海外エンジニアを採用する方法とDeel.各プランの選ぶ判断基準
今回は海外エンジニアを採用する場合における、Deel.のプランについて解説していきます。
【海外エンジニアを採用する主な方法】
まず、海外エンジニアを採用する方法について、主に「海外エンジニアに業務委託を行なう」「海外エンジニアを正社員で雇用する」という2つの選択肢が挙げられます。
業務委託を行なう場合「契約書の作成」「海外送金の手配」といった手順を踏むだけで進めることができるため、多くの企業は業務委託によって、海外エンジニアへ仕事を依頼していきます。
正社員として雇用する場合、基本的には現地法人が必要となり、業務委託に比べるとややハードルが高い方法であると言えます。
人材派遣会社Deel.ではそれらに対応するサービスがありますのでおりますので、順番にお伝えしていきます。
【業務委託用のプランの概要】
業務委託用のプランとして「ノーマルプラン」「ディールプレミアム」「ディールシールド」の3種類を用意しています。これからそれぞれの内容と、選ぶ基準について説明していきます。
ノーマルプランは、業務委託を行なう際に発生する、主な業務である「契約書の作成」と「海外送金」をDeel.で行なうプランです。
料金は2022年11月現在、1コントラクター(業務委託)当たり49ドルです。
ディールプレミアムは、ノーマルプランの内容に加え、業務委託のエンジニアが訴訟を起こした場合、弁護士費用を最高2万5000ドルまでDeel.が負担するプランです。
ただし、弁護士を用意するわけではないため、弁護士の手配や作業といった裁判に係る実務は自社で行なっていただく必要があります。
料金は1コントラクター(業務委託)当たり99ドルです。
ディールシールドは、通常プランに加え、業務委託のエンジニアが訴訟を起こした場合、弁護士費用を無制限で負担し、更に裁判に係る実務も全てDeel.が負担するプランです。つまり訴訟を起こされたとしても、日本企業側は何も対応する必要がありません。
料金は国によって異なるため見積が必要ですが、基本的にはディールプレミアムよりも高額となります。
【業務委託用のプランを選ぶ基準】
上記3つのプランを選ぶことは、自社の企業文化に依るところも大きく、難しいものとなるでしょう。
そもそも、海外エンジニアを採用する際の訴訟リスクの度合いを見積もること自体、非常に難しいことです。
日本人から訴訟を起こされることは非常に稀ですが、グローバルな採用における訴訟のリスクはその比ではありません。
まず念頭に置かなければならないのは、海外エンジニアは日本人と同じ常識を持っている訳ではないということです。
とは言え、一般的に訴訟を起こされるということは、明らかな契約違いや、契約外の作業を依頼するようなことがなければ起こり得ません。
それらを加味すると、やはり自社が(訴訟)リスクを許容するのか否か、という要素が重要になります。
例えばスタートアップ企業のような比較的小さな企業であったり「訴訟のリスクをそのまま受け容れられる」「とにかく採用コストを削減したい」という企業であれば、最も安いノーマルプランをお勧めします。
しかし、社内で様々な決済が行われる比較的大きな企業は、相対的にリスクを高く見積もる傾向にあるため、ディールプレミアム、もしくはディールシールドをお勧めします。
【正社員用のプランについて】
また、先ほどお伝えした通り、Deel.には業務委託用のプランだけではなく、正社員用のプランも用意しています。
正社員用のプランは代替雇用という形式となり、Deel.の現地法人が現地でエンジニアを雇用し、コンサルティング契約に基づいて日本企業に派遣します。
その場合、訴訟リスクは一切ありません。そのため、ディールシールドのプランを「訴訟リスクを負担する」という意味で兼ね備えていると言えます。
いずれにせよ、安く済ませることよりもリスク低減を特に重視する場合は、ディールシールドもしくは正社員用のプランを利用されることをお勧めします。
【まとめ】
海外エンジニアを採用する際は、「業務委託」「正社員雇用」という2つの選択肢がありますが、Deel.のサービスをご利用いただくことで、それらをスムーズに進めることが可能です。
また業務委託で採用する際は、訴訟リスクと価格のバランスを鑑み、Deel.ではノーマルプラン、プレミアムプラン、シールドプランの3種のプランを用意しています。
ノーマルプランは49ドルで、契約書の作成や支払いを行なうサービスです。
プレミアムプランは99ドルで、ノーマルプランに加え、弁護士費用が2万5000ドルまで保証されます。
シールドプランの料金は別途見積が必要ですが、こちらはノーマルプランに加え、弁護士費用の全額保証、更に裁判に係る業務全てをDeel.が負担します。
これらを選ぶ基準としては、海外エンジニアからの訴訟リスクを、自社がどう捉えるかによって判断してください。
リスクを許容する企業であればノーマルプランを、リスクに対してある程度保守的な企業であればディールプレミアムを、リスクを徹底して排除したい企業であればディールシールド、もしくは正社員用のプランをお勧めします。
詳細な説明を希望される場合は、お気軽に弊社へお問い合わせください。
今回は以上になります、
最後まで閲覧していただきありがとうございました。
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