ビットコインがなぜ急騰しているのか理解する(関西弁で学ぶ)
米国大統領選挙でトランプ氏が当選し、急激にビットコインが上昇している。なぜ彼が当選することがビットコインの上昇を招いているのだろう。
ビットコインの性質を理解したうえで、今日はビットコインの価格上昇について学んでみよう。初心者でもわかるように解説する。
今日は久々の関西弁でいく。
第1章:ビットコインってそもそもなんや?
ビットコインって聞いたことあるやろ?
ニュースとかでよう見かけるし、友達が「ビットコインで儲けたで!」言うて自慢してくることもあるやろ。
最近トランプ政権誕生が決定して、急激に跳ね上がってる。史上最高値や。
でも、なんでトランプ政権が誕生するとビットコインが上がるんやろか?
というか、ぶっちゃけビットコインって実際どんなもんかよう分からん…って人も多いんちゃうか?
わしも最初はさっぱりやったわ。
ほな、今日は一緒にビットコインの正体、じっくり見ていこか。
まず簡単に言うと、ビットコインは「デジタル版の金(きん)」みたいな存在や。お金やなくて、金(きん)な。ゴールド。
金みたいにキラキラしてないし、触られへんけど、金(きん)みたいな価値があるっちゅうことや。ややこしいから金(きん)をゴールドって呼ぶで。
ゴールドやビットコインは、普通の円とかドルみたいな「お金」とはちょっとちゃうねん。
国が発行してるお金と違って、ビットコインはどこかの国や銀行が管理してるわけやない。
インターネット上だけでやり取りされる「仮想通貨」っちゅう種類の代表格なんや。
せやから、国が発行するお金みたいに、政府が「はい、今日からお金の価値半分ね!」とか勝手に決められへんねん。
政府が「お金ガバガバ印刷しまくるで!」みたいなこともない。
これがビットコインの大きな魅力の一つや。自分の資産を、政府の勝手な政策から守れる可能性があるっちゅうわけや。
ほな、なんでビットコインに価値があるんか?って話やけど、これはちょっとややこしい。
普通のゴールドは、ピカピカして綺麗やし、装飾品だけではなく、工業製品にも使えたりするから価値がある。
でも、ビットコインはデータでしかない。せやから、価値の根拠は「みんなが価値があると思ってるから」っちゅう部分が大きいねん。
ちょっと不思議やろ?そこはゴールドと違う。
でも、考えてみたら、普通の紙幣も同じようなもんやで。
1万円札自体に1万円の価値があるわけやないで。本当は紙切れや。
みんなが「これは1万円の価値がある」と信じてるから、モノやサービスと交換できるんや。
もっとわかりやすく言えば、1万円というのも、「2人分の寿司くらい」とか「真鯛5匹分」とか、「ペットボトル飲料100本分」というふうに、交換することが出来るのが前提で価値が認められてるんや。
日本政府への信用があって、かなり流通してて使える店も多くて、扱ってる金融機関が多いから価値があるとされとるんやな。
ビットコインも本質的には同じで、多くの人が価値があると信じてるから、価値がある。
第一次世界大戦後のドイツなんか超絶インフレしてたけど、教科書でこの画像見たことある人もおるよな。札束印刷しまくった結果、誰も通貨を信用をしなくなった。
よく国家はいくらでも通貨を発行出来るって主張する人Xにおるよな。
確かに嘘じゃないけど、それを実際にやったらこうなるわけや。
お金の価値が認められなくなって、物々交換したりするわけやが、それだと重たいし運びづらいので、金(きん)、つまりゴールドの価値が上がったりするわけや。
ゴールドは無限に発掘できるわけではないそこら辺で簡単にほって出てくるものでもなく、有限であると思われているわけであるから、価値が高い。
昔は各国の通貨も金本位制といって、通貨を発行するにあたって
「これは何gの金と交換できる紙ですよ」
といってゴールドとの交換を保証した紙を発行した。
それが紙幣やね。
で、紙幣を銀行に持っていけば、ゴールドに交換できた。
よって、通貨(お金)が信用されるわけや。
最後は金(きん)に変えてもらえるんだと。
だから政府や銀行は、紙幣流通量と同じだけのゴールドを倉庫に入れておく必要があったわけだが、現在は金本位制ではないので、紙幣流通量と同じだけの金を用意しておくことはない。
電子マネーと何が違うのか
ほな、普通の電子マネー、SuicaとかPayPayとかと何がちゃうねんって話やろ?
そこが大事なとこやねん。
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