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家賃3万円生活のすゝめ
物価や家賃の上昇が続く現代社会。
逆に水準を自ら落としたらどうなるだろうかと(笑)
そんな好奇心から家賃3万円生活を開始しました。
一週間ほど私用で家賃3万円の家に住んだ経験があるのですが、それが意外と精神的に鍛えられたし、満たされる感覚があったので、当時の心境をシェアしていきたいと思います。
質素な生活の中に楽しみを見つける能力を身が嫌でも身に付く
家賃3万円生活では、生活全体が質素になります。
私が住んだ家は生活に必要最低限の家具家電しかありませんでしたし、停電で電気もガスも止まっていましたので、修行僧のような生活をしていたので、そんな中でも楽しみを見つけないとやってられません。
たとえば、狭いスペースを工夫して快適にするアイデアを練ることや、地元の図書館や公園といった無料で楽しめる場所を探すことも楽しみの一つ。カフェで一番安いホットミルクを頼んで、電気を貸してもらったり。元々備わっていたサバイブする能力が開花するような感覚です。
物質的な豊かさに頼らずとも、小さな幸せを見つける力が自然と養われるのです。
強制的に生活レベルを落とすことができる
強制的に生活レベルを落とす手段にもなり得ます。
この制約を自分に課すことによって、浪費や無駄遣いを自然と控えられるようになります。
限られた資源の中で生活をすると、お金を使う場所にも考えが巡りますので、自分にとって本当に必要なことを真剣に考えるようになります。
生活水準は自分が気づかないうちに上がっているものです。
質素な生活をすることにより、そのことに気がつくことができます。
生活水準が高まっている今の世の中の当たり前に深く感謝できる
私たちは当たり前のように温かいシャワーや電気を使い、便利な家電に囲まれています。しかし、それがどれほど貴重かを意識する機会は少ないのではないでしょうか。
家賃3万円生活は、こうした便利さを一度見直す機会を与えてくれます。節約のために自炊を始めれば、外食のありがたさが身に染みますし、エアコンを控えれば、四季の厳しさを体感することで自然への敬意も芽生えます。これにより、日常の中に感謝が増え、心が豊かになるのです。
自分にとって本当に必要なものが見えてくる
限られたスペースと予算の中で生活することで、何が自分にとって本当に大切かが明確になります。たとえば、不要な物を手放し、シンプルな暮らしに移行すると、自分を本当に幸せにしてくれるものが何かを深く考えるようになります。
このプロセスを通じて、自分の価値観がクリアになり、無駄な欲望に振り回されない自分を手に入れることができます。
足りないものを補おうとする人間の本質からハングリー精神を養う
制約の多い生活は、人間に新たな工夫を生み出させる原動力となります。足りないものをどう補うか、どう代替するかを考えることで、創意工夫の力や粘り強さが身につきます。
例えば、限られた収納スペースを最大限に活用するためのDIYスキルや、安価で栄養価の高い食材を使った料理のアイデアなど、生活そのものがクリエイティブな挑戦になります。この挑戦が、ハングリー精神を育み、どんな環境でも前向きに生きる力を与えてくれるのです。
おわりに
家賃3万円生活は、一見すると苦しい選択肢に思えるかもしれません。しかし、それを実践することで得られるのは、物質的な豊かさを超えた人生の充実感です。質素な中で楽しみを見つけ、感謝の心を育み、本当に必要なものを見極める力を手に入れられるこの生活を、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?