トランプ大統領再誕生 ~日本への影響を考える~
第47代アメリカ合衆国大統領に、ドナルド・トランプ氏が選出されるのが確実となった。
2016年からの4年間のトランプ政権、2020年の4年間のバイデン政権で、何が起きていたのだろうか。そしてトランプ氏が選ばれることによる日本への影響はどんな事が考えられるか。
就任するまで行動が読めないのがトランプ氏であるが、彼の公約や意見などをまとめて、今後の流れを読んでみよう。
今日も関西弁で解説をしていく。
バイデン政権の功罪と現在のアメリカの状況
ほな、今からやな、えらいややこしい米大統領選の話と、それが日本の経済やら産業やらにどない影響するんか、関西弁でちゃちゃっと解説したるわ。長なるけど、辛抱して聞いてや。
まずやな、今度の米大統領選、えらい接戦なんよ。
米国大統領選挙はここ何代も激しい接戦がみられるんやけど、今回も最後の最後までどうなるかわからんかった、歴史的大接戦やった。
そして見事に、金持ちと貧困層、伝統的白人と外国人、男性と女性、高学歴と低学歴、真っ二つに投票先が別れた選挙でもあった。
バイデン政権下の経済
バイデン政権下では、コロナからの景気回復もあって、アメリカ経済はええ感じやったんや。成長率も高かったし、失業率も低かった。
しかし物価の高騰と金利の上昇が、国民生活を圧迫してんねん。
金持ちにとっては多少食材の値段が上がっても食うものには困らんけども、特に、低・中所得層の人らにとっては、生活必需品が高うなって、えらい苦しい状況なんよ。
給料も上がりまくってるけど、物価高に給料の伸びが追いついていると低所得の国民は思っていない。
この物価高、コロナの影響でモノの流れが滞ったんやら、ロシアとウクライナの戦争で資源が高うなったんやら、色々原因はあるんやけどな、結局のところ、グローバル化やら技術革新やらで進んできた格差の拡大に、バイデン政権は歯止めをかけられへんかった。
金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる。
そんな状況に不満が溜まって、国民は「アメリカ第一!」って感じの、自分の生活最優先の政策ばっかり求めるようになってもうてんねん。
これは2016年にトランプ政権が出来たときから、"America First"ってトランプが言い続けて当選してたのから皆感じ取れると思う。
ほんで、ハリスはんもトランプはんも、この「内向き志向」の国民の気持ちに寄り添う政策ばっかり打ち出してんねん。
特に、低・中所得層の人らの票を取り込もうとして必死やった。
ハリスはんは、金持ちから税金取って貧乏人に配る、いわゆる分配政策を推進する方針。
一方、トランプはんは、外国から輸入されるモンに税金かけて国内産業守る、保護主義的な政策を前面に押し出してはるわ。
どっちの政策も、アメリカ第一主義みたいなもんやから、外国企業にとっては、あんましええことないで。
法人税やら関税やら、負担増になる可能性が高いんや。
せやから、日本企業も、どっちの政権になっても、影響を受けること覚悟しとかんとあかん。
今やアメリカ第一主義を求める国民ばかりで、世界の警察官っていう米国は消え去りつつあるな。
特にトランプはんの政策は、環境問題やらエネルギー政策やら、バイデン政権で進めてきたことを全部チャラにする勢いやから、企業は投資のタイミングとか、よう考えなあかんようになるで。
この4年間、ESG投資だの再生エネルギーだの、EVだの、よく聞いたやろ。
対中政策も、基本的には変わらんと思うけど、もっとアメリカ第一主義が強くなるから、日本企業はアメリカにコミットしてアメリカで稼ぐか、それともアメリカから出て別のとこで稼ぐか、選択を迫られることになるかもしれん。
候補者別政策と米国経済への影響
トランプはんの政策が、アメリカ経済と、ひいては世界経済にどないな影響を与えるんか、見ていくで。
もしハリスはんが当選してたら、基本的にはバイデン路線の継承やった。
しかしトランプはんは、かなり極端な政策を打ち出してはるから、本当に実行したらアメリカ経済もえらいことになる可能性があるで。法人税の大幅減税やら関税引き上げやら、景気刺激にはなるかもしれんけど、インフレが再燃するリスクもある。特に、あの過激な関税政策は、輸入物価を押し上げて、家計も企業も実質的な収入減になるかもしれん。そうなったら、景気は下振れする可能性も否定できひん。
実際に実行したらヤバいってのは、経済ブレーンもアドバイスするやろうから、政権を取ったあとに実行するかどうかはわからん。
彼は一流ビジネスマンやからな。
外交政策も、かなり心配や。トランプはんは、アメリカ第一主義を貫き通す人やから、国際協調なんて眼中になさそうやしな。
同盟国との関係悪化やら、貿易摩擦やら、色々問題が起こるかもしれん。
せやから、ハリスはんが大統領になったら、アメリカ経済は比較的予想しやすい安定成長だと思われてたけど、トランプはんは大統領、上院両方とも抑えたし、下院も数日以内には結果が出るだろうけど、すべて抑えてしまったら、なんでも政策が実行可能になり、歯止めがなく不安定になる可能性が高い。
日本企業にとっては、どっちが勝っても、注意深く状況を見極めながら、対応していくことが重要になるで。
特に、トランプはんが大統領になったら、為替市場も大きく変動する可能性がある。円安が進むかもしれんから、輸出企業にとってはプラスになる面もあるけど、輸入物価が上がって、物価高につながるリスクもある。
ほんで、どっちが大統領なっても、アメリカの低・中所得層の人らは、恩恵を受ける可能性が高い。ハリスはんの分配政策も、トランプはんの保護主義的な政策も、結局は、そういう人らをターゲットにしてるからな。
一方、金持ちやら大企業やら、外国企業やらは、あんましええことないで。税金増えるかもしれんし、関税増えるかもしれんし。
日本へのマクロ経済・市場への影響
ほな、今度はやな、米大統領選が日本の経済やら市場やらに、どないな影響を与えるんか、見てみよか。
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