家事や育児における達成感、充実感と、承認欲求のこと

よく、家事や育児は仕事と違い、誰に褒められるわけでもない、とか、達成感がない、とか言われがちな気がする。
たしかに家事や育児は売上目標的なものがある訳でもないし、現状維持をする積み重ねだなと感じることもある。
でも、私個人としては、家事育児において、達成感や充実感って思いのほか味わえるものなんだなと、今現在は実感している。

実家にいる時は家事全般好きではなかったけど、結婚して実家から出ると、実家以上に自分の意思通りにできるというところもあり、やりがいを感じるようになった。
料理も、誰からも何も言われないし、実家よりキッチンも冷蔵庫もすっきりしているのでやりやすい。
掃除も、実家より狭い賃貸なので大変ではない。

そして、どんなところに達成感を感じられるのかというと、

●子の成長が嬉しい
ありきたりすぎる話だけれど、手をかけて日々育児していて、子どもは毎日少しずつ成長していくし、それを感じた瞬間はやっぱり嬉しい。
新しい遊びやおもちゃを試してみたり、新しいところに連れていった結果が子の成長の要因の一つなのであれば、こちらの行動の結果とも言えるので、ある種の達成感的なものを感じることが出来る。

とはいえ、子育てに達成感的なものを求めてしまうのはよくないと思っている。
なので、これはあくまで結果論だと。
子にとって重すぎる親になるのもよくないし、子が成長するにつれて喪失感的なものを抱くことにもつながるかもしれない。
子どもは成長していくし、自分とは別の人間で、別の人生を歩んでいくものだと、当たり前のことではあるけれど、ずっと意識し続けたい。

●家事における達成感、充実感
これもいろんなシーンで感じることが出来ると個人的に思っている。

・新しい料理を作れるようになった時
・よい収納を思いつけた時
・断捨離してスッキリできた時
など。

そして、その都度夫に報告しては褒めてもらって(?)いる。

自分一人で、できた!と思える瞬間もいいけれど、やっぱり他の人から承認してもらえるって地味に結構大事な気がする。

人間っておそらく誰でも、いろんな形で承認欲求をかかえて生きている気がするので、それを満たしてくれる相手、というか、お互い満たしあえる相手がいることってきっと大切。

家族での暮らしはずっと続いていくのでなおのこと必要だと思う。
かつ、夫婦間では特に大事なんじゃないかと思っていて、夫婦間がうまくいかない大きな理由のひとつはこれなんじゃないかと、半ば本気で思っている。(うちの両親然り。)

家事全般が全く好きじゃなかった自分、結婚して仕事、家事、子育て(今はまだ育休中で仕事と子育ての両立はしてないが)なんてできるんだろうかと本気で心配していた(そして親にも心配されていた)が、自分やればできるのねと、本気で思うし(やるしかないというのもあるが)家を出た方がスムーズだったんだなという結論。笑

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