『キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版) 〜読書会に参加して vol.1〜
久しぶりに「キャリアック」(主催:近長由紀子)というキャリコンのグループ関連のオンライン読書会に参加します。
今回は6回シリーズで「キャリアコンサルティング理論と実際』(6訂版)(木村周、下村英雄 著)」を読んでいきます。
ところでこの本、いわゆる業界では「木村本」と言われているみたいですが、私は3年前のキャリコン養成講座参加の頃、つまりキャリコンを目指してから、この本を一度も開いたこともなく、開く必要もなかったのですけれど、今回、最新版が出たということ、そして、キャリアックの勉強会でよく登場する「木村本」というものの存在を、とりあえずは知っておこうということで、ちょっとお高い本でしたけど、キャリコンとして、そしてこの読書会のため、購入しました。
この読書会では、1回を大体3章程度を一括りにして進み、各パートでは発表者がおられますから、そのプレゼンをお聞きしてブレイクアウトのディスカッションで参加者同士で内容を深めていくという流れなんですけど、専ら、私は、読書会に出る時には、読んでみて(発表を聞いてみて)の感想というか、内容が自分に落とせたか、自分の考えと馴染むか、実体験と一致するかどうか、自分の知識や経験に置き換えながら思考するようにしています。結局、自分にとってどうだったかってことでして、人が読んでも何が何だかわからないブログとなっているかもしれませんから、本の内容をちゃんと確認されたい方は、ぜひご自身で購読して頂きますようお願いします。
なお、当読書会は、途中からでも参加できたはず。気になる方は、どうぞ、ご参加くださいませよ。
さて、まずは第1回の読書会で読んだこのパートからです。私が気になったことを備忘録として記していきたいと思います。
🍀この本を開いて、まず最初に気になったこと
この本を初めて開いて、まず目次をパラパラとめくってみる。分厚い本やなぁと、やはり一人で読むにはしんどいなって思っていたその時、P428に「附章」というのがあるのを見つける。そしてそこには『中小企業にこそ「働くこと」と「人材育成」の原点がある』と書いてある。もちろん、中小企業という文字には敏感な「中小企業診断士の私」であるからすぐにそのページを開いてみたところでした。
このくだりを筆者のどちらが執筆されたのかは分かりませんけど、中小企業経営という視点からみる人のキャリア形成は、中小企業診断士としてこれから経営者の課題解決をお手伝いしていくことを考えている私が考えていることでもありましたし、そのことをこの附章でちょっと整理できたことは、この本を開く意味があったということ。
キャリアコンサルタントの知識とスキルを学び、資格取得まで至ったことを有効に活用できるのだと確信したところです。
キャリアコンサルティングは、会社組織で言えば「従業員」に焦点が当たりがちですが、私は、同時に経営者自身のお悩みをキャリアコンサルティングの視点でも聴く、経営者のキャリアコンサルティングがしたいと考えていて、それが出来る強みを持っているかもと思うと、改めて、今歩み出そうとしているこれからの人生の歩みに自信を持って望めますし、何よりこれから人生が楽しみで仕方ない。
🍀木村本という背景
第2章において、「キャリアコンサルティングの歩み」と称して、その歴史を紐解くという機会を得たのですが、まあ、なんとなくですが、この本を「木村本」とキャリコンの先輩方が呼んでいることが、分かった気がします。私はその感覚が分かりませんが、2章の発表者のプレゼンの中で、一つだけ気になったくだりがありました。それは、要約するとこんな感じです。
このことって、キャリコンの現状を考える上では、とても重要なワードだと感じています。
そもそも、企業内(組織内)にキャリコンを育成することに目的があったとするならば、そして結果的に「需給調整機関」や「教育機関」でキャリコンが普及した状況があるのであれば、キャリコンが個人で活動することを念頭に置かれているい訳ではなく、昨今「キャリコンでは食べて行けない(仕事がない)」「キャリコンの活躍できる環境をもっと用意して」とそんな話がどこからでも聞こえてきますけれども、個人で取り組もうとするキャリコンは、自らでその道を切り開くことに覚悟を持って活動する必要があるのだろうと、改めて感じたところです。
