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家族を迎える

去年の1月から留学準備を始めて、ついに家族とNZ生活が始まる。9月から単身で留学し始め、12月に引っ越し作業のため帰国したもののゆっくりする時間は2日間しか取れなかった。そしてついに明日、オークランド空港で迎えられる。

小さな子供2人を連れて飛行機に乗ること、大変だろうなぁと想像しながら昨日は新しい家への引っ越し作業をしていた。

はじめての一軒家、はじめての3ベッドルーム、そもそもはじめての外国での賃貸契約。サラミとチーズと牛乳とパンしか入っていない冷蔵庫を見ると、調味料やらキッチン道具やら何やら今までフラット先に頼った3ヶ月だったんだなぁと実感する。

荷解きは5箱のみだったものの、なんだかんだベッドなど家具を移動するのに時間を取られて片付いたのは夜10時ごろ。子どものおもちゃの収納など、まだまだ足りないなぁと思いながらも「これだと寝づらいだろうなぁ」など模様替えしたり、レイアウトをいじったりする。「ここに住むのかぁ」と考えにふける時間もなく就寝。

今、オークランドまで迎う飛行機を待ち、ターミナルで待機している。

不安と期待なのか、ドキドキとワクワクである。また同時に落ち着いてもいる。きっと自分も逆の立場でいたことがあるからだろう。

自分にとって、家族は偉大である。力が湧いてくる。安らぎを与えてくれる。

30年前にアメリカに行ったとき、父はどんな想いで空港で迎えてくれたんだろうか。ベビーカーに乗っていた自分は、今度は迎える側にいる。父は会社の仕事で行っている分、お給料はよかったと思うが、責任も多く、プレッシャーもすごいものがあったのだと想像する。自分は学生身分ということもあり、家賃にも満たないお給料で本当に不安で一杯だが、どう舵を切ろうとも自由だという気軽さがある。

数日前に大好きな祖母が倒れた。

幸運にも病院に早く行くことができて、手術をしたが、意識が戻らない状態だという。祖母とは8月に会ったとき、お互いにいろいろな思いを抱きながら、「また会おうね」とハグをした。大好きな祖母に家族と合流した旨を手紙に書き、写真を添えて早く送りたい。

NZではどんなことが起きるのだろう。難しいことも直面するだろうが、家族で力を合わせて、精一杯やっていきたいと思う。

そろそろゲートが開く時間。
ひと足さきにオークランドに向かう。