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炎上対策だけじゃない!コンテンツの責任と『オリジナリティ』
読み物、動画、オーディオコンテンツを人々に届ける際、意識しなければならないのは読み手です。これは有益な情報を届けるだけではなく、コンテンツの作り手として情報が届いた『その先』を常に意識しなければならないからです。
今回は、コンテンツの4つの責任と『オリジナリティ』についてご紹介します。
コンテンツの危うさと責任
読み物、動画、音声などのコンテンツには下記のような危うさがあります。
●情報源が曖昧
●どこからでも切り取ることができる
●受け手によって解釈が変わりやすい
コンテンツ制作者はこれらの危うさを理解した上でその先の責任を見据えなければいけません。
情報源はどこまでも掘り下げる
ソースやエビデンスを正確に掘り下げることは、何よりも重視しましょう。
情報源は個人発信のものでなく、なるべく公的機関や然るべき機関の情報を集め、聞かれれば開示できるような状態にしておくことが好ましいです。
また個人の主観である場合は、その旨を但し書きしておくことも必要です。
切り取られても可能な限りの誤解を避ける
悪質な切り取り、都合の良い解釈はどんなコンテンツにも常につきまといます。
だからこそ、可能な限り誤解を生む表現は避けることをおすすめします。
●断定表現を安易に使わない
●色々な境遇の人がいることを理解する
●逆説『しかし』や接続詞『ですが〜』を多用しない
また、本質とは逸れた前提条件によって要らぬ誤解を生んでしまう表現は使わないのが無難です。
●日本人の多くが体験する〜
●社会人ならだいたい車(免許)を持ってると思いますが〜
●女性なら分かると思いますが〜
本質から逸れた前提条件や例え話は、コンテンツで伝えたい本質の部分がぼやけてしまい、受け手によっては全く伝わらない危険性があります。また炎上のきっかけにも繋がる表現です。
情報が湾曲しないか、意味が変容しないか
情報の切り取りは、コンテンツを作る際にも意識しなければなりません。情報を自分の都合の良いようにだけ受け取ってしまっていないか、違った立場の人から見たときに誤ったものを発信していないか、相手を傷つけないかなどの配慮は重要です。誤って切り取った情報は、受け取ったときに湾曲や意味の変容に繋がります。
たとえば、身内ネタをコンテンツとしている場合に、一方だけの立場や言い分を『正』として切り取ってしまうとコミカルでパンチのあるコンテンツにはなりますが、同時に『悪』を必要以上に引き出してしまいます。
そのコンテンツは、対象とされている身内の人やその人を知っている人が閲覧するかもしれません。本来伝えたかったのは人間関係のことだったのに、いかに悪役がひどかったかといった部分にだけスポットが当たってしまう可能性があります。
情報のその先を見据える
コンテンツを作り、情報や感情をお届けする際、その先があることを考えなければなりません。
たとえば、自己啓発のコンテンツを発した際に、受け手が第三者に「自己啓発とはこういうことだ!」と押し付けてしまうことも考えられます。
その際に受け手が不用意に第三者を傷つけないように、コンテンツに『※あくまでも〇〇を必要としている人に向けての情報です』などの但し書きを入れておくと、不用意な押し付けを防げる可能性があるのです。
『その先』は本当に伝えたいことだけを相手に届けるためにも、出来るだけ範囲を広げて考える必要があります。
オリジナリティのエッセンスは絶対に必要
情報があふれている現代、そのジャンルで人気のコンテンツを参考とすること自体はセオリーとして間違っていません。
しかし、その中にオリジナリティのエッセンスは絶対に必要です。単なるコピーコンテンツは、コンテンツとしての評価も下がりますし、他権利侵害などの問題も発生します。
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