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「全国通訳案内士です」

やっと、やっと、やっとそう名乗れます。

数年かけて、ついにゴールへ達することができました。合格されたみなさま、大変お疲れさまでした。また、今回残念だったみなさまも、次の試験に向けて少しずつ積み重ねていきましょう。私も不合格の経験は何度かありましたから。でも、確かにがっかりですよね。少し落ち着いたらまたチャレンジです!

1、2024年度試験の合格率

今回の通訳案内士試験では次のような結果だったようですね。

引用:JNTOサイトより(現在も公開中の資料です)

英語が3000人以上受け、最終合格が303人というのも、数字的に色々な意味ですごいなと思いますが、ドイツ語、イタリア語、タイ語は合格率が低いですね。特にタイ語はここ何年かで合格者ゼロのこともありましたから、お一人が合格されただけでも、とにかく良かったですね。

実は今日焦ったことがありました。
宗谷岬で、8時30分ちょうどになった瞬間に官報のサイトを再読み込みしたらすぐに更新されたので、「あぁ、きちんとしててすごいなぁ」と思いながら、全国通訳案内士試験の合格者リストを見に行ったんです。そしたら、私の受験番号から始まる番号がないわけです。「え?え?え?」と思いました、本当に。全員3(または1)から始まってるんですもん。そんなバカな!と思って、次のページがあるのかと思ってタップしたところ、出てきたわけです。言語別だったんですね…。完全なる早とちりでした。

自分の受験番号と名前を10秒くらい凝視し、本当に自分の名前かどうかを何度も見て、1分くらいしてようやく我に返りました。

純粋に試験番号だけを見てみると、何名かの方は悔しい思いをされたのだと思います。私もですね、もし違う時間帯であのプレゼンテーマが出たら絶対ダメだっただろうと思うものがあり(旅となんら関連づけられない項目)、もしかしたらそこにあたってしまわれたのでしょうか。

私はすでに健康診断(精神障害の有無)を受けており、その他の書類もすべて印刷して記入してあるので、県庁の事務所がオープンしたと同時に電話を入れ、登録のための予約をしました。月曜日、早速一番で登録へ行ってきます。先輩方のブログなどを拝見すると、この時期は多忙期で、2〜3週間かかったそうで、そうなると自分も3月までは手にできない。引き続き登録証なしのCEFRライセンスのみで2本の仕事をしなければなりません。

県庁で作るのかと思ったら、いろいろ事務方の調整があるとのことで、すぐにはできないのだそうです。

そして新人研修ですが、これは私はパスすることにしました。添乗員を長くしていましたし、今さら成田や羽田とか(空港の中で働いていましたから)、日光東照宮とか箱根とか言われても、何十回も行っているので、ここで新人研修を受けるのではなく、5年に一度の研修の方を受けたほうがいいだろうと思ったのです。

この情報が今までなく、先輩Mさんに伺わなかったら高額な参加費を払って受けていたかもしれません。「新人研修は義務ではない」ということです。もちろん、この業界が初めてという方や、接客業をした経験がない方は絶対に受けたほうが良いと思いますよ。

2、全国通訳案内士の資格がなくなれば、日本の観光業界はさらにガラパゴス化するでしょう

ハロー通訳アカデミーの植山先生曰く、この資格はなくなるかもしれない、それはJTBと星野グループの社長のせいだそうです。あながち間違いとは言えないと思います

星野グループの社長は説得力がありそうで、実はとんちんかんなことを言われています。私がどうのこうの言うよりも、これはもう植山先生にお任せしておけばいいかもしれませんね。

ただ、世界的にガイドはライセンス制になっています。ガイドなしで団体ツアーを催行し、とある日本の大手旅行会社の添乗員がクロアチアで300ユーロの罰金を払うことになった事件もありました。スペインのミハスで、ガイドなしで団体を案内した添乗員が現地ガイドと大喧嘩になったこともありました(←そこに私はいました)。

なのに、日本はライセンスガイドをやめていく動き?
どこまでガラパゴスな星野グループなのでしょうか。

日本の高級ホテルは海外の高級ホテルの足元にも及ばないので、遅かれ早かれダメになっていくホテルグループでしょうから、まぁ、関係ありません。(星野社長は、コロナ禍の時、どれだけ旅行業界の人の気持ちを逆撫ですることを発言していたか)

お話が逸れちゃいましたね。いつものことです。

今日、いろいろな気持ちで発表を迎えたみなさま、お疲れさまでした。

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