宇宙からの智恵をダルマさんの形に込めて Vol.21 「余計」の巻
人の欠点が見える時は、自分が成長していない時。人の長所が見える時は、自分が成長している時なんだそうですが、ついつい人の欠点が見えると指摘してしまうのが人間のようです。
つい口癖に「今どきの若い者ときたら」などと言ってしまいますが、実際となるとどうでしょう。
特に何か人より自分の方が上だとか思っていると、その人の為を思って、ついつい余計なことを言ってしまいます。
確かに、人より上だと思う点が一つ二つあっても、人間って総合したら、誰も彼もそんなに違わないんですよね。その差とか違いがないことを知って、常に学ぼうという気持ちを持つことが大切なのでしょうね。
コンピューターのような機械が発達してくると、若い人はいとも簡単に上手に操れるのですが、年取った者にとっては操作をはじめ、記憶することなどが問題なんですよね。
そうなんです。問題は肉体的と精神的とあるのでしょう。
肉体的問題ではやはり若い人にはかなわないことも多くなりましたが、精神的な問題、即ち生きる知恵となれば、それは体験豊富な年の功もありますしね。
だから、老いも若きも余計な一言を控え、お互いに学ぶ点は学び、お互いに調和がとれた人生を生きたいものですね。
”Words are loaded pistols."
by Jean- Paul Charles Aymard Sartre
(言葉とは、弾丸が装填されたピストルである) ジャン・ポールル・シャルル・エマール・サルトルの名言
"Every man I met is in some way may superior."
by Ralph Waldo Emerson
(私が出会う人は皆、私より優れているところが有る)
ラルフ・ワルド・エマーソンの名言
今日のダルマさんの顔は「余計」という漢字でできています。
つづく。