『Disney＋』来月6月に日本展開へ ─ 米ディズニーCEOが明かす

ディズニー独自の動画配信サブスクリプション、「Disney＋／ディズニープラス」が、日本でのサービス開始が、来月2020年6月からだとわかった。2020年5月5日（現地時間）、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・チャペックCEOが、投資家向け収支報告会にて明かした。同社ウェブサイト（英語）には、収支報告会の音声データが公開されている。

ディズニープラスは、2019年11月にアメリカ・カナダ・オーストラリアなどで開始された。ディズニーの名作映画の他、ディズニー傘下のブランド、ピクサーやマーベル、スター・ウォーズ、20世紀スタジオ作品も配信されている。オリジナル・コンテンツにも力が入っており、『スター・ウォーズ』初のドラマシリーズ『The Mandalorian／マンダロリアン』(2019-)が人気になっているほか、今後はマーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズも続々登場予定で、ディズニープラスでしか観られない作品群が見られるだけに、まずはひと安心といったところだ。

・THE FALCON AND THE WINTER SOLDIER
・WANDAVISION
・LOKI
・What If…?
・HOWKEYE
・SHE-HULK
・MS. MARVEL
・MOON KNIGHT

ディズニープラスは、6月日本サービス開始に始まり、9月にはベルギー、ルクセンブルク、ポルトガル、北欧各国に展開予定。年内には南米に進出する予定だという。4月上旬の時点では「2020年後半に日本上陸」と報じられていたが、やや早まった形だ。

ディズニープラスは、2020年春にヨーロッパ各国やインドにも進出しており、ローンチから約6ヶ月で、有料会員数は5,450万人に到達したとのこと。ディズニーはサービス開始当初、5年間で6,000～9,000万人の加入を見込んでいたというが、このまま展開を続ければ予測をはるかに上回る結果を打ち出すことにもなるだろう。

なお日本では、ディズニーとNTTドコモが提携している「ディズニーデラックス」は、日本で唯一「マンダロリアン」を視聴できるコンテンツだっただけに、今後の方針にも注目だ。