【蜻蛉絣】古き世の”面影” 抽象図案 復刻編
【 蜻蛉絣 】
#086
戦後復興期
作者不詳
150×212㎜
個人蔵 日本
紙
図案・肉筆・原画・日本画
抽象図案の特徴と歴史
【蜻蛉】立身出世・五穀豊穣を象徴
蜻蛉は前方に向かって飛び、後ろに下がらないことから、「勝負運上昇」「立身出世」「必勝祈願」を呼び込む「勝ち虫」として、武具の文様に使われてきました。
弥生時代の銅鐸にも刻印されている蜻蛉は、「あきつ」「あきづ」とも読みます。「あきづ」という大和古語は、蜻蛉が収穫時期の秋に群れをなして飛来することから「五穀豊穣」の意味とも結びつき「穀霊の象徴」とされていました。また、害虫を食べるため水田耕作にとって欠かすことのできない貴重な益虫だったようです。
「キの字形」で蜻蛉を表現した文様は、絣の中でも縁起の良い模様として非常に好まれ、久留米絣などに使われています。
ダブルマット枠【かさねの色目】
マット枠の色の組み合わせによってアートプリントの表情が変化します。色の組み合わせの一参考にしてください。
【参考】使用材料
・色画用紙くすみカラー10色 B4(253x352㎜)協和紙工㈱(セリア・ダイソー)
・環境にやさしい色画用紙 B4 黒色6枚(ダイソー)
・環境にやさしい色画用紙 B4 白色10枚(ダイソー)
いいなと思ったら応援しよう!
JAPONISMeDesignWorks(ジャポニスムデザインワークス)の優碧莞(Aoi)です。
いただいたサポートはデジタル修復作業含む創作活動に大切に使わせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。