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支援級でいいのだろうか…と迷う日々

支援級に決まってから、入学に向けて少しずつ学校との関わりを持ちながら準備を進めてきましたが、「支援級でいいのだろうか」と迷うことが多々ありました。

特総センター(横浜市特別支援総合教育センター)での相談では、専門家による判定はあるものの、最終的に保護者が在籍する場所の結論を出します。わたしは「支援級がいいんだろうな」という考えで相談に行っているので、専門家とも意見が一致したという点では問題はないのです。(余談ですが、次男や三男の時は意見が一致せずに、最後は特総センターの意見を採ることにしました。)

ですが、秋以降の四男の成長には目を見張るものがあり、保育園生活でも「何か変わりましたね。」と先生にも言われるくらいでした。例えば、卒園式の練習では「歌の練習が大変…」と言いながらも練習に励んでいました。これまでの彼だったら「歌の練習が大変」という自分の気持ちを心に秘めてしまい、ある時突然爆発(泣き出す)してしまうケースでしたが、自分の気持ちを言葉にして出せるようになってきていることは進歩でした。

そして、お友だちとも積極的に関わったり、実は気になっていた手仕事(毛糸で雪結晶づくりや牛乳パックを使った編み物)に挑戦し、凄まじい集中力を発揮していたそうです。(この集中力もある意味特性かもしれないですが…)やってみたいという気持ちと失敗したら、わからなかったらどうしようという気持ちのはざまで揺れ動いて「やらない」選択をし続けていた四男が「やる」選択をするようになったことが増えたことを先生から聞きました。

そんな彼の様子を見ていると、「彼の可能性をつぶしてしまっているのではないだろうか。可能性を信じるという手もあるのではないか」という迷いが出てきました。でも、心のどこかでは母親である自分の心を守りたい気持ちもありました。それは、一般級で生活をして小6の時に不登校になってしまった次男のこと。彼と同じようなことを繰り返したくない…そんな思いがずっとありました。

入学前に在籍する予定のクラスの先生との面談があった時です。一通り四男についての情報共有をした後に、何を今さらって言われることも覚悟の上で、迷っている気持ちを伝えました。

「お母さん、迷いますよね~ でも、第2の場所があるって言うのはいい意味で支えになると思います。むしろ、『今日は一般級で頑張れそう』『国語は支援級で勉強したいな』『算数は一般級でできると思う!』などの選択肢が持てるのはメリットだと思ったらどうですか?
支援級から一般級に転籍することは年度中でも可能だけど、その逆だと年度中は難しくなるし、支援が必要な時に支援級の教員がサポートに入れるようにスタンバイしてくれるというのは親御さんにとっても安心感につながると思います。そんな風に支援級を使ってもらえたらと思います。」
という心強い回答を頂きました。
先生も次男のケースを知っているので、私の気持ちも推し量ってくださったのだと思いますが、丁寧に対応してくださるのはありがたいことです。

四男にとって良い環境を作っていくためのツールとして大いに活用させていただこう!次男・三男・四男と様々なケースを経験できるなんていいチャンスになると思えました。

入学前から親子共に安心して小学校に通えるようにサポートしていただけてありがたいと思います。上の子の経験や上の子が在籍しているという強みもありますし、わたし自身も経験を少しずつ積んできたことで、先のことを見込んで相談できるようになってきたことが大きいと思います。

それでも、その子その子に合った環境とは?と考えるたびに、あーでもないこーでもないと悩みのツボにはまるのは日常茶飯事ですが。。。

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