『キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版) 〜読書会に参加して vol.5〜
「キャリアック」(主催:近長由紀子)というキャリコンのグループ関連のオンライン読書会に参加しておりますが、6回シリーズで「キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版)(木村周、下村英雄 著)」を読んでいきます。今回はその5回目の備忘録であります。
この読書会は、1回を大体3章程度を一括りにして進み、各パートの発表者からのプレゼン後、ブレイクアウトでディスカッションという流れです。
もっぱら私は、発表よりも内省の訓練をしたいので、ここで学んだことを自分の知識や経験に置き換えながら思考し、書き綴る。そのため、他人が読んでも何が何だか分からないブログだろうと思います。ごめんなさい。
本の内容を確認されたい方は、ぜひ購入されて読んでみてくださいね。
そして、途中からでも参加できるこの読書会。気になる方は、ご参加お待ちしております。
さて、今回、読んだ箇所は、ココです。完全な思いつきでランダムに感想を述べましたので、章立てとの関連付けは出来ていないところもあります。
しかし、今回は備忘録でもブログでもないかもしれない・・・。
🍀健康を考える
今回のパートの冒頭で、まず出てたきたのが「健康」の話でした。
「身体」「精神」「社会的」、これら全てが満たされた状態を「健康」と言うのだそうです。へ〜そうなんですね。だとしたら、私は今は健康を10点満点で表すなら7〜8点というところでしょうか。「社会的」ってのがスコアを落としている要因でしょうか。しかし昨年までの私なら間違いなく2〜か3くらいだったと思います。精神面が低いと、私の場合、おそらく健康維持は不可能。気をつけたいものです。
🍀ストレスの話
仕事環境との関係、つまり職場がストレス要因だと書かれています。
確かにやらされ感満載の仕事であれば、もうストレスしかない。それでも大半の皆さんは、仕事を真面目にしますよね。というか仕事をするしかない状況にあるからですけど。多かれ少なかれストレスを抱えたまま生きるしかないのです。
私は現在ノーストレスですけれども、それはやらされ感や達成感のない仕事を延々とさせられていた場所から離れたことでのノーストレスであって、別にストレスってあるんですよね。
例えば、
自分らしく仕事が本当にできるのか。
地位も学位も実績もないのに荒波に飛び出ることなんてできるのか。
家族の中にストレス要因が発生することもあります。
ストレスとどう向き合っていくか。逃げるのではなく、どう向き合うか。
いや、たまには逃げるのもいい。私にみたいに。
🍀カラセクの「仕事要求度・コントロールモデル」
またまた、聞いたことない人が登場。
「仕事の要求度」と「仕事の裁量」が軸となったモデルですが、詳しく吟味してませんけど疑問が2つ。
「仕事量」は関係ないのだろうか?
これって、裁量度の中にあるんだろうか?
「仕事が捌ききれないくらいのしかかっていて、明日まで終わらせなけばならない」って、これ要求度と考えるのかな?
そして、それが裁量度があって、例えば、3日期限伸ばせるとか、助っ人を自由に5人連れてこれるとか、それが裁量のイメージであってる?
で、要求度が高く、裁量度もあるから、積極的な学習とか新たな行動パターンへと活性化するって・・・
どうもイメージが湧かない。
🍀実は民間企業って恵まれている?
