【※骸骨注意】世界遺産Kutná Hora セドレツ納骨堂
チェコにあるKutná Horaという街にKostnice Sedlec(セドレツ納骨堂)というものすごく変わった装飾で有名な納骨堂があります。
外観は至って普通の教会の建物、中に一歩入ると目に飛び込んでくるのは骸骨、骸骨、骸骨。
一瞬 お化け屋敷に迷い込んだのかと疑う光景です。
ただ骨を並べているだけではなく、使う部位を統一するなど明らかに計算づくで配置されていることが分かります。
あまりの美しさに芸術を観賞しているかのような錯覚を覚えますが、そういえばこれ人骨だ。
死者を愚弄しているのか、とか
人の骨で遊ぶな、とか
個人の尊厳を無視している、とか
思っても、数が多すぎてもはや圧倒されることしかできないです。いろいろ超越してます。
使われている骨の数は約1万人分。
1870年に彫刻家の人が依頼されてデザインしたそうですが、骨でできたシャンデリアなんてぶっ飛んだアイデアどこから出るのか。
ここまで多いと不思議と怖いとは思わないです。
ただただ凄い。
上の写真に写っているのはデザインが施された当時の納骨堂の所有者であるシュヴァルツェンベルク家の紋章です。
シュヴァルツェンベルク家の紋章の特徴は鴉が人の頭をつついているところです。
オスマン帝国との戦いでの活躍を表しています。
右を見ても左を見ても骨だらけな納骨堂は
恐らく世界中でここぐらいじゃないでしょうか。
チェコに行くことがあれば是非覗いてみてください。