
煩わしい証券会社の営業もなく、ChatGPTにMFデータをぶち込んで投資・資産運用アドバイスしてもらった件
タイトル通りですが、ChatGPT o1 Pro にマネーフォワードの資産内訳情報をぶっこんで、あれこれやった結果(のちほど、纏めます)、以下のようなレポートを出してもらえました。
追記。やり方を纏めました。文末にリンクを張りました。
対面の証券会社を介すると営業が煩わしいし、一方、ネット証券だと何がいいのかわからないので、とてもいい方法だと思います。
さらに、個別要件として教育資金などをインプットしておくと、それに基づいてアドバイスしてくれます。
いくつかポートフォリオを提案してもらったので、リバランスしようかな。
以下、入力した資産内訳に基づいて纏めてもらったレポートです。
第1章 現在のポートフォリオの概要
1-1. 総資産と内訳
総資産:****(2025年1月時点)
預金・現金・暗号資産:****%
株式(現物):****%
投資信託:****%
債券:****%
FX:****%
年金:****%
ポイント・マイル:****%
このうち、特に債券(米国長期債や社債中心)が約****%と大きな比率を占める点が特徴的。また、現預金(****%)も比較的多く、株式(****%)と投資信託(****%)が合わせて約*割強の構成となっています。
1-2. 教育資金など今後の資金需要
長女:大学費用
現在大学2年生。今後2年間ほどで年間150万円程度必要→約300万円。
次女:高校・大学費用
現在高校1年生(高校は年間50万円×2年=100万円)。
大学は4年間で年間150万円を想定→約600万円。
合計:700万円程度。
生活資金
日常生活費や緊急予備資金などをどの程度確保すべきかも考慮。
上記から、教育資金だけでも総額1,000万円前後を2~6年以内に支出する見込みがあるため、元本割れリスクを抑える必要性が高いという要件が明確になりました。
第2章 アドバイスの基本方針
2-1. 資産運用上の重要ポイント
教育資金の確保
確実に使うお金は価格変動のリスクを回避し、安全資産(現預金や短期国債、MMFなど)に置いておくのが原則。
中長期の余剰資金
リスクを取って株式・投資信託で運用し、リターン拡大を狙うかどうかは、ご自身のリスク許容度と投資期間次第。
債券の扱い
米国長期債が多い(****%)点が特徴。金利変動による評価額の上下が大きいので、「満期保有できる分」と「途中で売却するかもしれない分」を切り分けるのが推奨される。
NISA・iDeCoなどの税制活用
教育費以外で中長期に回せる資金があるなら、新NISAやiDeCoをフル活用し、長期運用の効率を高める。
法人の活用
法人名義での投資は、節税や資産分散に寄与する場合もあるが、税理士等の専門家との相談が必要。
第3章 提案ポートフォリオ例
3-1. 各種ポートフォリオのコンセプト
現在のポートフォリオ
債券**%、現金**%、株式**%、投信**%、その他数%。
リスクが低く(年率リスク約4.1%)、安定性が非常に高い。
年率リターン想定は約4.17%、シャープレシオは1.01と、効率は良好。
A安定型(教育資金最優先)
40%を安全資産(現金・MMFなど)、35%を債券、25%を株式。
教育資金分(1,000万円)を手堅く確保した上で、残りでやや成長を取りに行く。
予想リターンは4.20%、リスク4.98%、シャープレシオ0.84。
Bバランス型(安定と成長の両立)
30%を安全資産、30%を債券、40%を株式。
中長期の成長と安定のバランスを狙う構成。
予想リターン5.00%、リスク7.43%、シャープレシオ0.67。
C成長型(リターン重視)
20%を安全資産、20%を債券、60%を株式。
教育資金以外の余剰分を積極投資し、高リターンを期待する構成。
予想リターン6.00%、リスク10.87%、シャープレシオ0.55。
3-2. 各ポートフォリオの主な数値比較

現在のポートフォリオは安定かつ効率的(シャープレシオが1.01と最も高い)
A安定型は教育費優先ながら株式比率を少し増やし、リターンを現状よりわずかに向上
Bバランス型はリターン・リスクをバランスよく増加
C成長型はリスクが大きいものの、リターン6%を狙えるハイリスクハイリターン型
第4章 選択の指針と具体的なアドバイス
4-1. 教育資金の保護
2~3年以内に必要な長女の大学費用300万円、5~6年以内の次女の大学費用700万円分は、極力リスク資産に置かずに安全資産で確保する方針が基本。
具体例:円預金、円MMF、国内短期国債などで保有し、値動きを最小化。
4-2. 米国債券比率の見直し
**%と高めの米国長期債比率を、一部売却して短期債や国内債、もしくは現金化して教育費分に当ててもよい。
満期まで保有できるものはそのまま持ち、途中で売る可能性があるものは金利変動リスクを再点検。
4-3. NISA・iDeCoの活用
投資可能期間が5~10年以上ある資金については、iDeCoや新NISA(2024年~)を通じて株式・投資信託で長期運用すると税制メリットが大きい。
S&P500や全世界株式インデックスをコアに、興味のあるテーマ(AI関連、脱炭素など)をサテライトで少し組み込む。
4-4. リスク許容度に応じた最適化
元本割れをほぼ許容しない場合→「A安定型」と「現在のポートフォリオ」に近い構成がベター。
ある程度リスクを許容し、大きな成長を狙いたい→「Bバランス型」や「C成長型」を一部採用し、株式比率を引き上げる。
4-5. 法人名義の検討
法人を保有している場合、節税やオルタナティブ投資(法人での不動産投資など)の可能性もあるため、税理士との協議が望ましい。
第5章 今後のアクション例
教育資金の優先確保
1,000万円程度を安全資産へ移行(現預金や超短期国債)。
リバランス検討
米国長期債の一部売却→国内短期債 or 短期預金。
NISA・iDeCoへの積立強化
余剰資金や配当再投資で、Bバランス型 or C成長型のニュアンスを取り入れる。
定期的なモニタリング
半年~1年に一度ポートフォリオを点検。
教育資金取り崩しのタイミングが近づいたら安全資産を再度充実させる。
第6章 まとめと結論
現状:債券主体の安定的ポートフォリオで、シャープレシオも高くリスク効率は良好。しかし、教育資金が近い将来必要になるため、大部分の資金をリスク資産に置くのは好ましくない。
提案:教育資金や短期的必要資金(2~3年内)は安全運用を最優先しつつ、長期運用が可能な余裕資金は成長型へシフトする選択肢が考えられる。「Bバランス型」や「C成長型」を参考に、株式の比率を増やすことでリターンを高められるが、リスクも上昇するため留意が必要。
結論:ポートフォリオをひとつに絞るのではなく、「必要資金の時期」と「リスク許容度」に応じて複数の運用枠を設定し、分割運用するのが効果的。確実に使う分は安定運用、それ以外はリスクを取り成長を追求する、といった形が望ましい。
付:(参考情報)
一般的なリターン・リスクの想定(年率ベース)
Bonds(債券):リターン4%/リスク6%
Cash(現金・短期資産):リターン2%/リスク1%
Stocks(株式):リターン8%/リスク18%
Funds(投資信託全世界):リターン7%/リスク16%
Safe Assets(MMF, 短期預金など):リターン2%/リスク1%
シャープレシオ
リスクあたりのリターン効率。1.0を超えると効率的と評価されることが多いが、投資環境や対象資産により評価は異なる。
リスク許容度の考え方
価格変動に対してどれだけ心の余裕があるか。
近々で使う資金の場合、余裕が少ないためリスクを抑える必要性が高い。
追記:実際の方法を以下のブログにまとめました