慢性炎症を起こす存在は「食用油」

食用油は調理に欠かせないものですが、これらの製法や原材料が公開されることは実に稀なのです。

もっともリスクが高い油が一般的な「サラダオイル」で、原材料は大豆油や菜種油、綿実油やコーン油、ごま油、オリーブ油などの食用油を混ぜ合わせてつくられますが、その混合率などは企業機密になっています。

しかも、ノルマルヘキサンという劇薬で抽出し、加熱処理されてつくられているのですが、この製造法は問題アリなのです。ノルマルヘキサンが有害物質であるうえに、精製する際に原料の飽和脂肪酸の分子構造が変化し、トランス脂肪酸(植物油脂)になります。

そこへ酸化防止剤など、さまざまな添加物が加えられたのが一般的なサラダオイルで、添加物のなかには欧米で発ガン物質として使用禁止になっているものもあるのです。しかも、原材料には遺伝子組み換え作物が使われているものがほとんどなのです。

人生で水の次に液体として摂取が多い油の選択が自分の細胞の質を決めることになります。細胞が痛むと自動的に全身で炎症が起こり続けます。油の選択は慢性炎症の発生を決定づけます。

アトピー性皮膚炎・鼻炎・皮膚アレルギーだけにとどまらず、全身の炎症という炎症にかかわっており、がんなどの生活習慣病でさえも左右するカギとなります。日々のパフォーマンスを落とさないためにも、真面目に気を付けましょう。

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Rr.Yasunaga|社会毒の科学
みなさんの症状改善や体質改善に少しでも役立ち、食生活改善に生かせれば幸いです。