起業、副業プラン 【キャリコンサロン編集部】
「キャリコンサロン編集部」活動、木曜日担当のじゃれっと・きむです。
7回目の投稿です。
今回もテーマに沿って好き勝手に書いているだけですけど、自分にとって思考の整理になっているのは間違いありません😅
いつもご案内しております通り、文章を書くのはとっても苦手ですし、自分の意見を伝えるのもとっても下手。53歳を前にして、愚直に「書く」を練習する時間を与えてもらっている「キャリコンサロン倶楽部」に改めて感謝いたします。
今回のテーマは「起業、副業プラン」です。
人様にこうだ、あーだとプランについて言える立場でもないので、自分自身の起業、副業プランを整理を兼ねて書いておこうと思います。
私は今年の3月。高校卒業後、34年間勤めた地方自治体(市役所)を早期退職しました。タイトル写真に使っているところで働いてました。辞めた理由は多分この3点。
①所属した組織が心身共に健康的に仕事ができる場ではなかった
②自分がチャレンジしたい業務に就くことは不可能と判断
③副業・兼業禁止のため組織外でやりたいチャレンジには限界が…
こんな感じの理由です。この3つ目の理由が「起業・副業」というテーマが関係してきますでしょうか。
地方自治体。業務が増え続ける状況でありながら、人材は切られ続け、負担だけがじわじわと増え続けるブラックな世界。自分の人生を大切に過ごすことができる生業とは言い難い。個人的にはこの場に骨を埋めようか思うならお勧めしません。そんなところでしたから退職したときは、漸く、自分の可能性を試すチャンスがきたと心底嬉しく思いました。
しかしながら、早期退職していきなり起業(独立)という訳にはいきません。役所のルーチンしかあてがわれないペーペー公務員が、所得ゼロの裸一貫から頑張るというのはちょっと無理があります。私にも家族がおりますので、自分らしく生きていきたいとはいえ、好き勝手に生きていくことは道理に反する。
そこで、現職時代には上手くチャレンジが出来なかった起業(独立)に向けての準備を、改めて、3段階のステップで進んでいくプランを立て、周りに迷惑を掛けないよう、自分の人生を歩んでいくことになりました。
🍀“副業”ができる環境をつくる
ご案内の通り、公務員は副業・兼業が禁止されています。私は地方公務員でしたから「地方公務員法第38条」のこんな規定で縛られてました。
細かい話は他に任せるとして、制限されていることですから許可をとれば、営利企業への従事が可能となる訳ですけれど、これがなかなかどうして、簡単に許可なんて出ません。認められる可能性が高いからといって、非営利活動団体で活動したいとか考えたこともありませんし、スーパー公務員と言われて引っ張りだこになるようなスター性なども全くありません。ノウハウ本を書きました、とかそんな特技がある訳でもありません。
私のしたいことは、営利事業の活動、営利企業との関わりのある活動。ですから、許可申請しても決して認められることはありませんでした。満を辞して、無報酬でやるのであればいいか?と人事部門に確認したことがあります。けれども、営利事業と関わるとなると無報酬の活動であってもダメだと。
法三十八条の規定以外にも、
『職務専念義務違反』
『守秘義務違反』
『信用失墜行為』
にあたる可能性があるからだそうです。君のために言ってやっているのだからやめておけ、そんな返答が返ってくるだけでした。方法論を共に考えてもらえるどころか門前払い。全くうてあってもらえませんでした。
この取り扱い。冷静に考えれば、当たり前な対応です。1万人の歯車の一つとはいえ、私の軽率な行動で〇〇市役所に傷がつくのはよろしくない。本当に自分のやりたいことがあるのであれば、この身分のままに行動することはリスクがあります。
しかし、これからの時代は副業解禁の流れもある。もしかしたら公務員にもそんな時代がくるかもしれない。私はそんな馬鹿げたことを期待してしまったので、結局、7年近く、組織に残る結果となってしまいます。
退職した時の仕事は業務過多、年間の残業時間は350時間前後(公務員人生の中では少ない方)でした。業務量が多いだけならまだしも、実は精神的に追い込まれる事案が続出していたこともあり、したい仕事である訳でもなく、心は病む寸前でした。そんな状態も後押しとなり、地方公務員から卒業することを決断しました。
裸一貫からのスタートは難しいと前段で書きました。まずは、最低限の固定収入を得ることができ、そして“副業”が可能な職を見つけるため転職活動を必死にやりまして、唯一、私を採用してくださった公的機関(国)において非正規職員として雇用され、“副業”が可能な理想の就業環境に身を置区ことができました。
これで、起業(独立)に向けて一から取り組むため、“副業”ができる環境が漸くできた訳で、色々なことへのチャレンジ開始です。
自分に何が出来るのか
自分が本当にやりたいことって何か
