ゴルフ外交なんてどうでもよくないか?日本のメディアは大丈夫?
いよいよ明日、日米首脳会談が行われます。安倍首相とトランプ大統領の初めての公式な首脳会談となります。
主な議題は米側が自動車貿易等の不均衝是正を訴えて、経済・貿易政策の見直しを迫る見込みで、日本側は日本企業が米国の雇用に十分貢献していることを訴え、安全保障面では、中国・北朝鮮への対策と、尖閣防衛について日米安保条約第5条の適用について、再確認する見込み。
とにもかくも、世界を混乱の渦に巻き込んでいるトランプ氏と、安倍首相が会談することはやはり大きなニュースになります。一体どんな会談になるのか、政治に興味がない人たちであっても、気になる話題でしょう。
でもすごく違和感を感じるのは、日本メディアの報道姿勢。もうブログなどで昔から何度も指摘していますが、幼稚な過熱報道はもうやめてもらいたい。
トランプ氏とゴルフをして信頼関係を構築する?ゴルフ外交?
こんな低レベルのニュースを垂れ流すのは日本だけですよ。新聞はさすがに日米首脳会談の意義をしっかり報じていますが、民放ニュース番組はどうですか?
ゴルフ外交ってなんですか?ゴルフをしたらTPPに参加してくれるのか?米軍基地駐留負担の件はなしにしてくれるのか?
国民はそれを見てどう思うのでしょうか。政治や国際情勢を普段から注視している人からすれば、「またバカな報道をしている」と思えますが、政治に興味のない人たちは、「安倍さんゴルフで外交をするのか」とそのまま受け止めてしまいますよ。日本メディア、特に民放のニュース番組・ワイドショーは国民の知能を衰えさせる恐怖の道具です。
(大阪発・Mitsuteru.O)