんの教育を受けることができるので、そこでさらに客室乗務員の適性を身につけられると思います。
どうしても出来ないことがあれば、出来ることでカバーするのも能力です!
自分の良いところに焦点を当てながら、一緒に頑張りましょう😊