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ヒルは木から落ちてこない

【ヤマビルが語るSDGsと地球環境のこと】

『ヒルは木から落ちてこない。』
ぼくらのヤマビル研究記
樋口大良 + 子どもヤマビル研究会
発行所 株式会社山と渓谷社 2021年9月1日発行

自然ガイドの私たちもこの本の存在を知る前から
「ヒルは木から落ちてくるよ、落ちてきてきっと首にひっつたんだ・・・」
「トイレにいったらお腹に3匹も・・・卒倒しそうになった。きっと降ってきたのかもね」
「いやいや、落ちてきたのを見たことないよ。地面に置いたリュックなどに付いてきてそれが首元やお腹にきたんだよ~」
「下を気にしているから上まで気が回らないよ」
ワ〜ワ〜ワ〜と、ヒル談義が続くのでした。
この話題になると話が止まらなくなる程エキサイティングになります。

そこで、こうなったら敵を知ろう!
ヒルときちんと向き合い(本心はコワい)その正体を知ってみよう!と思いました。

ネットで調べると書籍はこの本しか見当たりません。
またヒルの研究者もネットでは見当たりませんでした。
そこで、この本を読み始めた訳です。

2011年に三重県四日市市少年自然の家の一角に12名の小中学生が集まってヤマビル研究の参加者を募りました。
募集案内には「この会には指導者はいません」と書かれていたそうです。
この時点で日本においてヒル研究をしている人はいなかったからだそうです。
全員の調整役コーディネーターとして大人がいるものの子供全員が研究者です。
未知との遭遇。
少しワクワクしますね。

四日市市のヤマビルのヒル避けの薬を製造販売している西村ジョニーさんが彼らのバックアップをされているようです。

「ヒル下がりのジョニー」というヒル除けの薬は私たちもここ2〜3年お世話になっています。
まさか、ここにこの薬の製造者が出てくるとは思いませんでした。
ユニークなネーミングなので直ぐに覚えてしまいます。

この本で知ったヒルのことは次回です。
今年のヒル観察(?)の参考になればと思います。


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#『ヒルは木から落ちてこない』 樋口大良+子どもヤマビル研究会
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