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さあゴルフをはじめよう 3

前回に引き続き、「ゴルフを始める時に最初に読む本」のご紹介です。前回の1冊目に続いて、今回から2冊目について書きはじめます。

ゴルフをこれから始める方には、スイング教本よりもまずこの記事で紹介した、城戸淳二氏の本「大学教授が考えた1年で90を切れるゴルフ上達法」を読んで欲しいと思います。ゴルフ上達を加速してくれるのはもちろんですが、何せ文章自体が面白いので、純粋に楽しめる本です。

さて、次はいよいよゴルフスイング理論の、といいたいところですが、暫く暫く。

城戸本で、ゴルフ最速上達に向けて、どのような練習や考え方をすればよいかという戦略について学びました。次は、その戦略を実行するにあたり、どうすればもっともよい効率が出せるかについて学ぶのがお勧めです。我々アマチュアは、時間をゴルフのためにめったやたらに使えるわけではありません。効率のよい上達方法、つまり練習時間に対する腕前の上達幅を最大化するのがもっとも効率が高いということになります。

ゴルファーがいかに効率を求めているかは、書店へ行けば一目瞭然です。どの本、どの雑誌記事を見ても、即効短時間でゴルフが上手くなる方法について書かれた本しかありません。「血マメが潰れるほど反復練習すればもしかするとゴルフは上手くなるかも」みたいなタイトルの本を見たことがないのは、もちろん売れないからです。

そしてあまりにも当然のことながら、実際にはたゆまぬ反復練習が、ゴルフに上達する唯一かつ最良の方法に違いないのですが、仮に同じ程度の素質と練習時間を持つ2人のゴルファーがいたとしても、上達の速度にはきわめて大きな差がでることがあります。

同じような現象はスポーツ分野に限ったことではありません。例えば、仕事を習得する速さや、ゲームの腕前があがる速度など、普遍的な法則があるようで、早く上達する人は、同じ時間を投資しても効率よく学習しているのです。

スポーツ選手がビジネス界で成功したり、逆に、いつ寝ているのと思えるくらいの忙しさで、ビジネス界の先頭に立っている方がゴルフも非常に上手なことがありますが、効率的に学ぶという考え方を徹底されているのだろうな、と想像します。

まあ、ゴルフでもトップアスリートレベルにもなると、天分が作用するのだろうと思いますが、一般アマチュアの世界では、やはり思考法・城戸エンジンが大切です。

効率性の極限は戦争、というと響きが悪いですが、真実です。戦争に勝利するためには、戦略、作戦、戦術、戦技の順番でしっかりと考え抜かなければなりません。城戸本では、「ゴルフで一年以内に100を切る」という戦略目標と「練習内容を目標に従属させる」という実行戦略について教えてくれます。実行戦略を具体的に紹介できないのがもどかしいですが、ネタバレしないためですので、ご理解ください、そして是非城戸本を読んでみてください。

そしてその次にくるのは、作戦、すなわち戦略に基づいて「どのように一連の行動するか(=効率よく上達するか)」です。ということで、練習効率を最大にする本をご紹介します。

それは、飯田利男著 「ゴルフで覚えるドラッカー」 ゴルフダイジェスト社(ISBN978-4-7728-4179-5)です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、「ゴルフで覚えるドラッカー」の内容と使い方についてです。

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