まあ、なんにしても、組織に属しているとストレスに対する支援があるのがよく分かります。ディスカッションでも自分の会社にはキャリア支援部門ががあるとか産業医がいるとか、まあ、あるだけでも、それは恵まれている
まして、そんな部署で働けるんだったら、なお良いではないですかね。私は羨ましい。
私は、公務員でしたが、機能していない産業医の面談を時間外勤務が60時間超えたときに何度か呼ばれて面談したことがありますけど、「元気?「寝れてる」「ご飯食べている」「目が死んでないからいいね」って、そんなアプローチしかされませんでしたので、病む前に自分でなんとかしなければ思ったものです。
🍀ひとり者になったら…
ストレスを自分で管理しないといけないということですね。
だからストレス解消法を自分でしっかりと持っておきたい。きつい時に相談できる場所を持っている必要があります。
自分自身のコンディンションが整っていて、初めて、良いシゴトができる。組織の時のように誰かがやってくれる、そんな甘い話はありませんから、「健康」管理を最優先に過ごしていくことを常に意識していきたいですね。
🍀キャリア教育とはなんなんだろう
私はキャリア教育ということを考えた時、いわゆる学校教育の中でもキャリア教育がどうされているのかってことはよくわかりません。経験がほぼないので。
まあ、こどもたちに向けてのキャリア教育って言えば、我が娘のキャリアを一緒に考えるとか、児童相談所勤務時に保護していた児童(中高生)のこれからの生活、勉学、仕事を一緒に考えるといったことはしたことがあるくらい。
そんなんでも「キャリア教育」って言えるなら経験あり。
しかし、この本では、学校教育におけるキャリア教育のことを言っているように見える。
私自身は、高校のとき、進学校に進みながらも高卒で就職することになるんだけれども、キャリア教育などありませんでしたから、周りに促されるままに公務員試験を受け、そのまま何も考えることなく社会人人生をスタートしてしまう。
私は、
進路相談→ある→納得解の無いままに進学先を決める
職業相談→ない→ないままに公務員になる
職業能力開発相談→??→役所で先輩らのOJTだけ
まあ、今時ではありませんね。
でも、この時代、私は生きやすかったのかもしれませんね。
高校教育では、①自らの視野を広げ、②進路を具体化し、③社会的、職業的自立に向けて必要な能力や態度を伸長・深化させる、そして④専門分野の学修を通じて行うことにあり、⑤学校から社会・職業への以降を見据える、これがキャリア教育のワードのようです。
僕も現代に生まれたかった。
学校教育だけでこれらをやれば良いということではないですね。むしろ、学校現場以外でのキャリア形成に関わる支援が必要なんじゃないだろうか。学校だけでなく、家庭や仲間、地域、社会全体でキャリア形成の環境が整えられることが大切なんだろうと思います。
とりわけ、家庭はとっても大切だと私は思っています。
僕はその大切な家庭がなかったので・・・。
🍀職業安定行政
現在、この一端を担う部署でお仕事をさせてもらっている身ですが、実際ににおいてみると大変な業務であるということに直面するとともに、キャリアコンサルティングの技能が活かされているのか、という疑問が常に付きまとう日々でにもあります。
ちなみに、個人的には好きな言葉ではない文字が「指導」という言葉。
ここでも、職業安定業における職業指導と出てくる。このどうしても上から目線に見えてしまう指導という言葉、本来支援する立場の我々を勘違いさせる言葉のように思うの私だけでしょうか。
キャリコンだから偉いわけでもなく、行政の立場だから優位に立っている訳でもないはず。目の前の相談者に向かって、職業指導ではうまくいかないのではないかと思う。
しかしながら、職業安定行政に携わるものとしては、この部分に書かれてあることは、読み返しておきたいところである。最近では職業能力開発にかかるキャリアコンサルティングのおシゴトもさせてもらっていることもあり、全体像を把握しておきたい。
治療と仕事の両立支援、氷河期世代、母子家庭の母、外国人、生活困窮者、様々な特に配慮を要する者への支援についても、理解を進めておきたい。
しかし、ここでも「母子家庭」という言葉が出てくる。私も公務員時代に担当しましたが、今は「ひとり親家庭」と言って母子家庭とは言わない…。
使っている言葉が新時代に対応していないなぁとすごく違和感を感じます。
🍀システマティックアプローチの原点へ
ようやくカウンセリング技法の部分で、この本を手に取った理由の一つである「システマティックアプローチ」に出会うことになる。
「これかぁ」ってなんか感動する。この本を読む前にキャリアックの勉強会では何度も聞いていた技法だっただけに、漸くその原点に辿り着いたという感じです。
ココでまた気になる記述が出てきました。
このアプローチ、
①クライエントは(求職者)は明確な結果を望んでいる
②クライエント(求職者)に接する時間は限られている
という2点が、従来は強調されてこなかったという。
ん?どういうことかな。
明確な結果とはなんだろう。
クライエントにわざわざ求職者と入れてあるし、職業とのマッチングですかね。
接する時間が限られている。そりゃそうだろう、誰でも潤沢な時間など持つものはいない。特に相談にきている人なんだから。
なんで、この2つの視点がシステマティックアプローチでは強調されなかったのか。
カウンセリング技法は、まだまだ自分のスタイルが確立できるほど、熟達してないし、これからの話。とはいえ、キャリアコンサルティングを極めていきたいというかといえば、正直、それも考えていない。それでも学ぶのは、キャリアコンサルティングではない場面でも使える道具となりうるから。
はい、愚直に学び続けたいと思います。
고맙습니다〜😊
じゃれっと・きむ🍀
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