自分は一人でやっていける力なんてあるのか
公務員というかなり守られた世界(=ぬるま湯に浸かった世界)で34年間も職業人生を送ってしまった私が、公務員以外のシゴトで世の中のお役に立てることがあるのでしょうか。
さて、私の居場所があるのでしょうか。
🍀“副業”から“複業”へ
ようやく、“副業”が出来る環境づくりも整い、次の人生への第一歩を踏み出しましたが、公務員現役時代の年収が半減以下となった今、その収入だけで良しとはなりませんし、単年度契約の非正規雇用であるため、いつ契約を切られるのか分かりませんし、今の所属は継続できても3年が限度。ですから、起業(独立)準備の“副業”は「稼げる仕事」=「お金のための仕事」を見つけていく必要があります。
やりたくないことを嫌々することはしたくありませんけど、やってみたい仕事が常に見つかる訳でもない。そのため本意でないシゴトでも自分の糧になるかもと考えチャレンジしてみる。どんなことでも経験としての積み上げはできますし、取り敢えず経験しておいたらいいかもといった仕事もあります。今現在は、そんな仕事も含む、いくつかのシゴトを“副業”として走らせているところです。
お金は必要なんだけど、お金のためだけにシゴトするってのは、本意ではありません。お金のためだけならば、公務員のまま我慢して仕事をしていたらいい。しこたま残業して残業代をもらうと管理職以上の年収も可能。選挙対応や災害対策など突発的な仕事があれば100%の時間外手当てが支給されますから、付帯業務にも志願すれば、年収が100万単位で増えます。地方公務員なら誰もが知っている話です。
でも私は、その環境から逃げ出しました。自分の健康が優先、心が壊れてはおしまいです。自分の人生を大切にしたい。なのでいつかは、“副業”というお金のために働く状況から、自分やれること、やってみたいことで、複数の生業を作れている“複業”という状態でセカンドステージを歩んでいきたい。
そんな働き方があることを知ったのは、あるセミナーで出会ったこの本。
現在、サイボウズ、NKアグリ、コラボワークの3社で仕事を掛け持ちする複業家・中村龍太さんの「出世しなくても、幸せに働けます。 複数の仕事で自分を満たす生き方」という本です。
これを読んで、そして著者のお話もたくさん聞かせていただきまして、その感想忘備録はこちらに綴りました。偏った私の感想が混じっておりますけど、参考までに…。
まだまだ、中村さんのような“複業家”となれるまでは程遠いですけど、生涯現役で「私は“複業家”してます」と言える人なりたい。そう思っています。
🍀“複業”から“福業”へ
ここから先は、理想の世界です。
私は、自分がシゴトで関わる誰もを幸せに出来たらいいなと考えています。
誰もが幸せ=幸福になれるようなシゴトがしたい。
この幸福の福をとって“福業”です。
私が死ぬとき、その瞬間に、“福業家”として楽しく第二の人生を送れたなぁ、とそんなことを考えて、あの世に旅立ちたいものです。
🍀終わりに
私は、お金のためにガツガツ仕事するタイプではないし、もしかしたら、事業主となる資質もないかもしれません。これまでの職業人生や自分の性格から考えても、きっと経営者肌ではない。
でも、やってみたいんですよね。起業(独立)を。なので、私らしい働き方で身の丈に合った“副業”→“複業”→“福業”のステップアップで豊かな人生を目指します。
このステップ、意識はしていきますけど、あんまり型にはめて着実に取り組もうとすると失敗しそうなので、これまで通り、誠実、謙虚、感謝の姿勢を忘れず、日々愚直に目の前のやれることに尽力する。その結果として付いてくればいいなと思います。
誰かのためにお役に立てて、自分も無理なく働ける、そして、世の中のことにも貢献できている。そんな「3方よし」が理想。
いつか独り立ちできる日に向かって、急がず、慌てず、楽しく、活動していきます。
最後に、こんな我儘な人生を送らせてもらえているのは、ひとえに家族、特に、妻のお陰です。ありがとう😊
🍀お知らせ
公務員の皆様の日頃のモヤモヤを1on1でお聴きします。有料事業でやってますけど、最初のご相談は無料ですので、お気軽にお声かけください☺️
(ご連絡いただければ、詳しくご案内します)
このまま公務員として働くことに意味があるのか、公務員として働くことに疲れてしまった、自分はスーパー公務員でないし目立った実績がないけどこのままでいいのか、仕事以外でやりたいことがあるけどどうしたらいい、などなど色々なモヤモヤがあると思います。
これから先の自分を考えてみたい方がおられましたら、是非、お声かけください。
もちろん、公務員の方でなくとも、お話しをお聴きします。ご遠慮なくお声掛けくださいませ。
고맙습니다〜😊
じゃれっと・きむ🍀
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