【看護師から企業転職】徹底比較!業務面の特長(後半)
前回大好評をいただいた看護師と一般企業の「環境面」の特長。
今回は「業務面(後半)」を詳しく比較。企業転職を検討中・活動中の方は必見です!
前半はコチラから↓↓
※会社員は業種や職種により多種多様な働き方があります。あくまで私自身の経験を元に作成しました。
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業務面の一覧表
項目別の解説(後編)
①社会的評価
社会からの見られ方・捉えられ方が少し違います。
例えば「仕事何してるの?」と初対面の人から聞かれた場合、どう答えますか?
◆看護師◆
・「看護師です」と答える人が多いです。勤務先の病院名だけを伝える場合は少ない印象です。
・専門職だからこそ「看護師」の一言で、相手にも伝わりますし、社会的にも認識されます。
【周囲や社会からの認識】看護師の△△さん
◆会社員◆
・「◯◯で働いています」と勤務先の企業や業界を答える人も多いです。
世の中には沢山の職業があり、同じ職業名でも企業によって定義や業務範囲もバラツキがあります。そのため、職業ではなく「勤務先(企業や業界名)」を答える人が多いのかもしれません。
【周囲や社会からの認識】車関係の会社で働いている△△さん、会社員の△△さん…等
②中途入社後の研修
◆看護師◆
・現場での勤務開始前に(日数に差はありますが)手続きや説明が行われる場合が多い印象です。
◆会社員◆
・企業によって差が大きいですが、特に中途入社の場合は、初日の午前中に会社や事業内容の簡単な説明があり、午後から現場配属になる会社も少なくありません。
・現場で実務を通して習得するOJT(On-the-Job Training)形式が多いため、座学学習の時間がなく、すぐに見学・実践に入る場合もあります。
ちなみに。「事前学習が進んでいないと見学・実施できない」という状況は殆どない印象です。むしろ「とりあえずやってみて」のスタイル。
個人的には、文化が違う理由の一つに、実践の中で多少失敗しても人命には直結しないという特長があると思います。また、会社員の多くの職業は資格がなくても業務が行える点も「まずは実践」に繋がっている一因かもしれません。
③急な変更・割り込み
◆看護師◆
・急変や緊急入院やナースコール…等々、予定の変更や業務途中での一時中断(割り込み業務)がとても多いです。
→例えばナースコール。人命に関わる場合もあるため、基本的には「すぐその場で」一旦取り組み中の業務を途中中断してベッドサイドに駆けつける必要があります。
・業務の緊急度や優先度が1日の中で何度も変わりますし、事前に予測できない場合も多いです。
◆会社員◆
・業種や職種にもよりますが、看護師に比べて変更や割り込みの回数は少ないです。
・割り込み業務は、電話やメール・社内コミュニケーションツールの対応が多いです。1日で100通以上チャットが飛び交う職場もあります。
→取り組み中の業務が一段落したタイミング…例えば10分後にまとめて対応で間に合う場合が多く、看護師に比べると融通がききやすい印象です。
・もしトラブル等が発生した場合も、本日中が期限ではない業務も多いため、一部の業務を明日以降に変更する等やりくりできる範囲が多いです。
④担当する患者や顧客
◆看護師◆
・病棟は24時間365日稼働しているため、シフトに応じた交代制で1人の患者を担当します。
・どの看護師が担当しても「同じケア」を一貫して提供できる必要があります。先輩看護師も、同じ患者さんを担当するため、ある程度の状況を把握しています。そのため少しの状況報告・相談でも理解してもらいやすいです。
・勤務時間帯毎に細かな申し送りを行います。
◆会社員◆
・会社から担当変更の指示がない限り(長い場合は年単位で)自分だけが担当し続ける場合も多いです。
・一貫して同じ担当のため「担当者の個性や力の差=会社の評判」にも繋がりやすいです。先輩や上司は、その顧客のことを詳しく知らない場合も多いので(病棟のように)見落としやミスに気づける・察してくれるとは限りません。そのため、自分からこまめな報告・相談の発信が重要です。
・定期的(日や週や月毎)に、書類や面談等で報告や相談ができる会社も多いです。
⑤大変さの種類(イメージ)
◆看護師◆
・肉体的にも動き回る機会が多いです。
・今日中にやるべきことは分かっているが刻一刻と状況が変わるため、バタバタ。落ち着く暇もなく、トイレや水分補給もままならないですよね…。
・人命に直結する業務のため、ミスが許されないプレッシャーがあります。決められたルールや手順を守りながら業務を進めます。
◆会社員◆
・職種によって外出状況や肉体的疲労は異なります。
・自由にスケジュールを組み立てられる余地が多い分、試行錯誤や逆算をする必要があり、慣れるまでは特に暗中模索感があります。
・マニュアルがなくゼロからルールや手順を組み立てる必要がある業務も多いいです。
→看護業務に例えると、前例がない(パス入院が使えない)ケース。情報も殆どなく「これでいいのかな?」と答えや正解が見通せない中で看護計画等をゼロから検討する感覚に近いかもしれません。
・人命には直結しませんが、自分のふるまい次第で、数千万円以上の損失や株価への影響等、社会から評判を落としてしまう場合があります。仕事の評価は収入にも影響します。看護師に比べて、実力が収入(ボーナス等)に反映されやすいです。
どちらかが「良い」「悪い」はなく、どちらも大変さの種類が違います。だからこそ、自分にとって「大切にしたい要素」「力を発揮できる環境」を見極めるための参考情報としてご覧いただけたら嬉しいです!
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