チェコの城オブ城、フルボカー城
Ahoj! マンジェルカです。
まるでおとぎ話の世界のよう、と言われるチェコの風景ですが、欠かせないのがお城です。
皆様はヨーロッパのお城と聞くと何を思い浮かべますか?
私がフルボカー城を初めて見た時に感じたのは、自分が脳内で思い浮かべるお城のイメージとぴったり一致したことでした。
白い壁、周りを囲む庭園、ひと目でお城と分かる形状…
チェコに数あるお城の中でも最も美しいと称されているのがこのフルボカー城です。南ボヘミアにあります。
建てられた時期は不明のようですが、13世紀頃から歴代ボヘミア王家が所有し、最終的にはドイツ系チェコ貴族であるシュヴァルツェンベルク家が所有していました。
城門にはシュヴァルツェンベルク家を象徴するマークである、カラスが人の頭をつついているモチーフが飾られています。
このマークは以前別のノートで触れたセドレツ納骨堂でも見られます。
城門をくぐると広場(中庭?)に出ます。見学ツアーに申し込めば、写真に見える正面の入口から城内へ入場することができます。私の記憶が正しければ、日本語の説明が書かれた紙を渡してもらえるので、それを読みながら見学できました。
白い塔が青い空によく映えます。
お城の周りは緑に溢れているので、それも一層お城の美しさを引き立てているように感じます。
お城の裏側まで美しいです。
お城の外装は19世紀に行われた改修工事で、イギリスのウィンザー城をモデルに変えられたそうです。たしかに雰囲気が似ています。(↓はウィンザー城の写真です)
ちなみに南ボヘミアには赤い城もあります。
チェルヴェナー・ルホタ城
名前の通り赤いお城です(チェルヴェナー(červená)はチェコ語で「赤い」という意味です)。湖の真ん中にポツンと可愛いお城が建っています。お城というよりは別荘のような見た目です。映画の撮影にも使われることがあるようで、親しみやすさを感じます。
そして忘れてはいけないのが、南ボヘミア州、最大の都市であるチェスケー・ブジェヨヴィツェにはチェコで唯一の国営ビール製造会社であるブドヴァル(Budějovický Budvar)があります。日本の輸入食品店でもたまにこのビールを見かけることがありますので是非ご賞味あれ。
次にチェコに行く時は絶対に訪問します、ビールを飲みに。