ピアノ発表会のビデオ撮影のコツとは?注意点と避けたい場所も紹介
ピアノ発表会は、音楽愛好家や伴奏者のご家族が多く参加するイベントです。特に演奏者のご家族は、発表会の様子をビデオ撮影しておくことで大切な家族との思い出を残すことができます。しかし、ただビデオを回せば良いというわけではありません。今回は、ピアノ発表会におけるビデオ撮影のコツや注意点を紹介し、避けるべき撮影場所についても解説します。ビデオ撮影のポイントを押さえて、大切な思い出をきれいに残せるようにしましょう。
ピアノ発表のビデオ撮影を成功するための事前準備
ここからはピアノ発表会できれいな映像を撮るための事前準備についてご紹介していきます。ビデオをきれいに残すためには、事前に準備しておくものや気をつけておいた方が良いことがいくつかあります。ビデオ撮影の際に必要なものや撮影場所のポイントを押さえ、思い出に残るビデオ撮影を行いましょう。
撮影する時は三脚を使う
ビデオ撮影において、三脚は必要不可欠だといえます。手持ちのカメラで撮影する場合、手ブレによって映像がぶれたり、揺れたりすることがありますが、三脚を使用してカメラを固定することで、手ブレや画角の揺れを防ぐことが可能になります。
撮影可能な角度にバリエーションが出るのも三脚を使う理由になるでしょう。三脚は高さや傾斜の調整ができるため、手持ちではなし得なかったような角度からの撮影も可能になります。例えば、少し俯瞰した位置からの撮影は手持ちでは難しいといえますが、三脚を使うことで簡単に実現できるでしょう。
また、撮影者のストレスや疲れも軽減するという効果も見込まれます。手持ちで長時間撮影を行う場合、画角を固定するためにカメラを持ち上げ続ける必要があります。そのため、腕や肩に負担がかかり長時間の撮影には向きません。その点、三脚を使うことでカメラを手放しで安定させることができるため、長時間の撮影でもストレスや疲れを感じずに撮影することができます。
場所取りで大部分が決まる
ピアノ発表会でのビデオ撮影においては、良い撮影場所を確保することが、映像のクオリティに大きく影響します。そのため、事前準備の一環として撮影場所の確保をすることは必須です。
視界が遮られない場所で撮影することができれば、映像の視認性が向上します。演奏者の表情や指の動きなど、細かなディテールを捉えられるでしょう。また、正面から演奏者を撮影すると、迫力のある映像を撮影することができます。場所をうまく選び、観客の背中や頭を映さず、クリアで見やすい映像を撮るようにしましょう。
また、場所によっては音質の向上も図れます。多くの場合は映像とともに演奏の録音を行うことになりますが、ピアノからの距離や角度によって録音音質は大きく変わります。ピアノから発せられる音を適切に受け取ることができる場所で撮影を行えれば、音質は向上します。周囲の騒音や雑音を避けることもできるため、よりクリアな音声を録音することができるでしょう。
ピアノ発表会のビデオ撮影で避けるべき場所
ピアノ発表会のビデオ撮影をする際、良いアングルや撮影ポイントを探すのは大変です。はじめのうちは、「撮影すべきでない場所」を認識しておき、それ以外の場所を探すことをおすすめします。ここでは、ビデオ撮影で避けるべき場所を3つ紹介します。スムーズに撮影を進めるため、事前に頭に入れておくようにしましょう。
会場の最前列
最前列は一見良さそうな場所ですが、ビデオ撮影をする際には適さないとされています。最前列は演奏者から近すぎるため、視野が狭くなってしまいます。それはカメラの画角においても同じことがいえるでしょう。見やすい映像を撮るためには、適度に距離をとる必要があるのです。また、最前列で撮影を行うことで、演奏者や背後に座る観客に迷惑がかかってしまう可能性もあります。もしやむを得ず最前列で撮影を行う場合は、周囲に細心の注意を払うようにしましょう。
出入り口付近
会場の出入り口付近も撮影には適していません。出入り口付近は通行量が多く、騒音が発生するため、映像や音声に影響が出てしまう可能性があります。クリアな音声や映像を記録したいのであれば、避けるのが無難です。また、通行の邪魔になってしまうという観点から、出入り口付近では三脚を立てて撮影することが禁止されていることもあります。非常口付近も同様の理由で避けるべきだといえるでしょう。
カメラマンの近く
場合によっては、他のカメラマンの付近で撮影を行うことは避けた方が良いといえます。カメラマンの近くで撮影を行うと、録音にシャッター音が入ってしまう可能性があるためです。カメラマンの動きや位置によっては、映像に映り込んでしまうことすらあるでしょう。ただ、会場によっては撮影可能な場所が指定されていることもあるため、他のカメラマンを避けるのが難しいケースもあります。その場合は、周囲とコミュニケーションを取りつつ、互いに配慮しあうようにしましょう。
