初心者でも実践可能!動画制作ガイド:リアルな手順と裏側をご紹介
「動画を作って、自分のプロモーションに役立てたい」と思ったことはありませんか?
だけど、どんなツールを使えばいいの? どんな流れで作れば完成するの? そんな疑問を抱えている初心者の方は多いはず。
本記事では、実際に私が制作した30秒のプロモーションCMを例に、
どのようなツールを使い
どんな手順で作り上げていくか
を、ステップごとに細かく解説します!
取り上げたテーマは「就職氷河期」を背景にした書籍のプロモーションCM。
バブル時代から就職氷河期、そしてAI時代へと移り変わる情景を30秒に凝縮し、視聴者の共感と購買意欲を引き出すことを目指しました。
本記事を読めば、あなたもプロモーションCM制作の基本フローが見えてくるはず。 さっそく見ていきましょう!
1.CM制作全体の流れをおさらい
CM制作は、以下のステップで進めます。
目的とターゲットの明確化
誰に、何を伝えたいかをクリアにしましょう。
(今回の例:就職氷河期世代に共感を呼び起こし、書籍購入へつなげる)コンセプト設計
ストーリーボードの作成や、場面転換のイメージづくり。素材の作成
画像、動画クリップ、BGM、ナレーションなどを用意。編集作業
素材をつなぎ、30秒程度の完成CMに仕上げます。公開準備
SNSやブログ、YouTubeへのアップロード、LP(ランディングページ)への埋め込みなど。
これらを踏まえ、本記事では「実際に使ったツール」と「具体的なプロンプト」をご紹介します。初心者でも理解しやすいよう、丁寧に手順を追ってみました。
2.使用ツール一覧と役割
Adobe Firefly(画像生成ツール)
URL: Adobe Firefly
テキストで指示するだけで、イメージ通りの静止画を生成してくれるAIツール。
「1980年代の日本のディスコ風景」など、ビジュアルを直接表現できます。Runway Gen-3(alpha)(静止画→動画化ツール)
URL: Runway
静止画に微妙な動きを加えて短い動画クリップに変換可能。パンやズームなど、シンプルな動きを追加するだけで、動画全体が生き生きします。Suno(BGM・効果音生成ツール)
URL: Suno
自分で音楽を作るのは難しい…という方もご安心。AIが与えたプロンプトをもとに、雰囲気に合ったBGMやSEを生成します。音読さん(ナレーション生成ツール)
URL: 音読さん
原稿を入力すると、自然な日本語ナレーションを読み上げた音声ファイルが手に入る便利なツール。Filmora(動画編集ソフト)
URL: Filmora
集めた素材(画像、動画クリップ、BGM、ナレーション)を一つの動画に仕上げます。
トランジション、テキストの挿入、音量調整など、初心者でも扱いやすい編集ソフトです。
実際の制作手順:例をもとに解説
Step 1:コンセプト設計
目的・ターゲット:
ターゲットは「就職氷河期世代」。当時の辛い記憶や閉塞感を喚起することで共感を誘い、その後にAI時代の未来を示して「希望の書籍」に興味を持ってもらう流れを構築。
ストーリーボード案(ChatGPTアドバイスを参照):
バブル期(7秒):華やかなディスコシーン
氷河期(5秒):閉鎖的なオフィス街、謝罪会見シーン
AI時代(13秒):ロボットアシスタントが活躍する近未来オフィス
行動喚起(5秒):書籍タイトルを表示し、購入を促す
Step 2:素材作成
Fireflyで画像生成
バブル期・ディスコシーン用プロンプト:
A vibrant 1980s Japanese disco scene, neon pink and gold lights, silhouettes of dancers.
生成結果イメージ:
氷河期シーン(閉鎖的街並み)用プロンプト:
A dimly lit, gray-toned urban street with closed shutters, symbolizing economic collapse.
生成結果イメージ:
Runwayで動画クリップ化
ディスコシーン画像を7秒の動画クリップに
プロンプト例:A gentle horizontal pan with a slight zoom-in, capturing the vibrant disco atmosphere.
SunoでBGM生成
氷河期部分の不安定な雰囲気を演出するBGM(5秒)
プロンプト:A 5-second ambient clip with low-frequency drones, no melody, and a sense of despair.
音読さんでナレーション生成
氷河期シーンで流れるナレーションテキスト
「崩壊した夢…努力では届かぬ壁。就職氷河期――若者たちは未来を奪われた。」
Step 3:編集作業(Filmoraでの具体例)
タイムライン上にRunwayで作った動画クリップを並べ、シーンごとに配置。
トランジション効果:
バブル期 → 氷河期:暗転
氷河期 → AI時代:ホワイトフラッシュ
BGMとナレーションを動画長さに合わせて挿入・音量調整。
氷河期部分はナレーションを際立たせるためBGMを小さく。エンディング5秒で書籍タイトルをフェードイン表示: 『図解版・就職氷河期にコンサルティング業界へ入った父親が、娘に伝えたいこと』 白字+半透明背景で、注目度UP。
Step 4:初心者に向けたアドバイス
Fireflyでのプロンプト作成はなるべく具体的に!色味や時代背景、光の雰囲気まで言及すると、求めるイメージに近づきます。
Runwayでは派手な動きを避け、微細なパンやズームで自然な立体感を出すと◎。
Filmoraで音量やトランジションを微調整することで、映像全体の印象が大きく変わります。特にナレーションが埋もれないように工夫しましょう。
完成したCMを公開!
ぜひ一度再生してみて、シーンの流れや雰囲気を体感してください。
そして、このCMで紹介した書籍について、詳しく知りたい方はこちらをチェック!
まとめと次のステップ
今回ご紹介した手順は、
アイデアを明確化
素材の生成
編集・仕上げ
という流れを踏めば、誰でも初歩的なプロモーションCM制作が可能であることを示しています。
AIツールの活用により、プロの映像制作経験がなくても、わずかなステップで魅力的なコンテンツを生み出せる時代です。あなたも、ぜひこのガイドを参考に、自分自身のブランドや商品をアピールする映像作りに挑戦してみてください!