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PING G410 Plus + Speeder SLK

ストロークゲインドの分析によれば、ティーショットにおける私の通算SGは-4.13打/ラウンド。つまりはラウンドあたり4.13打スクラッチブレーヤーに対してストローク差がつくということらしい。私のヘッドスピードは42.5m/sくらいで(トラックマンによる測定結果)、あまり飛ばないが曲がっても大怪我にはなりにくい。とはいえ、自分の印象としては、まともに打てていないと感じることが多いので、対策をすることにした。

それがドライバーの短尺化である。もともと、ゴルフを始めた時はドライバーをバッグから抜いてプレーしていたこともあって、3Wのティーショットはドライバーより得意だ。実際に、疲労がたまってくるラウンド後半では、体が開いて構えてしまって球が捕まらなくなるので、今でも頻繁にFWでティーショットしている。もしかすると、今のドライバーが、ちょっとオーバースペック気味なのかもしれない。

そこで、FWと同じような感覚で振れ、なおかつ少し捕まえやすいシャフトで、なおかつ総重量を若干軽くすれば、ドライバーが安定すると考えた。

第一候補に上げたのが、フィル・ミケルソンが全米プロゴルフ選手権(2021)で、見事にメジャー最年長優勝を成し遂げたときに使っていた、テーラーメイドのミニドライバー、Original Oneである。これは友人の愛用クラブでもあり、以前に打たせてもらっていた時に非常に打ちやすかったのを覚えている。ただ、フィルが優勝したことによって、このクラブの人気が非常に高まって中古市場で高値がついているのが泣き所である。

次に考えたのが、クラブ評論・クラブ設計・スイング器具開発などマルチに活躍されているマーク金井氏がプロデュースした、マジックマリガン3+スプーンである。このクラブは、私がゴルフを初めて間もない頃に購入して使っていた。シャフトは、アナライズW60というシャフトが入っていて、重量は重めなのに柔らかい。したがって、腕力で振らずにクラブの重みを感じながら「待てる」ことで、良いスイングが身につくという触れ込みで、確かに自分のスイングの基礎を作ってくれたクラブだった。惜しいことにその後、手放してしまい今は手元にない。改めて購入しようにも廃番(休止?)となってしまったようで、入手が難しくなってしまった。

そこで考えたのが、今愛用しているPING G410plusドライバーを短尺化することである。G410ヘッドがPINGの傑作であることは、世界中のプロゴルファーの戦績で証明済みだが、個人的にも今までG30,G30SFT,G400とPINGを使い続けてきた中でも一番の出来だと思う。このヘッドは変えずに、シャフトだけを探そう。

幸い、うってつけのシャフトがあったあった。フジクラが短尺ドライバーをマーケティングしたSPEEDER SLKというシャフトを開発販売しているというので、試打もせずに(無謀)某大手フリーマーケットアプリで入手したのが、SLKの6Sである。もともとはG425LSTヘッドに組み合わされたカスタムシャフトだったようで、長さは44インチ。前オーナーがシャフトに貼られたシールをそのままに保存していてくださったおかげで、素性がわかってありがたい。

早速、練習場で打ってみて、その振りやすさにビックリした。今までのドライバーが45.25インチだったので、長さの変化は、僅かマイナス1.25インチ、されど1.25インチ。全力で振ることに対する躊躇が激減する。その結果、とにかく芯に当てやすく、メチャクチャいい音をさせて強く前へ飛んでいく。飛距離はそれまで使っていたクラブと遜色ない。おそらく、ベストショット同士を比べたら、後者の方が飛ぶに違いないのだが、平均ではSLKの圧勝である。師事している石井良介プロのレッスン時に、トラックマンで同一日・同一ボールで比較したので、これは間違いのない結果だろう。まさか、ここまで良いとは思わなかった。

というわけで、SLK-6Sをこれからコースで使ってみようと思う。

最初は少し球が高すぎでスピンも少し多かったので、カチャカチャやってみた。G410の10.5°ヘッドを1°立て、なおかつライ角をフラットポジションにすると、ひっかけにくく、少しボールの高さを抑え、かつランが出るセッティングとなり、もっとも結果がよいようである。ウェイトの位置は変えていないが、Fadeにすると穏やか-なフェード傾向になるので、場合によっていはこちらの方がいいかもしれない。

何より、シャフトのコスメがかっこいい。グロスブラックをベースに、オレンジ色を基調としてロゴをあしらったシャフトは超イケてると思う。「SLK」の書体がちょっと単純すぎて、いかにもあとから付け足した感がある点を除けば、私の好みにぴったりである。

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なにがどうぴったりかと言えば、そうあの「鬼滅の刃」の主人公、炭治郎の佩刀であるところの、3代目(だったような)日輪刀をイメージさせるところである。黒い刀身に日の刃。そんなイメージを持つカラーリングだ。これだけで、いいショットがでそうな気がする。我ながらなんと単純な。

実は、さらに妄想は止まらず、後日、SLK Type-Dの60も入手してしまった。もちろん未試打。。。。バカか俺は。こちらのコスメは濃いオレンジベースで、かなり燃え上がっている炎系の色。お察しの通り、煉獄杏寿郎の愛刀をイメージさせるカラーなので、もう、うまく打てる気しかしない。明日がいよいよ初打ちなので、結果が出るのか楽しみだ。

追伸:2021/7/25

本日、石井良介プロのレッスンを受けました。石井プロ曰く、SLK、2本とも悪くはないのですがシャフトが潰れすぎて、ひっかかった天ぷらが出ているっぽいとのご指摘。切り返しでシャフトに高負荷をかけるタイプのスイングをする私には、あまり合っていないかも。という、どストレートなフィードバックをいただきました。完全に企画倒れになってしまった感がありますが、SLKは冬シーズン用にする手もあリますので、取っておきます。

むしろこっちのが、と言われて渡されたレジオフォーミュラMB+の65X、ツアーAD TP-6X、アッタスジャック6Xが、どれも大変大変打ちやすくございました。ヘッドはPRGRのRS-Fや、EPIC Max-LS に組み合わせて、よく飛ぶ! 特にTP6-Xは抜群で、トータルで260ヤード近く飛んじゃっているし、方向性も素晴らしい。HSも夏になって上がってきて、今日は44m/sまで上がっていました。

EPIC貸すからラウンドで使ってみて、との大変ありがたい言葉を頂きましたが、コースでダフってソールを傷だらけにしてしまうのが怖くて、丁重にお断りいたしました。石井プロはめっちゃフランクに、こうしてクラブを貸したり試打させてくれたりします。特にRS-Fは石井プロのエースドライバーなのに、ニヤニヤしながら「はいどうぞ。打ってみて」と手渡してくれるので、気が抜けない(笑。RS-F、絶対に左にいかない秀逸なヘッドでありました。

ということで、自宅武器庫のTP-6S(実は持っている)と、大好きなIZ-6S(実はこれも日輪刀のようなカッコいいコスメ)を併用しながら、今後、練習してきたいと思います。

ちなみにオーバースペック云々は、「ただの気のせい。もっと振って」だそうです(笑

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