料理のこと
先日もここに書いたけれど、わたしは長年料理が苦手、というか好きではなかった。
人が作ってくれたものやレストランの料理を食べるのは大好きだけど、作るのはひたすら面倒。苦手。したいと思わない。
少し前、とりわけ結婚前まで本当にそうだった。
結婚して少しその感覚を克服し、産休に入って、さらに変わってきた。
ネットで見つけた美味しそうなレシピや、人が作ってくれて美味しかったレシピを自分でも再現したいという気持ちがかなり芽生えてきた。
まだ料理が好きではなかった頃、母は
テレビとかで美味しそうなものを見ると、自分でも作ってみたくなるんだよね、と言っていたが、当時のわたしにはまずその感覚が理解できなかった。
確かにテレビで見た感じ美味しそうだけど、それを自分で作るなんて面倒くさそうだ……という思考回路だった。
が、今ではその時の母の言葉にだいぶ共感できるようになった。
ちなみに夫も割とそういう感覚を持っているようである。
大学時代には、ケーキを友達と焼いたらしいのだが、理由が「たくさん食べたいけど、買うと高いから」だったらしい。笑
大学時代のわたしといえば、出かけていろんな人に会い経験を積むことに命をかけていた(?)ということもあり、料理に時間を注ぐことは全く考えていなかった。
自炊もしていたものの、野菜炒めとカレーくらいしかレパートリーがなかったし、いろんな料理を作ってみようなんてこれっぽっちも思っていなかった。
ケーキなんて友達と買って食べることしかしなかった。
ケーキ及びお菓子作りともなると、材料も道具も時間も必要であり、なかなかハードルも高かったというのもある。
料理嫌いの理由のひとつに、レシピを探すのが面倒、ということがあった。
たとえばハンバーグを作ろうと思ったとして、ネットで検索すると、あらゆるレシピが星の数ほど出てくる。
そのなかからどれがいいのか選別して決定する、という作業がまず苦手だった。
最近はいい意味で、これでいいや、くらいに選べるようになってきたので、そこも大きいなと思う。
そんなふうに思えるのも、今は産休中で、レシピをゆっくり見る暇があるから、というのはきっと大きいと思うけれど。
仕事してる時は、夕方帰ってきて、作ったことの無いレシピを検索して作る気持ちの余裕なんてなかった。
ネット検索は便利な反面、情報量がすごすぎて、わたしにとっては逆に料理のハードルをあげるものだったなと思う。
7月に義実家に行った時、義姉が作ってくれて美味しかったレシピを習い、早速そのあと2回作った。
そして、この前の土曜日、その義姉からLINEが入った。
オクラを使った副菜を新しく作ってみたそうで、それの紹介だった。
今回はわたしから教えて欲しい、とLINEした訳ではなかったのに、義姉の方からLINEをくれてすごく嬉しかった。
早速今日作ってみたら美味しかった。
わたしもまたひとつレシピのストックが増えて嬉しい気持ち。
先日実家で、既製品のチキン南蛮を食べながら、そういえばわたしもこの前チキン南蛮作ったわ、という話をしたところ、わたしの料理嫌いを嫌という程知っている母がしみじみと、
「いやー結婚するとするようになるもんだね……」と言った。
自分でもびっくりしているくらいなので、母がそう言うのもとてもわかる。笑
一昨日、ネットで頼んでいたハンドブレンダーが届いたので、昨日の朝は早速スムージーを作った。
スムージー作りは、ハンドブレンダーを買った理由のひとつ。
バナナとブルーベリーで作ったらすごく美味しかった。
正直洗うのは面倒だけれど笑、いろんな材料でスムージーを作って飲みたいなあと今からワクワクしている。