赤ちゃんや子どもの近く
また、ピアノ発表会でビデオ撮影を行う際には、赤ちゃんや子どもの近くも避けるべき場所だとされています。ビデオ撮影を行っている人にとって、周囲の状況が予測しにくくなるのは不安要素のひとつだといえます。そうした点において、動きが活発な赤ちゃんや子どもの付近での撮影は難しいといえるでしょう。また、赤ちゃんや子ども自身にも、ビデオ撮影が良くない影響を及ぼすことがあります。三脚や大きなビデオカメラは、子どもの視点から見ると多大な圧迫感を与えてしまうことがあります。ただ、この部分については避けられないこともあるため、赤ちゃんや子どもの保護者の方と話し合い、互いの負担にならないよう配慮することができればベストです。
ピアノ発表会をビデオ撮影する際の注意点
ピアノ発表会をビデオ撮影する際には、覚えておきたい注意点がいくつかあります。ここでは、ピアノ発表会のビデオ撮影に際して注意しておくべき点をご紹介し、より良い映像を作るためのコツをお伝えします。緊張して基本的なことを忘れてしまわないよう、ご紹介する内容を踏まえて事前確認を徹底しておきましょう。
カメラをゆっくり動かす
撮影時、基本的にはカメラをゆっくり動かした方が良いといえるでしょう。なぜなら、ピアノ演奏は静かで繊細な音が多く、急激なカメラの動きは音楽の雰囲気を壊してしまう可能性があるためです。また、カメラをゆっくり動かすことで映像を見やすくする効果もあります。急激なカメラの動きは、「酔い」を誘発してしまうこともあります。見ている人がストレスを感じることなく、映像に集中できるよう、カメラを動かす際には緩やかな動きを心がけましょう。
もっとも、ピアノの発表会を撮影する場合には、大きくカメラを動かす必要がないことがほとんどです。事前に基本構成を考えておき、カメラを動かすシーンの動きがあれば、その部分のみ事前に練習しておくことをおすすめします。
前日にビデオカメラの充電をしておく
撮影中にカメラのバッテリーが切れてしまうということは避けたいものです。そのため、撮影の前日にビデオカメラの充電をしておくのは必要不可欠だといえます。
ビデオカメラのバッテリーは、機種や使用状況によっては数時間しかもたない場合があります。バッテリーを充電するのに時間がかかる上に、会場には充電ができる場所がないことがほとんどです。映像を確実に残すため、残量の管理は徹底しましょう。容量に不安があるのであれば、予備のバッテリーを持参するのも手です。
事前にビデオカメラの動作確認をする
バッテリーの残量同様、事前の動作確認は非常に重要です。せっかくバッテリーの充電があっても、カメラが正常に動作しなければ、思い出に残る貴重な瞬間を記録できなくなってしまいます。カメラを会場で修理するのが難しいケースがほとんどなので、当日がっかりしてしまわないために、必要な機能が動作するかチェックしておくようにしましょう。
動作確認をする際には、ビデオカメラが正常に起動するかどうかを確認するだけでなく、レンズのクリーニングやメモリーカードの挿入、録画モードの設定なども確認することが重要です。特に、ビデオカメラの設定や録画モードがうまくできていなければ、演奏の瞬間を撮影することができない可能性があります。また、カメラの使い方に不慣れな場合も、事前に動作確認を兼ねて撮影の練習をしておくことをおすすめします。
プロの業者に委ねるという手も
事前準備や撮影場所の選定を含め、ビデオ撮影が難しいと感じたら、映像撮影のプロである撮影業者に任せるのもひとつの選択肢です。映像を撮るのに集中し過ぎた結果、演奏を楽しむことができなくなってしまったという苦い経験をお持ちの方も少なくないでしょう。映像撮影を依頼しておけば、会場に持ち込む荷物も少なくて済みます。二度とない瞬間をきれいに残すため、ぜひ活用してみてください。
弊社、JAPAN VIDEOでもピアノ発表会でビデオ撮影を行うサービスを展開しております。専用の機材を用いてカメラマンが発表会の会場に出向き、ご要望に合わせて映像を撮影します。撮影後の編集もこちらで承りますので、きれいな映像を記録したい方に最適です。興味を持っていただけたら、まずはお気軽にご相談くださいませ。
注意点を押さえてきれいな映像を残そう
この記事では、ピアノ発表会で演奏の様子を残すために避けるべき撮影場所や、撮影時の注意点についてご紹介してきました。この記事でご説明した内容を踏まえて事前準備をしっかり行い、発表会当日に臨みましょう。場合によっては動画撮影を代行する業者を利用するのも手です。ぜひ前向きに検討してみてください。
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