aa182 らしさって何だろう。

息子氏が朝着替えるようになったのっていつだっけ?と思い出せない邪神の嫁です。
多分腰座ってからな気がするんですけど、うーん?

そういえば息子氏はかなりの可愛い物好きです。ぬいぐるみを可愛がって一緒に寝たり、保育園の同級生が女の子が多いというのもあり、プリキュアの塗り絵をしてきたり、ナチュラルに女の子の服装を可愛いと褒めていたり。
ちなみに私や娘氏にも新しい服やアクセサリーを見つければ可愛いと褒めてくれる目ざとい男子です。
元々のそういう傾向もあり、我が家では特に男の子だから。というのはあまり言っていませんでした。

というのも、私が女子らしくない女子でして。恐竜大好きで、車にはまり、宇宙にはまり、NASAで仕事したいと思うような児童期で、さらにそのまま工学部に行って、都会の技術系の仕事に就きと、女子最小の環境で生きてきました。

それを私の母は何も言いませんでしたが、思う所は山のようにあったようで、「女の子は結婚しても近くに住んで、週末の度に子供と遊びに来る」というのがデフォルト気味の我が田舎の価値観から抜け出せず、最終的には「きっとこの子は本当は男の子として生まれる予定だったのだけど、上の娘を亡くした私のために神様が女の子にしてくれたんだ。と納得した」と息子氏が生まれた頃に言われました。

とまあ、女子力皆無を責められたり、言外に「あなたは女の子らしくない」と伝えられ続けた私は、当然息子氏に男らしさを求める気は皆無。
さらに、「お兄ちゃんだから我慢しなさい」と理不尽さを感じ続けた邪神氏は、息子氏にお兄ちゃんらしさを求める気も皆無。

というわけで、お兄ちゃん。という言葉は、娘氏からすればお兄ちゃんしかいないので、褒める以外では使わないように意識していますし、男の子だから。というのも言わないようにしています。

息子氏が時折「僕は男の子だから恐竜が好き!」など言う時は、「ママ、女の子だけど恐竜好きだよ?」と疑問を感じて貰えるように声をかけています。

とはいえ、義理の母は「流石、息子氏だねー」と褒めてくれるのに、私の母は「男の子なんだから泣かないの!」やら「流石、男の子!強いね!」と言ってくるのは、生まれてからの環境故、中々言っても治らないので、半分くらい諦めています…(笑)

ちょうどジェンダーに対する考え方も過渡期。過剰に気にしたりしないよう、あるがまま個人を受け入れていけるといいなと思っています。

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