最低限、殴り返される覚悟がないなら、誰かを殴っちゃダメだと思う
兵庫県知事選後に行われた百条委員会の動画を見ました。
2時間くらいあり一度には見られないので、ちょっとずつ見ていこうと思っています。
とりあえず最初の方だけ見たのですが、
何だろう?数人の委員の被害者アピール
違和感しかありません。
世論の風向きが変わってから、百条委員会メンバー含め斎藤知事おろしに動いた方々への批判の声は日に日に増していきました。
その中で、一部の人たちに行き過ぎた言動があり、それに対して百条委員会のメンバーやその他の県議が精神的ダメージを受けたり、身の危険を感じたのは事実だったんでしょう。
でも、それは斎藤知事も味わった事だと思いますよ。
多分、奥谷県議たちの比ではないくらい。
そして、斎藤知事にそんなダメージを与えた張本人の1人が奥谷さんなのではないですか?
殴られたからといって、同じように殴り返していいわけではない。
どちらも殴るのはダメ。
でも、これを言っていいのは当人以外だけ。
誰かに殴りかかった当人が言ってはいけない。
そういうの、日本では「自分のやった事は棚に上げて〜」って言います。
今だと、おまゆうって言うのかな?
「SPY×FAMILY」のヨルさんのセリフに、
「人に刃を向けた者は、自分に刃を向けられても文句は言えない」
というものがありました。
やり返される事も覚悟した上で仕掛けるのが、喧嘩。
安全な所から、または数にまかせて、なんの覚悟もなく他者に石を投げるのはイジメと言う。
結論が出てないのに、証明がまだできてないのに、一方的に決めつけて社会的制裁を加える事を私刑と言う。
たとえ、自分では正義のつもりでも。
今回は、正義感からだったのかどうかすら危ういですけど。
百条委員会の中で、白髪のダンディなおじさま(上野さん?宣材写真と違いすぎて別人に見えるんですけど)が「言葉の暴力、ネットの暴力・・・、奥さんが狂乱して・・・錯乱して・・・」と、奥谷さん、丸尾さんら批判を浴びた県議やそのご家族の被害をセンセーショナルな言葉で訴えてましたけど、それを言うなら、斎藤知事はそれに加えてメディアリンチ、自民と維新の手のひら返しなど、もっと恐怖と絶望、孤独を味わったと思いますよ。
それを与えたのは奥谷さんたちでしょ。
自分がやってきた事が自分に返ってきただけです。
誹謗中傷、言葉の暴力はダメ。
それを煽った人たちなんだから、自分たちが同じ事をやられても仕方がないという事はない。
誰に対してもダメなものはダメです。
でも、それを奥谷さんたち自身が言っちゃいけない。
言うなら、まず自分たちが同様の事を斎藤知事にやった、或いは煽った事を認めて謝ってから。
まず自分の非を認めてから、改めて被害を訴えて下さい。
とりあえず、第三者委員会と百条委員会の結論が出てないのに不信任決議を出した所から間違いを認めた方がいいと思います。
今回の県民の判断は、あの不信任決議を無効として差し戻したって事ですから。
斎藤知事を支持するしない以前に、そもそもあの不信任決議がおかしいよねって所からダメ出しされたと解釈した方がいいと思います。
まずはそこから。