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礼を無視する者を信用するな

(書き下し文)
孔子、季氏(きし)を謂(い)ふ、八佾(はついつ)庭(にわ)に舞(ま)はしむ。是れをも忍(しの)ぶ可(べ)くんば、孰(いず)れをか忍ぶ可からざらんや、と。

(現代語訳)
孔子先生が季氏について言われた。「魯の国の大夫にすぎないのに、天子しか催せないはずの八佾を庭で行っている。こんなことを平気でやれる者は、どんな悪事でもやってのけてしまうだろう」。

(理解と学び)
礼儀やしきたりには、行事そのものにも深い意味があるが、それを守るか否かにより人間の判別が出来るものでもある。
こうした礼儀やしきたりを守らない人間は、自分勝手な一面があり、信用に値しないと思います。
ちょっとした行いの中にも、その人の人間性が鏡のように映し出されるもので、その行いにより、未来が枝分かれしてゆく。
つくづく社会は上手くできているなと面白く思う。

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