スタンフォード卒が感じるアメリカの居心地の悪さ
アメリカって好きですか・・・?
私は、大好きです。 (あれ?w)
スタンフォード留学中は、本当にこれでもかというくらい刺激に満ち溢れていて、会う人会う人「ひぇー」と言いたくなる経歴の方ばかり。私はよく合格したなぁ…と未だに思うことしばしば。
シリコンバレーの勢いで最新のテクノロジーや情報が集まってくるし、びっくりするようなイノベーションのアイディアがゴロゴロしてるし、みんな超優秀なのに、フレンドリーだし…。
超優秀な人ほど超いい人の法則ってなんなんだろう。
やっぱり、それだけ器が大きいということなのかしら・・・
兎にも角にも、日本にはない、なんというんだろう、勢いというかパワーというか自由さというか…。言葉にはできない巨大なエネルギーがアメリカにはあった。まるで人々を解放するかのようなエネルギー。
そんなアメリカ大好きな私ですが、アメリカ特有の居心地の悪さも感じます。
あ、ちなみに「アメリカ」とひとくくりにしても、私が暮らしたのはスタンフォード界隈のベイエリアと、UCSD界隈のサンディエゴ。どちらもカリフォルニア。ましてや超リベラルな地域。そこんとこ悪しからず。
アメリカってまさしく「移民の国」(現政権は逆行してますが(苦笑))
多様な人たちが、それぞれの価値観を軸にしながら共生している。
ただ、
あまりにも多様だからこそ、まとまりがない。共通概念がない。
そこで、重要になるのが「英語」という言語。
アメリカ人を定義するには、もはや「アメリカが大好き」と「英語が話せる」くらいしかないんじゃ、と思うくらいw
しかし、
移民の国だからこその問題点も。
それは、往々にして、移住したばかりの移民は、英語が話せない。
英語が話せる・話せないというだけで、扱いが雲泥の差。
これは、移民に限らず旅行者・留学生・ビジネスパーソンもしかり。
英語が話せないと思われた瞬間、負けです。
相手はもう振り向きもしません。
子どもを見るかのような態度に急変。
もちろん、英語が多少下手でも、堂々と会話に参加し、よくわからなくても大きな声で笑い、場に馴染んでいれば問題ないのですが。
日本人にありがちな、「わからないから黙っておこう」作戦を決行すると、もうその場に存在しないかのような扱われよう。
誰もあなたのことなんか気をつかってくれない。
友達やクラスメートのみならず、先生からも放置される始末。
かくいうアメリカ人の大半は英語しか話せないモノリンガルなくせにねw
英語が話せるだけでどんだけ偉いんだよ!という葛藤は、アメリカで生活したことある日本人は多かれ少なかれみんな経験したことあるんじゃないかなぁ…
ペルーに移住して、よりアメリカの居心地の悪さを実感します。
ペルーは、スペイン語がいまいちでも、アメリカのように「存在しない者」としては扱われません。
「とにかく何か言わないと!!」という変なプレッシャーもありません。
「私、スペイン語が話せなくて…」と素直に言ったところで、「あら、そうなのね!何語が話せるの?」と気軽に問いかけてくれる。
そんな社会なんです。
たぶん日本もペルーと似てません?
外国人や旅行者が日本語話せないからって、まるでいない人のように扱ったりしないですよね。
日本語力だけが、その人の価値を測るバロメーターじゃないから。
アメリカだと、まるで、英語力がその人を測るバロメーターのような扱いを受けます。
英語が話せなくたって、他に何ヶ国語も話せるかもしれない。
英語が話せなくたって、実は祖国で有名な作家かもしれない。
英語が話せなくたって、ジョークが好きな面白い人かもしれない。
英語力だけでは決して測れない、人の深さをも奪ってしまう。
それもまたアメリカ。
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