パランティアって何やってる会社なの？

米国株式市場で今年最も株価が高まった株式といえばPalantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ)である。
著名投資家・起業家であるピーター・ティール率いるパランティアは、そのビジネスモデルが非常に理解しづらく、何をしている会社なのか非常にわかりにくい。
しかし業績は急拡大しており、株価はこの1年間でも4倍、3年間で10倍に上昇している。
そのわかりにくいパランティアについて今日は理解を深めていこう。

はじめに

Palantir Technologies（パランティア・テクノロジーズ）は、アメリカ合衆国のソフトウェア・AI技術の企業で、2003年に設立された。意外と古い。
創業者は、PayPalの共同創業者であるピーター・ティール、アレックス・カープ、ジョー・ロンズデール、スティーブン・コーエン、ネイサン・ゲッティングス。

PayPal(ペイパル）の共同創業者とわざわざ言及したのは、PayPal創業メンバーというのは通称"Paypalマフィア"と呼ばれるほどテクノロジー業界で活躍していて、注目に値するからである。
PayPalは米国のオンライン送金サービスを提供する会社で、今ではPayPay(ペイペイ)などが日本で普及したが、PayPalは今から25年も昔に設立されている。
例えばPaypalマフィアのメンバーで著名な人物をいくつか挙げてみよう。