もしかしたら、(国の)本音は、個人のキャリコンが増えていくことを望んでいるのではなくて、キャリコンとしての能力を持つ者が、自ら所属する組織内(人事部門でも、上司としてのメンバー育成でも)でこの資格を活かす、あるいは「需給調整機関」や「教育機関」に属する者がその場でのキャリア支援に技術を活かすことが望まれている、そんな風にも感じました。
早期退職で組織を飛び出した私は、この話とは完全に逆行しています。
今現在は、一時的に将来のセカンドキャリアを固めていくために、現実を見据えて「需給調整機関」にお身おき、その場に属することで技術を活かすことが出来ている。
独り身になるには、それ相当の覚悟が必要ですね。
この覚悟については、第1章の発表者がプレゼンの締めに話していたこととにも通じます。
「キャリコンとして学び続けているのか」ということ。
加えてキャリコンとしては、人として、職業人として、人生を豊かにするため、通常の学びの継続は当然にひつようながら、プロの士業としての学びの継続も必要。なので、一般の方と比して、それ以上に学び続けることが求められているのかもしれませんね。
🍀キャリアとは
第3章では、「キャリア」の定義が何か、という話が出ておりました。
キャリアとは・・・
だとか、
だとか、ググると色々と出来てきます。
文科省の定義では「自分らしさ」「自らの役割」と整理しながらも、「働くこと」を通してと謳っていますし、厚労省の定義では完全「職業能力」の蓄積に重きを置いてるようにしか見えません。
つまりキャリアとは、誰もがなんとなく感じている仕事上の経験値のようなところで考えられてしまっても致し方ない。
ブレイクアウトセッションで参加者の方と少し話したことですが、キャリアとは仕事だけではないよね、人生では括り大きすぎる、などの意見があり、結構、どう捉えるのかは難しいという感触を持っている。
「キャリア」の捉え方次第で、そのコンサルティングは変わる訳ですが、結局のところは、この意味づけって、人それぞれなのかもしれません。
キャリアプランと言っても、「キャリア官僚を目指すためのプラン」もあるでしょうし、「退職後の幸せな生活設計」みたいなことかもしれませんし、就職活動する方がどんな道を進むのかを考える場合であったり、もう様々ですから。
ちなみに私は「キャリア」って何?って聞かれたら、なんと答えるだろう。
これまで歩んできた人生全てのこと。
そしてこらから歩む人生全てのこと。
なんのこっちゃ。
まだ、よく分かっていませんが、職業能力だけのことではなく、生きている間に自分に起こる全てのことって思うのです。
🍀初めて広げてみた本の感想(おわりに)
正直、この本を読む機会はないと私は思っていました。
堅苦しい内容のガチガチ教科書本でしょ?これ。
ではなぜ、このとっても忙しい時に、この本を開いてみようとお小遣いもない中で3,500円も投資したのか。
読書会という「読む手段」があったことは確かにそうですが、本当にシンプルなんです。「木村本」とキャリコンの皆さんが本当によく言われるので、そんなにすごい本なら一度は呼んでおきたいと思いましたし、でも「キャリコンなら取り敢えず読んどけ」といった陳腐な発想ではなく、発表者のプレゼンを聞きつつ、自分が感じたことをしっかりと確認する。他者の意見と合わせて、この本に書かれてあることが自分にどんな変化をもたらすのか、自分がどう活かそうと思えるのか、そんな楽しみを持って本を手に取りましたばい。
あと5回。
今回は途中参加でちょっと消化不良でしたので、次回は23日の祝日朝ですし、バッチリ参加して、自分がどんな反応を示すかを楽しみたいと思います。
고맙습니다〜😊
じゃれっと・きむ🍀
#キャリアック
#キャリアック読書会
#キャリアコンサルティング理論と実際 』(6訂版)
#キャリア相談
#国家資格キャリアコンサルタント
#2級キャリアコンサルティング技能士
#中小企業診断士
#2級ファイナンシャル・プランニング技能士
#ホワイトボード・ミーティング ®︎認定講師
#YeLLサポーター
#聴くを大切にする
#愚直に学ぶ
#キャリコン受検勉強会
#早期退職
#転職活動支援
#公務員からのキャリアチェンジ
#働き方は一つだけではない
#自分らしく生きる
#自己選択・自己決定
#誠実・謙虚・貢献
#セカンドキャリア
#お孫ちゃん大好き
#鉄道大好き
#韓国大好き
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?